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【 毛髪診断士監修 】【美容師監修】 正しいトリートメントの使い方は?効果を高めるポイントや注意点も解説!

掲載日:2023.10.14 更新日:2023.10.14


美しい髪を目指すにはトリートメントを正しく使用することが効果的です。トリートメント剤は使い方によって効果に違いが出るのをご存じでしょうか。正しい使い方をすれば、トリートメントの効果がより高まります。この記事では、トリートメントの正しい使い方について詳しく紹介します。健康的な髪を目指す方は参考にしてみてください。

この記事の監修
美容師・ヘアメディカルサロン銀座 店長

美容師・ヘアメディカルサロン銀座 店長

杉本 尚也(すぎもと なおや)

2020年ヘアメディカルサロン東京入社。
2020年11月ヘアメディカル銀座オープン 店長として立ち上げを経験

トリートメントはなぜ必要なの?

トリートメントはなぜ必要なの?

トリートメントは髪のダメージを補修する働きだけでなく、外的ダメージから守る役割もあり、日々のケアには欠かせません。

髪は日常生活の中でダメージを受け続けています。ダメージを放置すると、髪から水分や栄養素が流出してパサパサになってしまいます。その状態ではさらにダメージを受けやすいため、トリートメントで髪を保護するのが大切です。

また、カラーやパーマをしている場合も髪がダメージを受けているため、積極的にトリートメントをするのをおすすめします。

トリートメントの種類 使用するタイミング とくに期待できる効果
インバストリートメント シャンプーのあと 髪内部からダメージを補修
アウトバストリートメント お風呂上がり ・髪の状態が気になったら 外的ダメージから髪を保護

トリートメントには「インバストリートメント」と「アウトバストリートメント」の2種類があります。インバストリートメントはシャンプーのあとに使用し、髪の内部からのダメージ補修が可能です。 アウトバストリートメントも補修効果はありますが、熱や摩擦などの外的ダメージからの保護に特化しています。それぞれの使い方もあわせて解説しますので見ていきましょう。

インバストリートメントの使い方【洗い流すタイプ】

インバストリートメントの使い方【洗い流すタイプ】

まずは洗い流すタイプのインバストリートメントについて、正しい使い方を解説します。インバストリートメントがしっかり効果を発揮するためのポイントを押さえましょう。

1.シャンプー後はしっかり水気を切る

シャンプーのあとは、トリートメントの成分を髪の内部に浸透しやすくさせるために、髪の水気をしっかり切りましょう。手で髪を絞ったときに、水がしたたり落ちない程度が目安です。
あまり強く絞ると髪にダメージを与えてしまうので、優しく絞るようにしましょう。

2.毛先から順にトリートメントをつける

水気を切ったら、トリートメントを毛先から頭皮に向かってつけます。髪全体につけたら、毛先をもみこむようにしてなじませるとよいでしょう。トリートメントはたっぷりつければよいわけではないので、使用量の目安は必ずチェックしてください。

通常トリートメントは頭皮にはつけませんが、頭皮の保護もできるトリートメントパックを使っている場合は、頭皮と髪をマッサージしながらなじませると効果的です。

3.コーミングをする

トリートメントを塗ったあとはくしを使ってコーミングをすると、髪全体にトリートメント成分が行き渡りやすくなります。目の細かいくしを使うとトリートメント成分を落としてしまったり、髪の毛との摩擦が起こりダメージを与えてしまったりする場合があるので、目の粗いくしを使うのがおすすめです。

4.トリートメントが浸透するまで時間を置く

トリートメントの成分を髪の内部へ浸透させるために、3分ほど時間を置きましょう。あまり時間を長く置きすぎても髪によくありません。ヘアカラーの色落ちの原因になってしまう場合もあるので注意が必要です。

推奨される時間はメーカーやトリートメントごとに違うため、お使いのトリートメントの用法を確認するとよいでしょう。

5.しっかり洗い流す

トリートメントをすすぐときは、ぬるぬる感がなくなるまでしっかりと洗い流しましょう。すすぎ過ぎるとトリートメントの効果が減ってしまいますが、トリートメントが頭皮に残っていると、かゆみや炎症、フケなど頭皮のトラブルにもつながるため注意が必要です。髪がしっとりとした手触りになる程度にすすぎましょう。

6.ドライヤーで乾かす

いつまでも半乾きの状態で過ごしていると、頭皮で雑菌が繁殖してしまい、炎症やかゆみの原因となる場合があります。まずはしっかりタオルドライし、ドライヤーを正しく使って髪の傷みを最小限に抑えながら乾かしましょう。

ドライヤーは髪から10~15cmほど離し、温風を同じ場所に当て続けないのがダメージを抑えるポイントです。

アウトバストリートメントの使い方【洗い流さないタイプ】

アウトバストリートメントの使い方【洗い流さないタイプ】

洗い流さないタイプのアウトバストリートメントはどのタイミングでも使える手軽さが特徴です。ここではより効果的な、お風呂上がりに使う方法について紹介します。

1.タオルドライをする

お風呂から上がったらタオルドライをして、トリートメント成分を浸透しやすくさせるのがポイントです。まずは、髪全体をタオルで覆い、押さえるようにして頭皮の水分を拭き取ります。次に、髪の中間から毛先にかけて優しく拭いていきましょう。

濡れた髪はダメージを受けやすく、ゴシゴシするとダメージになってしまうので注意が必要です。

2.コーミングをして髪を整える

タオルドライのあとは、くしでコーミングして、キューティクルを整えます。アウトバストリートメントをつける前に髪を整えておくと、ムラなく均一になじませやすくなります。

インバストリートメントのときと同様に、目の細かいくしを使うとダメージになる場合があるので、目の粗いくしを使うようにしましょう。

3.手のひらに伸ばして毛先から順番につける

トリートメントを適量取り出して、手のひらでなじませましょう。手でトリートメントを温めると、髪に浸透しやすくなります。適量は商品によって異なるため、お持ちの商品の適量をご確認ください。

トリートメントを手のひらに伸ばしたら、毛先から順番にトリートメントをつけます。髪の間にも行き渡るよう、手ぐしを通すようにつけましょう。パーマやくせ毛で手ぐしが通りにくい人は、もみこむようにつけるのがポイントです。

前髪には最後に、手のひらに余ったトリートメントをつけます。髪の根元にはつけないように注意しましょう。

4.再びコーミングをする

トリートメントをつけた後は、再び目の粗いくしでコーミングします。コーミングすると、トリートメント成分が髪全体に行き渡りやすくなります。髪の表面だけでなく、内側からもコーミングするのが、トリートメントをムラなく行き渡らせるポイントです。

5.ドライヤーで乾かす

最後に、ドライヤーで髪全体を乾かします。髪からドライヤーを離して、全体に風を当てましょう。乾かし方のポイントについては、インバストリートメントの使い方で詳しく解説していますので参考にしてみてください。

そもそも髪が傷む理由は?

そもそも髪が傷む理由は?

  • 薬品 :ヘアカラー・パーマ
  • 熱  :ドライヤー・ヘアアイロン
  • 摩擦 :枕・ブラッシング
  • 紫外線:日光

髪は気がつかないうちに、日々いろいろなダメージにさらされています。ヘアカラーやパーマによるダメージはもちろん、日光や摩擦によってもダメージは起こります。原因を知り、できる限り対策をしましょう。

薬品

ヘアカラーやパーマ剤などの薬品は、髪が傷む原因の一つです。薬剤にはアルカリ性の成分が含まれており、キューティクルを開かせる作用があります。キューティクルが開くと、髪の乾燥を招いてしまいます。とくに、短期間でカラーやパーマを繰り返した場合にダメージが深刻になるケースがあるので、注意しましょう。

ヘアアイロンなどで加わる熱も、髪の傷みにつながります。髪はケラチンというタンパク質が主な構成要素です。熱によって髪内部のタンパク質が変性し、固まってしまうと髪の内部に空洞ができて潤いがなくなります。ドライヤーは適切に使えば髪の温度は上がりすぎないため、ダメージはほとんどありません。

摩擦

髪は摩擦をうけると、キューティクルが剥がれてダメージを受けてしまいます。とくに、髪が濡れると、キューティクルが開いて摩擦によるダメージを受けやすい状態になるのです。その状態で目の細かいくしで何度もコーミングをしたり、髪を乾かさずに寝てしまい枕と髪がこすれたりすると、キューティクルが傷ついて髪へのダメージになります。

紫外線

紫外線もキューティクルが開いて、髪がダメージを受ける原因です。キューティクルが開くと髪内部の水分や栄養が流出して、髪のパサつきにつながります。また、紫外線が頭皮に当たると髪の成長に影響を及ぼし、薄毛につながる場合もあるので注意しましょう。髪にも日焼け止めを塗ったり、帽子をかぶったりして対策できます。

トリートメントとリンス・コンディショナーの違い

トリートメントとリンス・コンディショナーの違い

髪は日々ダメージを受けていますが、毎日のケアに何を使えばいいか悩む場合もあるでしょう。髪を補修する商品にはトリートメントとリンス・コンディショナーがあります。ここでは、それぞれの違いについて解説します。

トリートメント 髪の「内部」に成分を浸透させて髪を補修する
リンス・コンディショナー 髪の「表面」をなめらかにして髪を保護する

トリートメントとリンス・コンディショナーの大きな違いは、髪の内部から補修するか、表面を保護するかです。トリートメントは、前述のとおり髪の内部に成分を浸透させるのが特徴です。また、リンス・コンディショナーが持っている、髪の表面をなめらかにする機能も備えています。

一方で、リンス・コンディショナーは同じものとして考えられており、いずれも髪の表面をなめらかにして外的ダメージから保護します。基本的には髪の表面の保護が目的ですが、リンス・コンディショナーの中にも、髪の内部から補修する機能を持っているタイプもあります。

メーカーによって定義が異なるため、製品ごとに確認して使用するのがよいでしょう。

トリートメントを選ぶポイント

トリートメントを選ぶポイント

自分に合ったトリートメントは、自分の髪質や、髪の悩み、好みの仕上がりなどに合わせて選ぶのがよいでしょう。例えば、髪のパサつきや広がりが気になる場合はしっとりするタイプを。髪がぺたんとしてしまう方は、髪がふわりと仕上がるタイプなど、髪の悩みにあわせて多くのラインナップがあります。

また、トリートメントは前述のとおりインバストリートメントとアウトバストリートメントの2種類に分かれます。髪のダメージを集中して補修したい場合はインバストリートメントを、髪を補修しながらダメージを防ぎたい場合はアウトバストリートメントを選ぶのがおすすめです。

トリートメントを正しく使って、効果を最大限に引き出そう!

トリートメントの効果を最大限に引き出すためには、髪にダメージを与えず、正しい方法で使用するのが大切です。髪の摩擦を防いだり放置時間を守ったりなど、このコラムを参考にコツをおさえてケアをしてみてください。

また、トリートメントにはさまざまな種類があり、商品によってその特徴が違います。パッケージの説明をよく読み、自身の髪質に合ったものを選ぶのが大切です。トリートメントを上手に使って健康的な髪を目指しましょう。

動画内で使用したトリートメントパックはこちら!

動画内で使用したトリートメントパックはこちら!

動画にも登場したスカルプDボーテは、女性の頭皮環境に着目して開発された薬用スカルプシャンプーとトリートメントパックです。髪質のお悩み別に4種類の組み合わせからお選びいただけます。無料の「おとな髪診断」で9問の質問に答えると、どの組み合わせが自身の髪質に合っているか気軽に診断いただけますので、この機会に試してみてくださいね。

この記事の監修
美容師・ヘアメディカルサロン銀座 店長

美容師・ヘアメディカルサロン銀座 店長

杉本 尚也(すぎもと なおや)

2020年ヘアメディカルサロン東京入社。
2020年11月ヘアメディカル銀座オープン 店長として立ち上げを経験

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