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【 毛髪診断士監修 】

Q. 切れ毛がひどい原因とは?

A. 加齢やヘアアイロンの熱、栄養不足などが原因として挙げられます

掲載日:2020.06.15 更新日:2020.06.15

切れ毛や枝毛を発見したら、早めに対処したいですよね。そこで今回は、切れ毛や枝毛ができるメカニズムや原因、そして具体的な予防方法をご紹介します。ヘアアイロンや、パーマ、カラーリングなど外的な影響もありますが、加齢や栄養不足など内的影響も無視できません。髪に必要な栄養も解説しますので、参考にして予防しましょう。

この記事の監修
日本毛髪科学協会 毛髪診断士

日本毛髪科学協会 毛髪診断士

吉田 愛(よしだ あい)

2015年アンファー株式会社入社。スカルプDのマーケティング、経営企画を経験。
2019年から商品開発に従事し、スカルプD ボーテブランドの商品開発責任者を担当。

切れ毛とは?

短い毛が増えた、ブラッシングやヘアアイロンをしていて髪がプツプツ切れる、という場合は切れ毛が発生しているかもしれません。切れ毛ができるメカニズムや原因を確認してみましょう。

切れ毛ができるメカニズム

髪の毛には3つの層があり、外側には「キューティクル」、その内側に「コルテックス」、そして、中心に「メデュラ」があります。

コルテックスにはタンパク質や水分があり、それが失われないようにキューティクルが守っています。しかし、摩擦や熱、紫外線などを受けキューティクルが開いたり、剥がれたりするともろくなり、切れ毛になることがあります。

切れ毛と枝毛の違い

通常は、少し引っ張っても切れることはありませんが、キューティクルが剥がれたりして弱っている髪の毛は、ブラッシングや少し引っ張るなどの刺激を受けることで、髪が切れることがあり、これを切れ毛と呼びます。

一方、枝毛は主に毛先部分が枝分かれした状態で、髪の水分が少なくなり髪が裂けやすくなることが発生します。

切れ毛ができる原因とは?

  • 加齢
  • ヘアアイロン、ドライヤーなどの熱
  • パーマ、カラーリングの薬剤
  • 栄養不足
など

加齢

加齢により、女性ホルモンのエストロゲンの分泌が減ることで、ホルモンバランスが崩れます。コラーゲンの生成を促し、髪を健康に育てる働きを持つエストロゲンが減り、枝毛に繋がることがあります。

ヘアアイロン、ドライヤーなどの熱

洗髪後のドライヤーはもちろん、スタリングのためにドライヤーやヘアアイロンを使う女性も多いでしょう。髪の毛は熱に弱いことから、枝毛の原因となる可能性も。

特にヘアアイロンは、ドライヤーに比べ高い温度で、引っ張ることもあるため髪に大きなダメージを与えることがあります。

パーマ、カラーリングの薬剤

パーマやカラーリングの施術を行う際、アルカリ性の強い薬剤を使うため、髪がダメージを受けやすくなります。ヘアスタイルを維持するために、定期的にかけることもあるため、繰り返すたびにダメージが重なり、切れ毛を発生させることがあります。

栄養不足

十分な栄養が摂れていないことで、髪に必要な栄養が足りず、キューティクルが薄くなる可能性があります。特に栄養は、生命を維持する器官から優先して栄養を届けていくため、不足すると頭皮や髪に栄養が回りにくくなります。こうなると髪の成長にも影響が出て、切れ毛の原因になることもあります。

枝毛・切れ毛の予防方法

枝毛や切れ毛を予防するためには以下のようなことを心掛けましょう。

  • パーマ、カラーリングの間隔を開ける
  • 栄養バランスの良い食事
  • 正しいドライヤー
など

パーマ、カラーリングの間隔を開ける

パーマやカラーリングの際に使う液剤はキューティクルを開き、内部のコルテックスにもダメージを与えます。そのため、枝毛や切れ毛の原因となってしまうことも。

継続して行うことで、ダメージが蓄積され枝毛や切れ毛が悪化してしまうこともありますが、施術の間隔をなるべく開けることで、ダメージを減らすことができるでしょう。

例えば、これまで1ヶ月に1度通っているのであれば、2ヶ月に1度程度に延ばすことでもダメージを軽減させることが期待できます。ダメージの進行を予防するために、施術後に丁寧なヘアケアをするなど心がけましょう。

栄養バランスの良い食事

栄養バランスの良い食事を食べ、栄養を十分に摂ることで枝毛や切れ毛を予防することができるでしょう。髪の主成分であるタンパク質は、大豆製品や魚介類、卵などに多く含まれています。

タンパク質を合成するために必要な亜鉛は、牡蠣やカシューナッツ、豚レバーなどに含まれています。

また、ホルモンバランスの乱れから枝毛や切れ毛になることもあります。女性ホルモンのエストロゲンと似た働きをするのがイソフラボンです。
加齢や、妊娠、出産などでホルモンバランスが大きく乱れる時などにも、意識的にイソフラボンを含む食品、豆腐や納豆、味噌などを意識的に摂るとよいでしょう。豆乳は、飲むだけで気軽にイソフラボンを摂れるのでおすすめです。

もちろん、これだけに偏るのではなくバランスよく栄養を摂るように心がけてください。

正しいドライヤー

髪の毛は熱に弱いため、ドライヤーを使うことで枝毛や切れ毛の原因となることがあります。一方で、洗髪後の自然乾燥は、頭皮が濡れた状態が続くため、雑菌を増やすなど頭皮環境を悪化させる可能性も。

洗髪後には、正しくドライヤーを使い頭皮や髪を乾かすようにしましょう。温風を当てすぎると髪に必要な水分まで奪い、乾燥を引き起こし、キューティクルを傷つけることがあります。髪から20cm以上離し、同じ場所に温風を当てるのは2秒までにすることで、髪へのダメージを減らすことができます。

また、ある程度乾いたら、冷風に切り替えるのもおすすめです。熱によって開いたキューティクルが冷風を当てることで収縮し、髪を保護する状態に戻ることができます。

洗髪後は頭皮環境のために濡れたままにせず、正しくドライヤーをすることで、枝毛や切れ毛を予防しましょう。

切れ毛はシャンプーで予防できる?

洗髪中の濡れた状態は、キューティクルが開いています。摩擦などの外的刺激に特に弱くなっているため、シリコン入りのシャンプーを使うことで摩擦を和らげ、枝毛や切れ毛を減らすることができるでしょう。

しかし、シャンプーだけではなく、栄養バランスの良い食事や正しいドライヤー、パーマやカラーリングの間隔を開けることで予防するようにしましょう。

切れ毛をちぎるのはNG!

切れ毛が発生している場合は、トリートメントで補修できず切るしかありません。もし白い点が髪にできているのでしたら、その部分から5センチ以上離れた場所をカットし、新しく伸びてくる髪を健康的に育てるようにしましょう。

切れ毛や枝毛が出来る原因を知り、予防しましょう

加齢やヘアアイロンなどの熱、パーマやカラーリングの液剤の影響を受け、枝毛ができることがあります。また、栄養が不足することでも、髪に栄養が行き渡らず切れ毛になってしまうことも。

切れ毛や枝毛を予防するために、栄養バランスの良い食生活を心がけ、正しい方法でドライヤーをかけましょう。パーマ、カラーリングをかける場合には、なるべく間隔を開けることでダメージを軽減することができるでしょう。

この記事の監修
日本毛髪科学協会 毛髪診断士

日本毛髪科学協会 毛髪診断士

吉田 愛(よしだ あい)

2015年アンファー株式会社入社。スカルプDのマーケティング、経営企画を経験。
2019年から商品開発に従事し、スカルプD ボーテブランドの商品開発責任者を担当。

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