髪の汚れだけでなく、頭皮環境にも配慮するものなど多機能なものが登場しています。
- 頭皮タイプごとに選ぶ
- 泡立ちの良さを優先して選ぶ
【選び方】
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掲載日:2020.05.01 更新日:2023.05.23
「最近、抜け毛が気になる…」そう悩む方は少なくありません。今回は抜け毛予防に効く方法論を薄毛カットの専門美容師に伺いました。シャンプーの方法や選び方、さらにはマッサージや頭皮のツボまで徹底解説!薄毛予防のプロから教わる対策は必見です。
髪のトラブルは年を重ねるごとに増していくため、早期対策が不可欠。しかし、「どこから手をつけていいのかわからない…」と頭を抱える方も多いのではないでしょうか。
そんな時、まずはヘアケアを見直すのがおすすめです。そして、薄毛の対策として名前の上がる治療薬の使用は、ヘアケアで効果が実感できなかった場合に検討するといいでしょう。
今回は日常でできるヘアケアを総まとめでご紹介。あなたにぴったりのヘアケアがきっと見つかるはずです。
シャンプー(洗髪)は毎日行うもの。抜け毛・薄毛予防は、まずはここから始めましょう。毎日行うものであっても、正しいシャンプーを実践できている方は意外にもいらっしゃいません。シャンプーの手順と乾かし方(ドライ)について、それぞれの正しい手順を解説します。
1. 髪をほぐす | 髪を濡らす前に髪のもつれをほぐしましょう。 |
---|---|
2. 頭皮と髪をよくすすぐ | いわゆる湯シャンを行います。髪のホコリを取るイメージですすいでいきましょう。 |
3. シャンプーで洗う | シャンプーをよく泡立てましょう。髪を包み込むように洗うのがコツです。 |
4. すすぎ | 2度洗いにそなえ、1度すすぎます。 |
5. 2度目の洗髪 | 2回目の洗髪は髪ではなく、頭皮を重点的に洗います。指の腹で頭皮全体を洗っていきましょう。 |
6. 時間をかけ丁寧にすすぐ | 髪の根元に指を潜り込ませるイメージですすぎましょう。髪だけでなく、頭皮も意識。シャンプーを残さず洗い流します。 |
7. 髪を乾かす | タオルドライを忘れずに。まずはタオルドライし、なるべくブローの時間を減らしましょう。 |
髪を乾かす際に意識すべきは、「時間をかける」ということです。なるべく早く髪を乾かそうとしてしまうことが多いですが、こうした焦りからドライは乱雑になってしまいがち。結果として抜け毛が増えてしまうのです。
すべての手順で、丁寧にしっかり乾かすことを心がけましょう。では乾燥で気をつけるべきポイントをタオルドライとブローに分け、それぞれ見ていきましょう。
1. タオルドライ
タオルドライをするために、まず吸水力に優れたタオルを選んでみましょう。
タオルドライをする時のコツは水気を吸収させるイメージをもつこと。ぐしゃぐしゃと髪を拭くのではなく、しっかりと髪を抑えて水気を吸わせると抜け毛が軽減できます。>
2. ブロー
<>ブローは髪ではなく、頭皮を乾かすイメージで行いましょう。また髪をかき乱すのはよくありません。マッサージは頭皮を活性化させるいい刺激です。リラックス効果も期待できるため、ぜひ取り入れてみるのがおすすめです。
ヘアケアの基本はシャンプーです。毎日の生活の中で受けるホコリや汚れ、皮脂などをきちんと洗い流いましょう。毎日使うものだからこそ、自分に合ったシャンプーを選ぶことが大切。例えばアミノ酸系シャンプーはマイルドな洗浄力で、うるおいを守りながら不要な皮脂を取り除き頭皮を良い状態に導いてくれるでしょう。また、頭皮の状態はいつも同じではなく、季節によって乾燥することもあります。今の状態をしっかり把握して、自分の頭皮に合うシャンプーを選ぶことが大切です。
"Step.1" |
百会のツボを手の中指で重ねて3回プッシュ |
---|---|
"Step.2" |
「四神聡」のツボを中指で3回プッシュ |
"Step.3" |
「角孫」に親指をおいたまま4指で上から順にプッシュしていく。その後、4指を回しながらマッサージ |
"Step.4" |
「角孫」に親指を置いたまま、生え際の真ん中から耳側へプッシュ。その後、4指を回しながらマッサージ |
"Step.5" |
5指で頭皮全体を揺り動かしマッサージする。その後、3指で頭皮をつまんで全体的にマッサージしていく。 |
"Step.6" |
両方の手のひらで側頭部を包み込みハンドプレスを行う。 |
"Step.7" |
両手のひらで生え際と頭頂部を包み、ハンドプレスを行う |
頭皮マッサージのコツや注意点4つ
頭皮マッサージをすることで頭皮の血行を良くし、髪を育てるのに必要な栄養を頭皮に行き渡らせる効果が期待できます。
時間がなく、毎日マッサージを実践するのは難しいという方もいるでしょう。
その場合、まずは頭頂部と前頭部を重点的に行うのもおすすめです。横と後ろは皮膚が分厚く、マッサージがしづらいものです。
そのため入門編として、前頭部と頭頂部だけでも頭皮マッサージにトライしてみましょう。
ヘアスタイルを見直すことが抜け毛・薄毛予防につながることは意外かもしれません。しかし薄毛予防には非常に重要な要素です。
女性の髪の悩みとして多いのは「分け目」「前髪」「頭頂部」の3つです。それぞれの悩みを解消するための対策・予防法を見ていきましょう。
分け目
分け目が気になり始めたら、定期的に分け目を変えてみましょう。左右逆にすることで、分け目の薄毛は緩和されます。
また、分け目を逆にするのではなく、ズラしてみるのもおすすめ。小指一個分だけずらし分け目を作ることでも、部分的な薄毛や抜け毛の予防につながります。
前髪
前髪も分け目と同じく、場所を変えてみるのがおすすめです。具体的にはいつもよりも少し奥から作ってみましょう。
また、前髪に短い毛を入れ、長さの強弱をつけるのもいいでしょう。こうすることで前髪が割れるのを防ぐことができます。
頭頂部
頭頂部の見栄えが気になる方におすすめなのが、ショートカット。短くすることで、頭頂部の髪が浮き、薄毛感が軽減されます。
ロングヘアの場合、放射線状に下へ髪が向かっていきます。一方でショートの場合はその矢印が上になります。結果としてボリューム感を演出できるのです。
色染めは頭皮や髪にダメージを残すので、抜け毛・薄毛を気にする場合は行わないのが無難です。頭皮への影響はもちろん、髪の毛も酸化が進んでしまい悪影響に。
どうしても色染めをしたい場合、天然由来の成分を使用するとダメージは緩和できます。しかしセルフで髪染めをする場合は注意。市販のカラーはアルカリ度数が高く、髪へのダメージが特に高まります。
【通常のカラーを行う場合の注意点3つ】
地肌が目立つ場合、どのような髪型にすればいいのか悩む方も多いはず。地肌の目立ちを緩和する髪型を見ていきましょう。
なるべくショートヘアに
さきほども少し触れましたが、薄毛の悩みにはショートヘアがおすすめ。短くすることで髪が軽くなり、頭頂部がハネます。その結果、ボリューム感を演出できるのです。
また通常の毛の中に、少し短い毛を入れていくことでハネをさらに増やすこともできます。もしショートヘアに抵抗がある場合は、今よりも少し短くするだけでも効果があるので検討してみてください。
後頭部に段差をつける
後頭部のボリューム感が気になる場合、高低差がカギ。段差をつけることでボリューム感を演出できます。
具体的には襟足の部分の毛量を減らし、後頭部との高低差を出すことでボリューム感ある髪を演出できます。
自分の肌色に近いカラーリングに
肌の色に近いカラーリングをすると、薄毛が目立たなくなります。
実は、薄毛が最も目立つ色は黒。逆に肌に近い色の場合、肌と髪のコントラストが和らぎ、髪が割れてしまってもあまり目立ちません。
ちなみに最も目立ちにくい色は金髪です。実践は難しいかもしれませんが、どうしても薄毛部分が気になるという方は検討してみてください。
日々の食生活も大切です。特に規則正しい生活とバランスのいい食事を心がけましょう。過度なダイエットも厳禁。髪にいいとされるビタミンB群やビタミンEを意識して摂取してみましょう。また、女性に不足しがちな栄養素も合わせて摂取するのもおすすめです。
ビタミンB2 | レバー・卵・チーズ・緑黄色野菜・うなぎ・牛乳 |
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ビタミンB6 | 魚・レバー・じゃがいも・牛乳・バナナ・キャベツ |
ビタミンE | 魚・豆類・植物油・小麦胚芽・緑黄色野菜 |
ビタミンB2 | 小松菜・わかさぎ・焼き豆腐 |
鉄分 | カツオ・赤貝・大豆 |
サプリメントは髪を構成するアミノ酸を中心に考えてみましょう。髪を構成するアミノ酸で最も多いのはシスチン・グルタミン酸・アルギニンの3種類です。
毛母細胞の培養実験では、この3つのアミノ酸がない場合には十分な育毛がされないと報告されています。
サプリメントの場合、このシスチンが多く含まれているものを探してみるのがおすすめです。
喫煙 | たばこに含まれているニコチンには血管を縮小させる働きがあり、これが毛根の栄養状態にも悪影響 |
---|---|
飲酒 | 肝臓でアルコールを分解する際に、アミノ酸を消費。髪の栄養不足につながる |
抜け毛が気になる場合、飲酒・喫煙を控えてみるのもよいでしょう。どちらも髪の栄養不足を引き起こす可能性があります。
飲酒も喫煙も、髪の健康へいい影響はありません。抜け毛・薄毛を気にする方はなるべく控えるようにしましょう。
女性にぜひおすすめしたい、ヘアケアグッズを5つ紹介します。シャンプーやトリートメントはもちろん、ヘアケア剤もお届け!今使っているものの見直しや、新しいヘアケアの実践の参考にしてみてください。
髪の汚れだけでなく、頭皮環境にも配慮するものなど多機能なものが登場しています。
【選び方】
トリートメントも同様に、頭皮環境に配慮したものが多数登場。
【選び方】
もつれた髪をほぐすために使用します。最近では電気刺激を与えられるものに注目。
【選び方】
整髪料の一種。日々使用するものなので、髪へのダメージを気にする場合は改善の余地があります。
【選び方】
フケ・かゆみを防止するなど、頭皮環境を整える目的で使われます。
【選び方】
専門的な治療の一歩前に、抜け毛・薄毛予防として日常生活で行えるポイントは数多くあります。たしかに専門的な薄毛治療は確かな効果が実感できます。しかし、なかなかそこまで踏み出せないという方も多いのではないでしょうか。
少し工夫するだけで、今ある髪の悩みが軽くなることも。まずはヘアケアからの実践をおすすめします。
あなたの悩みに、今回の記事が少しでも参考になれば嬉しい限りです。
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女性の薄毛の原因はさまざまですが、主に加齢・女性ホルモンの減少・ストレス・副腎皮質ホルモンの減少などが挙げられます。いくつかの原因が重なって薄毛の症状が見られる場合もあります。女性の薄毛の場合は、ホルモンバランスの変化による脱毛も多いです。まず、病院で原因を詳しく調べてもらう事が、薄毛の原因を知るためには大切です。
髪の毛はもともとケラチンとたんぱく質から成ります。過度のダイエットにより、毛や爪など皮膚の最外層を形成している角層の合成に不可欠な微量金属の、腸からの吸収ができなくなります。そうすると、毛は伸びない、爪も伸びず、薄くやわらかくなります。皮膚もカサカサになって、輝きがなくなります。上記のように、過度のダイエットで体内だけでなく髪にも栄養が行き渡らなくなり、その結果として抜け毛がおこり、髪が細くなる(薄毛になる)といった症状が現れる場合があります。
妊娠中は出産準備のために分泌される女性ホルモンの影響で、成長期が終わるはずの髪の毛の寿命が長くなり、抜け毛が少なくなります。しかし、出産後はホルモンのバランスが急激に通常の状態に戻ります。そのため、寿命が延長されていた毛髪が突然休止期に入ることにより、一時的に抜け毛が多くなります。これは出産後約6ヶ月を過ぎると、徐々に回復していくようになります。
遺伝的要素は誰にでもあります。実際に「薄毛」が遺伝するのではなく、「薄毛」になりやすい体質が遺伝し、その家系の生活習慣などが遺伝的要素として影響する(薄毛になる)と言われています。
現在のところ円形脱毛症の原因ははっきりとしていません。原因としては、「自己免疫疾患」、「精神的ストレス」、「内分泌異常」、「遺伝的素因」等が考えられます。「自己免疫疾患」という説が有力ですが、精神的ストレスがきっかけの誘因になるのかもしれません。自己免疫は、外部からの侵入物を攻撃することにより、私達の身体を守っています。自己免疫疾患では、この免疫機能に何らかの異常が生じ、自己反応性の細胞や抗体が出現してきます。円形脱毛症においては、Tリンパ球が毛根を外敵と間違えて誤った攻撃命令を出すことによって起きるとされています。「T リンパ球」とは、体の中に侵入してきた有害な細菌やウィルスといった外敵を身体の細胞と区別して命令を出す細胞です。一度攻撃が始まってしまうと、多くの Tリンパ球が毛根に集まり激しい攻撃を繰り広げます。そのため毛根が破壊され、正常で元気な女性の髪の毛でさえ、突然抜け落ちてしまいます。
育毛剤の使用や、パーマでボリュームを出したり、カラーリングなどで目立たなくする事は可能です。薄毛の場合は原因にもよりますが、加齢によるものや、ホルモンバランスの変化などは、円形脱毛症とは違いますから自然と治る事はまず無いと考えて、専門医師の受診をお勧めします。
筋肉が凝って硬くなると、周辺の血液の流れが悪くなり髪に必要な栄養分がきちんと行き渡らなくなります。その結果、血行不良を起こし、薄毛や抜け毛をまねきますので軽い運動やストレッチで血行を良くするように心がけましょう。
まずは加齢現象の一つと思ってください。髪の毛は毛球のなかにある毛乳頭細胞でつくられています。そのなかには髪の毛の色を決める色素細胞が含まれています。この色素細胞でつくられたメラニン色素が、毛の中に送り込まれ髪の毛に色がつきます。ところが、色素細胞の加齢現象により機能が低下し時には消失してしまいます。そうすると色素を持たない髪の毛が白髪になると言われています。
パーマ、カラーリングともに、いくら技術が進歩したとはいえ髪にダメージを与えます。そして抜け毛の原因となるのが、パーマ液や毛染め剤が頭皮にもたらす影響です。髪の傷み自体は抜け毛の直接の原因にはなりませんが、痛んだ頭皮が髪に悪影響を与え、抜け毛の原因につながることがあります。
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