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髪の毛が細くなってしまった!原因とシャンプーや生活習慣での対策について

掲載日:2020.10.08 更新日:2023.03.23

髪が細くなってしまう原因はなんでしょう?加齢もありますが、食生活の乱れやストレス、間違ったヘアケアが原因となることもあります。そこで今回は、髪が細くなってしまう対策をご紹介します。髪に良い栄養を十分にとり、正しい洗髪を行うなど今すぐ始められることばかりなので、ぜひチェックしてみてください。

この記事の監修
日本毛髪科学協会 毛髪診断士

日本毛髪科学協会 毛髪診断士

吉田 愛(よしだ あい)

2015年アンファー株式会社入社。スカルプDのマーケティング、経営企画を経験。
2019年から商品開発に従事し、スカルプD ボーテブランドの商品開発責任者を担当。

髪の毛が細くなる原因とは?

髪の毛が細くなる原因とは?

以前と比べて髪の毛が細くなったと感じる場合、以下のような原因が考えられます。

  • 加齢
  • 食生活の乱れ
  • 間違った洗髪やヘアケア
  • 睡眠不足
  • 過度なストレス
など

髪が細くなる原因として、まず加齢が挙げられます。歳を重ねるごとに髪の毛が細くなっていくと言われています。これには女性ホルモンのエストロゲンが関係しており、歳を重ねるごとに分泌量が減って、髪の成長期が短くなるなどの現象が起こることで髪が細くなってしまうのです。

ただ、髪が細くなるのは加齢だけが原因ではなく、食生活の乱れや睡眠不足、過度なストレスなど生活習慣に起因する場合もあります。栄養が十分に摂れていなければ、健康な髪は育てられません。また、過度なストレスを受けるなどで血流が悪化してしまえば、せっかく摂った栄養が頭皮まで届かないこともあります。

間違った洗髪やヘアケアを続けることで頭皮環境を悪化させ、健康的な髪の毛を育てられていない可能性もあります。髪を育てるために頭皮環境は重要なので、適切なヘアケアを心掛けましょう。

【細毛の対策①】食生活を改善する

髪が必要としている栄養が不足することで、細く弱々しい髪の毛になってしまうことがあります。下記のような栄養素を積極的に摂り、健康的な髪の毛を育てましょう。

髪質改善に良い栄養素 効果 食べ物
タンパク質 パサつき、枝毛、切れ毛予防 肉類・大豆製品・卵など
オメガ3脂肪酸 毛髪の成長を促す えごま油、アマニ油、青魚など
イソフラボン 髪にハリ、コシを与える 納豆・豆腐・豆乳など

髪に良い栄養素とは?

髪の主成分であるケラチンは、タンパク質から作られています。そのため、髪のためにはまずタンパク質を摂るとよいでしょう。
また、オメガ3脂肪酸は血行をよくして毛髪の成長を促す効果が期待できます。頭皮の乾燥や過剰な皮脂などがあれば、頭皮トラブルにも繋がり、髪を育てにくくなってしまうことも考えられます。

イソフラボンの一種が体内で変化することで、「エクオール」を作り出します。このエクオールはエストロゲンと似た働きをするといわれているため、女性は特に摂りたい栄養素です。生活習慣はもちろん、抗えない加齢でエストロゲンは減少してしまいますが、毎日の食事で補給してみましょう。髪のハリコシを取り戻すことが期待できます。

足りない栄養素はサプリメントで補う

髪の毛に必要な栄養素を補うために、サプリメントも検討するのもよいでしょう。もちろん食事から摂れるのが一番よいのですが、なかなか摂りづらい栄養素もあるかもしれません。
ただしサプリの場合は手軽な分、摂り過ぎに注意し足りない分を補う程度に留めておきましょう。

【細毛の対策②】正しい洗髪方法とシャンプー・ヘアケアの見直し

【細毛の対策②】正しい洗髪方法とシャンプー・ヘアケアの見直し

毎日行う洗髪が間違っていると、頭皮の状態を悪化させ、太く健康的な髪の毛を育てることは難しくなるでしょう。ここでは正しい洗髪方法や、シャンプー選び、ヘアケアの見直しについて解説します。

正しい洗髪方法

頭皮を良い状態に保つために、まず洗髪方法を確認しましょう。

髪を濡らす前に、ブラッシングで頭皮や髪の毛の汚れを浮かせます
そのあと、シャワーで髪を濡らしますが、この時の予洗いは丁寧にしっかりと行ってください。38℃程度のぬるま湯で5分程度行うのがおすすめです。毛穴も開き、頭皮の汚れが落としやすくなります。

予洗いが終わったら、シャンプーで洗っていきましょう。シャンプー液は手のひらに取り出し、しっかりと泡立ててから頭皮につけましょう。泡立てずシャンプー液のままつけてしまうと、髪の上で泡立てることになるので頭皮に刺激を与え、頭皮トラブルに繋がる恐れもあります。
泡立てたシャンプーで、指の腹を使って頭皮をマッサージするように優しく洗ってください。

すすぎは、シャンプーの倍くらいの時間をかけて行います。シャンプーは洗剤の一種のため、残ってしまうと頭皮に刺激を与えかねません。生え際や耳の周辺は洗い残しやすい部分なので要注意です。ぬめりがなくなるまで、全体をまんべんなくすすぎましょう。

シャンプー選び

ヘアケアの基本はシャンプーなので、自分の頭皮に合ったものを使いましょう。家族が使っているものをなんとなく使っている人もいるかもしれませんが、頭皮の状態は人それぞれです。自分に合ったシャンプーを選び、使うようにしましょう。

また、ずっと使い続けているシャンプーもよいのですが、頭皮の状態は季節によって変わることもあります。乾燥する時期には保湿効果のあるものを選ぶなど、今の自分の頭皮状態を確認し、その時に合ったものを選ぶ方がよいでしょう。

ヘアケアの見直し

健康な髪を育てるためには、頭皮を良い状態に保つことが大切です。シャンプー後にドライヤーはしていますか?
髪は熱に弱いからドライヤーをせずに自然乾燥で済ませる人もいますが、これはNG。
頭皮が湿った状態が続くと、菌が繁殖しやすい環境を作ってしまいます。頭皮の常在菌であるマラセチア菌は、ほどよい温度と多湿を好むことから、まさにシャンプー後の頭皮は繁殖しやすい環境です。マラセチア菌は過剰に増えすぎてしまうと頭皮環境の悪化につながります。

また、髪の毛はキューティクルに保護されていますが、濡れた状態のままだと開いて剥がれやすくなります。髪の内部にある水分が蒸発し、髪がパサパサになる原因にもつながります。
シャンプー後の自然乾燥はやめて、ドライヤーで乾かすようにしましょう。

【細毛の対策③】適度な睡眠

【細毛の対策③】適度な睡眠

睡眠不足にならないよう、1日6~8時間程度の睡眠を心掛けるようにしましょう。睡眠中は成長ホルモンが分泌され、傷ついた体を修復してくれます。
特に入眠してすぐ訪れるノンレム睡眠の時に、成長ホルモンが多く分泌されるので、スムーズに眠りにつけるよう工夫するのがおすすめです。

就寝する1時間前までには、食事は済ませておき、寝る時には胃が休める状態にしましょう。また、寝る前にはテレビやスマホなど、光を発するものは避け、脳に刺激を与えないようにするのも有効です。

【細毛の対策④】ストレスの発散

ストレスは心身ともに負担を与えてしまいます。溜め込まず、こまめに発散するようにしましょう。
お腹から大きな声を出すと、横隔膜が動き、自律神経を刺激し交感神経と副交感神経の切り替えがしやすくなります。大声で話す機会などは普段の生活では限られるので、ストレス発散を兼ねてカラオケで熱唱するのもよいでしょう。
感情を動かされた時に出る涙は、ストレスホルモンとされる「コルチゾール」を排出するとされているので、映画や小説など感動的な物語に触れるのもおすすめ。

また、運動すると幸せホルモンである「エンドルフィン」や「セロトニン」が分泌され、ストレス発散になります。血行促進も同時にでき、栄養を頭皮に届けやすくなりますから、毎日運動するようにしましょう。

髪が細くなっても諦めないで!シャンプー方法や生活習慣の改善ではやめの対策を

髪が細くなっても諦めないで!シャンプー方法や生活習慣の改善ではやめの対策を

髪の毛が細くなったと悩む女性に、その原因や対策法をご紹介しました。加齢だけでなく、生活習慣やヘアケアが原因で髪が細くなっていることもあります。食生活を改善し、十分な栄養を摂るようにしましょう。

また、自分の頭皮状態にあったシャンプーを選び、正しい洗髪方法で行うことや、適度な睡眠ストレス発散も大切です。ご紹介した細毛の対策法の中から、できることを選びすぐ始めることをおすすめします。

この記事の監修
日本毛髪科学協会 毛髪診断士

日本毛髪科学協会 毛髪診断士

吉田 愛(よしだ あい)

2015年アンファー株式会社入社。スカルプDのマーケティング、経営企画を経験。
2019年から商品開発に従事し、スカルプD ボーテブランドの商品開発責任者を担当。

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薄毛・抜け毛・切れ毛の
FAQ記事

よくある質問

A.

女性の薄毛の原因はさまざまですが、主に加齢・女性ホルモンの減少・ストレス・副腎皮質ホルモンの減少などが挙げられます。いくつかの原因が重なって薄毛の症状が見られる場合もあります。女性の薄毛の場合は、ホルモンバランスの変化による脱毛も多いです。まず、病院で原因を詳しく調べてもらう事が、薄毛の原因を知るためには大切です。

A.

髪の毛はもともとケラチンとたんぱく質から成ります。過度のダイエットにより、毛や爪など皮膚の最外層を形成している角層の合成に不可欠な微量金属の、腸からの吸収ができなくなります。そうすると、毛は伸びない、爪も伸びず、薄くやわらかくなります。皮膚もカサカサになって、輝きがなくなります。上記のように、過度のダイエットで体内だけでなく髪にも栄養が行き渡らなくなり、その結果として抜け毛がおこり、髪が細くなる(薄毛になる)といった症状が現れる場合があります。

A.

妊娠中は出産準備のために分泌される女性ホルモンの影響で、成長期が終わるはずの髪の毛の寿命が長くなり、抜け毛が少なくなります。しかし、出産後はホルモンのバランスが急激に通常の状態に戻ります。そのため、寿命が延長されていた毛髪が突然休止期に入ることにより、一時的に抜け毛が多くなります。これは出産後約6ヶ月を過ぎると、徐々に回復していくようになります。

A.

遺伝的要素は誰にでもあります。実際に「薄毛」が遺伝するのではなく、「薄毛」になりやすい体質が遺伝し、その家系の生活習慣などが遺伝的要素として影響する(薄毛になる)と言われています。

A.

現在のところ円形脱毛症の原因ははっきりとしていません。原因としては、「自己免疫疾患」、「精神的ストレス」、「内分泌異常」、「遺伝的素因」等が考えられます。「自己免疫疾患」という説が有力ですが、精神的ストレスがきっかけの誘因になるのかもしれません。自己免疫は、外部からの侵入物を攻撃することにより、私達の身体を守っています。自己免疫疾患では、この免疫機能に何らかの異常が生じ、自己反応性の細胞や抗体が出現してきます。円形脱毛症においては、Tリンパ球が毛根を外敵と間違えて誤った攻撃命令を出すことによって起きるとされています。「T リンパ球」とは、体の中に侵入してきた有害な細菌やウィルスといった外敵を身体の細胞と区別して命令を出す細胞です。一度攻撃が始まってしまうと、多くの Tリンパ球が毛根に集まり激しい攻撃を繰り広げます。そのため毛根が破壊され、正常で元気な女性の髪の毛でさえ、突然抜け落ちてしまいます。

A.

育毛剤の使用や、パーマでボリュームを出したり、カラーリングなどで目立たなくする事は可能です。薄毛の場合は原因にもよりますが、加齢によるものや、ホルモンバランスの変化などは、円形脱毛症とは違いますから自然と治る事はまず無いと考えて、専門医師の受診をお勧めします。

A.

筋肉が凝って硬くなると、周辺の血液の流れが悪くなり髪に必要な栄養分がきちんと行き渡らなくなります。その結果、血行不良を起こし、薄毛や抜け毛をまねきますので軽い運動やストレッチで血行を良くするように心がけましょう。

A.

まずは加齢現象の一つと思ってください。髪の毛は毛球のなかにある毛乳頭細胞でつくられています。そのなかには髪の毛の色を決める色素細胞が含まれています。この色素細胞でつくられたメラニン色素が、毛の中に送り込まれ髪の毛に色がつきます。ところが、色素細胞の加齢現象により機能が低下し時には消失してしまいます。そうすると色素を持たない髪の毛が白髪になると言われています。

A.

パーマ、カラーリングともに、いくら技術が進歩したとはいえ髪にダメージを与えます。そして抜け毛の原因となるのが、パーマ液や毛染め剤が頭皮にもたらす影響です。髪の傷み自体は抜け毛の直接の原因にはなりませんが、痛んだ頭皮が髪に悪影響を与え、抜け毛の原因につながることがあります。

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