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【 毛髪診断士監修 】頭皮に角栓ができる原因とは?クレンジング方法と予防について解説

掲載日:2020.03.12 更新日:2020.03.12

角栓は顔にできるイメージがあると思いますが、実は頭皮にもできることがあります。角栓は髪や頭皮に悪影響を与えたり、トラブルのサインだったりするのか不安な方も多いのではないでしょうか。そこで今回は頭皮にできる角栓の原因や除去方法、角栓の発生を予防する対策法を紹介します。

この記事の監修
日本毛髪科学協会 毛髪診断士

日本毛髪科学協会 毛髪診断士

北浦 優平 (きたうら ゆうへい)

2018年アンファー株式会社商品開発課に中途社員として入社。
これまでの経歴としては美容師/美容商品の営業などを経験。
そんな経験を活かし入社後担当したブランドは
男性商品となる「スカルプDブランド」や新規ブランド「DISM」の立ち上げ、
また「スカルプD オーガニックブランド」を担当。
現在は女性商品となる「スカルプDボーテブランド」の商品開発を担当。

頭皮に角栓ができる原因ともたらす悪影響について

頭皮に角栓ができる原因

角栓は、皮脂や頭皮の老廃物が固まったものです。人の肌は常に古い皮膚がはがれ、新しい皮膚に生まれ変わっていきますが、頭皮も例外ではありません。

そしてその老廃物は通常、洗髪などで落ちますが洗髪方法が正しくない、洗髪で落とすのが間に合わないほど皮脂が過剰に分泌される、などの原因で毛穴に溜まって角栓となるのです。そして角栓が大きくなるほど、毛穴が詰まりやすくなります。

頭皮の角栓の悪影響①毛穴が詰まり頭皮環境悪化の原因に

角栓は見た目が不潔なだけではなく、抜け毛や薄毛の原因にもなります。角栓によって毛穴が詰まると頭皮の血行不良や、他の毛を圧迫してしまうなどのトラブルが起こります。その結果、健康な髪が育ちにくくなり、髪が弱ってしまうことで抜け毛や薄毛になってしまいます。

頭皮の角栓の悪影響②かゆみや皮膚炎の危険も

角栓を放置すると、毛穴が覆われてしまい皮脂が外に出られなくなってしまいます。それによって毛穴内に過剰な皮脂が溜まってしまい、結果、ニキビや炎症を引き起こしてしまいます。

毛穴に皮脂が溜まると皮膚炎になる可能性があります。皮膚炎になると頭皮がかゆくなったり、ターンオーバーが早まることで若い表面がめくれてしまったりします。

角栓を放置してしまうと、頭皮の臭いが発生することも。角栓自体に臭いはありませんが、常在菌が角栓や皮脂を分解するときにノネナールや低級脂肪酸、アルデヒドなどが発生し、これらが嫌な臭いを放ちます。

頭皮の角栓はクレンジングで除去しよう

頭皮にできた角栓は、抜け毛や薄毛、嫌な臭いを放つなどさまざまな悪影響を及ぼすので、速やかに取り除きましょう。
頭皮の角栓を取り除く方法としては、頭皮のクレンジングが有効です。ここでは、頭皮のクレンジングが自宅でも可能なのか、またどのようにすればよいのかを詳しく解説します。

頭皮クレンジングは自宅でできる

頭皮のクレンジングというと、ヘッドスパやサウナなど特別な施設に行かないとできないイメージがあると思いますが、実は頭皮のクレンジングは自宅でもできます。ここでは、自宅で手軽にできるクレンジングの方法をいくつか紹介します。

頭皮クレンジング手順①オイル・炭酸水を用意する

頭皮のクレンジングには、市販の頭皮のクレンジングオイルやメイク落とし用のクレンジングオイル、もしくは無糖の炭酸水を使用します。

角栓の主な成分である老廃物は古いタンパク質です。炭酸水はタンパク質汚れと結び付きやすく、クレンジングにおすすめです。オイルは500円玉程度、無糖の炭酸水は頭全体に馴染む程度なので、500mlのペットボトルがあれば十分でしょう。

頭皮クレンジング手順②頭皮をマッサージする

クレンジングのやり方は、オイルもしくは炭酸水を頭に馴染ませたら、指の腹で優しく揉みこむように1~3分程度マッサージします。このとき、よりオイルや炭酸水をしみ込ませたいからと強過ぎる力で揉みこんだり、激しく頭皮をこすったりすると、頭皮に傷がつき逆効果になりますので注意しましょう。

クレンジングの頻度としては、週に1、2回程度が適切です。早く角栓を取り除きたい、角栓を溜めたくない、と毎日クレンジングをしてしまうと、頭皮を乾燥から守ってくれる必要な皮脂まで取り去ってしまいます。

頭皮が乾燥するとフケや抜け毛、薄毛の原因になってしまうので、頭皮クレンジングの頻度には気をつけましょう。

角栓予防にはシャンプーと洗髪方法の見直しも重要

できてしまった角栓は洗髪やクレンジングなどで取り除くことができますが、そもそも角栓ができないように予防することも大切です。角栓を予防するためには、まずはシャンプーと洗髪方法を見直すことから始めましょう。

角栓を防ぐシャンプーとは?

シャンプーは一般的に、高級アルコール系、せっけん系、アミノ酸系の3つの種類があります。アミノ酸系シャンプーは、一般的に洗浄力がマイルドで、頭皮の潤いを守ってくれることが特徴です。
角栓を防ごうと洗浄力の強すぎるシャンプーを使うと、逆に頭皮が乾燥したり、皮脂の分泌が過剰になったりと悪影響が出てしまうこともあります。
角栓を防ぐには頭皮への刺激が少ないシャンプーで、1日1回、その日の汚れはその日のうちに落とすことが大切です。

洗髪方法①ブラシ・予洗いで汚れを落とす

角栓は、古い皮脂や老廃物が溜まることで発生します。つまり、古い皮脂や老廃物をしっかり取り除けば角栓の予防ができるということです。

髪を洗う前にはブラシで髪をとかし、お湯だけで髪と頭皮を洗う予洗いをして、大まかな汚れを落としましょう。事前に大体の汚れを落とすことで、シャンプーで洗うときに残った汚れが落ちやすくなります。

髪を洗う時に、髪だけさっと濡らしてシャンプーを付ける人がいますが、頭皮環境を整えるために最も落とすべき汚れは頭皮のほこりや汚れなので、髪だけでなく頭皮にもしっかりお湯を当てて洗うようにしましょう。

洗髪方法②爪を立てて洗わない

頭皮の角栓をかき出そうとして、爪を立ててゴシゴシと洗髪する人がいますが、かえって頭皮を傷つけてしまうため止めましょう。頭皮が傷つくと、炎症などの頭皮トラブルが起きやすくなります。頭を洗うときは指の腹で優しくマッサージするように洗うことが大切です。

洗髪方法③すすぎは丁寧に

角栓は頭皮に残った古い皮脂や老廃物が原因なので、すすぎを丁寧に行い、汚れをしっかり落としましょう。また、シャンプーやトリートメントが頭皮についたままだと、それが刺激となって毛穴の詰まりを引き起こす可能性があるので、しっかりとすすぎ落しましょう。

また、髪の長い女性は、髪の毛をすすぐことに気を取られて、襟足や耳の後ろなどの頭皮にすすぎ残しがあることが多いです。すすぎは時間をかけて、流し残しがないように丁寧に行いましょう。

頭皮の角栓は毎日のケアで減らせる!

頭皮の角栓予防として、生活習慣を見直すことも有効な対策です。頭皮の角栓は古い皮脂や老廃物によってできますが、乱れた生活習慣によって皮脂が過剰に分泌されることも、角栓が発生する原因となります。

以下のような生活習慣を正し、皮脂の過剰分泌を減らすことができれば、角栓を予防することができるでしょう。

  • バランスの整った食事
  • 十分な睡眠

バランスの整った食事

頭皮の皮脂が過剰に分泌され、角栓が増えたと感じる場合、食生活を見直してみましょう。インスタント食品やファストフードなど、脂分の多い食事ばかり取っていると、皮脂が過剰に分泌されてしまいます。

頭皮の角栓を予防するためには、バランスの良い食事を取ることが大切です。特に、女性は綺麗な髪を育てるためにも、髪の栄養素となるタンパク質やビタミン、亜鉛などのミネラル分を積極的に取りましょう。

十分な睡眠

角栓を予防するためには、健康な頭皮を育てることが大切ですが、そのためには睡眠が欠かせません。人は寝ている間に細胞を修復していますが、それは頭皮でも同じこと。
十分な睡眠が取れていないと、頭皮のダメージが修復されず不健康な頭皮になってしまいます。頭皮が不健康だと、髪がきちんと成長しません。

夜の10時から夜中の2時にかけては、成長ホルモンが最も分泌されるゴールデンタイムです。この時間にはなるべく眠れているようにしてみましょう。

頭皮の角栓はクレンジングと日々のケアで防ごう

頭皮の角栓は、古い皮脂や角質が毛穴に詰まったものです。角栓を放置すると、見た目が不潔であるだけでなく、髪が弱って抜けやすくなったり、炎症やニキビができたりとさまざまな悪影響が出てきてしまいます。
そのため、頭皮に角栓ができた、頭皮がべたべたしていると感じたら、頭皮クレンジングで角栓を除去しましょう。また、クレンジングの他に洗髪方法やシャンプー、生活習慣を見直すことで角栓を予防することも可能です。日々できることから対策を始め、角栓のない美しい頭皮を目指しましょう。

この記事の監修
日本毛髪科学協会 毛髪診断士

日本毛髪科学協会 毛髪診断士

北浦 優平 (きたうら ゆうへい)

2018年アンファー株式会社商品開発課に中途社員として入社。
これまでの経歴としては美容師/美容商品の営業などを経験。
そんな経験を活かし入社後担当したブランドは
男性商品となる「スカルプDブランド」や新規ブランド「DISM」の立ち上げ、
また「スカルプD オーガニックブランド」を担当。
現在は女性商品となる「スカルプDボーテブランド」の商品開発を担当。

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