/* Google font追加 */
STORE

女性の抜け毛の原因とは?病気による抜け毛や対処方法についても解説

掲載日:2020.02.20 更新日:2022.08.26

抜け毛や薄毛に悩む女性は意外と多くいます。また、一口に抜け毛といっても、その原因はストレスから病気まで、年齢や生活環境によって異なります。そこで今回は、女性の抜け毛の主な原因と抜け毛の対処・改善方法について解説していきます。

この記事の監修
日本毛髪科学協会 毛髪診断士

日本毛髪科学協会 毛髪診断士

吉田 愛(よしだ あい)

2015年アンファー株式会社入社。スカルプDのマーケティング、経営企画を経験。
2019年から商品開発に従事し、スカルプD ボーテブランドの商品開発責任者を担当。

女性の抜け毛の原因4つ。男性とは異なる?

男性の抜け毛の原因は、主に男性ホルモンによるものです。(疾患を除く) しかし、男性に比べて男性ホルモンの分泌が少ない女性でも、抜け毛の症状は現れます。 女性の抜け毛の主な4つの原因を見ていきましょう。


  • 抜け毛の原因①加齢・出産などホルモンバランスの乱れ
  • 抜け毛の原因②ストレス
  • 抜け毛の原因③睡眠不足
  • 抜け毛の原因④病気

抜け毛の原因①加齢・出産などホルモンバランスの乱れ

30代から抜け毛が増えたと感じるのであれば、原因は加齢の可能性が高いです。女性は年齢を重ねるにつれ、体内の女性ホルモンが減少します。髪には発毛から~抜け落ちるまでにヘアサイクルと呼ばれる周期があり、女性ホルモンはヘアサイクルにおける成長期から退行期への進行を緩やかにするため髪を抜けにくくする効果があります。女性ホルモンは一般的に20代後半をピークにして減少するので、加齢に伴い女性ホルモンが減少し、髪が抜けやすい状態へと変わるのです。

また、出産でも抜け毛の症状が現れる場合があります。妊娠中は女性ホルモンの分泌がかなり活発になりますが、出産後女性ホルモンは一気に減少し通常のホルモンバランスが戻るため、一時的に抜け毛の症状が現れやすいのです。出産による抜け毛は、産後2、3か月で現れ始め、半年から1年程度で治まるのが一般的です。

抜け毛の原因②ストレス

若い女性で抜け毛に悩んでいるのであれば、ストレスが原因として考えられます。また、年齢関係なくストレスを感じる場面が多いと、抜け毛を引き起こす可能性があります。
ストレスは自律神経のバランスを狂わせ、血管を収縮させて血流を悪化させます。すると身体の各部に栄養が運ばれにくくなってしまうのです。頭皮にも栄養が行き渡りにくくなってしまうので、髪が栄養不足に陥って抜けやすくなります。

抜け毛の原因③睡眠不足

睡眠不足は抜け毛に大きく影響しています。髪は寝ている間に分泌される成長ホルモンによって成長するため、睡眠不足になると成長ホルモンの分泌が正常に行われなくなり、髪が弱って抜けやすくなるのです。また、紫外線など頭皮の軽いダメージは睡眠中に回復しますが、睡眠不足になると、頭皮の環境が悪化したままになってしまいます。

髪の成長ホルモンが最も分泌されるのは、夜の10時から夜中の2時の間とされています。この時間は髪のゴールデンタイムとも呼ばれ、髪の健康のためにこの時間はできるだけ深い睡眠を取れるようにしましょう。

抜け毛の原因④病気

抜け毛の量が急に増えたり、頭皮に湿疹など異常があったりする場合、病気による抜け毛が疑われます。この場合、円形脱毛症やひこう性脱毛症など、頭皮環境の悪化によって起こる病気が多いです。

しかし、そのほかにも肝臓疾患や、甲状腺疾患が原因の場合もあるので、抜け毛がいきなり増えたのであれば、すぐに病院で診察を受けましょう。抜け毛で病気が疑われる場合、頭皮に原因があるのか、内臓に原因があるのかわかりづらいため、皮膚科と内科を受診するのがよいでしょう。

抜け毛の量が多いかどうかのチェックポイント

抜け毛が増えたと感じても、人の髪は毎日ある程度は抜け落ちます。抜け毛がひどいのか通常の範囲内なのかを判断するべきポイントを解説します。

髪は1日に100本程度抜けるもの

髪を洗っているときや、ブラシで髪をといたとき、手やブラシに髪の毛が何本も絡まっていると抜け毛がひどいのでは?と心配になる人は多いでしょう。

しかし、実は人の髪は1日に100本程は抜け落ちています。抜け落ちた髪が他の髪に絡まったり、髪を結んでいることで地面に落ちなかったりすると、ブラッシングや洗髪で抜け毛に気がつくので、抜け毛が多く感じるだけなのです。

チェックポイント①ごっそり抜ける

抜け毛がひどいかどうかを見極めるには、抜けた髪の量がポイントです。ブラッシングや洗髪中に、ブラシや手にびっしりと髪がつくようであれば、それは異常な抜け毛です。また、朝起きたとき、 まくらに大量の抜け毛がついているときも、対策が必要な抜け毛といえます。

髪は1日に100本ほど抜けるとはいえ、日常の中で何回かに分けて気がつかずに落ちているもの。しかし、1度に100本近く抜けるのであれば異常です。髪がごっそりと抜けた場合、早急に皮膚科および内科を受診しましょう。

チェックポイント②髪の分け目が目立つ

最近、髪の分け目が目立ってきたと感じた場合も異常な抜け毛である可能性が高いです。また、髪の分け目が目立つということは、全体のボリュームがなくなってきているということでもあります。
また、女性は男性のように局所的に薄毛になるのではなく、髪が全体的に薄くなる「びまん性脱毛症」になりやすい傾向にあります。分け目に加えて、髪下全体的にスカスカになってきた…と感じた場合は、抜け毛とともに薄毛も進行しているので、対策が必要です。

女性の抜け毛の対策方法

女性にとって命ともいえる髪が抜けてしまうのは、とても困りますよね。では抜け毛を防ぐにはどのような対策が有効なのか見てみましょう。

10代・20代でも沢山の抜け毛があるならストレスケアが大切

10代や20代の抜け毛の原因は、ストレスであることが多いと言われています。そのため、若いのに抜け毛が気になるという場合は、ストレスを減らすことが一番の抜け毛対策といえます。

ストレス対策の具体的な方法としては

  • 軽い運動を習慣にしてみる
  • 風呂では湯舟にしっかり浸かる
  • 趣味を見つけてストレスを発散する

といった方法が挙げられます。ただしストレスが溜まっているからといって、夜更かししてゲームをしたり、好きな食べ物ばかり食べたり、過度な飲酒や喫煙は逆に髪以外に体にも悪影響を与えてしまいますので、注意しましょう。ストレス対策以外では下記の点を意識してみましょう。

内臓のケアで内側から強い髪を育てる

実は髪の毛と内臓は深い関わりがあり、その中でも腸と髪は密接な関係にあります。腸は食べた物から栄養を吸収し、全身に送り届ける役目を担っています。しかし、腸内環境が悪いと栄養を十分に吸収することができません

腸を大切にすることは、髪に必要な栄養を吸収させやすくするということ。つまり腸内環境を整えれば、強く美しい髪が育ち抜け毛を防ぐことができるのです。腸内環境を整えるには、食物繊維や乳酸菌、オリゴ糖を含んだバランスの良い食事を心がけることが大切です。

正しい頭皮ケアを心がける

抜け毛は頭皮環境の悪化から始まることが多いです。そのため、正しい頭皮ケアを行って健康な頭皮と髪を守りましょう。頭皮ケアにはいくつかの方法がありますが、その中でも最も大切なのがシャンプーの仕方です。頭皮の健康状態は日々の洗髪、特にシャンプーの仕方によって左右されてしまうこともあります。

頭皮ケアの第一歩は、頭皮により良いシャンプーを選び、正しく洗髪することが大切です。次から頭皮ケアにおすすめのシャンプーを紹介するので、ぜひ参考にしてください。

抜け毛の原因は様々!自分の抜け毛の原因を知り、それに合ったケアを行いましょう

女性の抜け毛は加齢以外にも、さまざまな原因によって引き起こされます。そのため、10代や20代の若い世代の女性でも抜け毛に悩む人はいます。

女性の抜け毛対策は、まずは原因を突き止めることが重要です。その上で、原因に合った対策方法を取りましょう。原因に合っていない対策方法は逆効果になることもあります。 また、抜け毛対策では生活習慣やヘアケアも大きく関わってきます。抜け毛の進行を防ぎ、弱った髪を改善するためには、まず髪の土台である頭皮環境を整えるようにしましょう。

この記事の監修
日本毛髪科学協会 毛髪診断士

日本毛髪科学協会 毛髪診断士

吉田 愛(よしだ あい)

2015年アンファー株式会社入社。スカルプDのマーケティング、経営企画を経験。
2019年から商品開発に従事し、スカルプD ボーテブランドの商品開発責任者を担当。

注目キーワード |
#抜け毛原因 #手ぐし 抜け毛 #びまん性脱毛症 女性 #薄毛 食べ物 #円形脱毛症 前髪

薄毛・抜け毛・切れ毛の
FAQ記事

よくある質問

A.

女性の薄毛の原因はさまざまですが、主に加齢・女性ホルモンの減少・ストレス・副腎皮質ホルモンの減少などが挙げられます。いくつかの原因が重なって薄毛の症状が見られる場合もあります。女性の薄毛の場合は、ホルモンバランスの変化による脱毛も多いです。まず、病院で原因を詳しく調べてもらう事が、薄毛の原因を知るためには大切です。

A.

髪の毛はもともとケラチンとたんぱく質から成ります。過度のダイエットにより、毛や爪など皮膚の最外層を形成している角層の合成に不可欠な微量金属の、腸からの吸収ができなくなります。そうすると、毛は伸びない、爪も伸びず、薄くやわらかくなります。皮膚もカサカサになって、輝きがなくなります。上記のように、過度のダイエットで体内だけでなく髪にも栄養が行き渡らなくなり、その結果として抜け毛がおこり、髪が細くなる(薄毛になる)といった症状が現れる場合があります。

A.

妊娠中は出産準備のために分泌される女性ホルモンの影響で、成長期が終わるはずの髪の毛の寿命が長くなり、抜け毛が少なくなります。しかし、出産後はホルモンのバランスが急激に通常の状態に戻ります。そのため、寿命が延長されていた毛髪が突然休止期に入ることにより、一時的に抜け毛が多くなります。これは出産後約6ヶ月を過ぎると、徐々に回復していくようになります。

A.

遺伝的要素は誰にでもあります。実際に「薄毛」が遺伝するのではなく、「薄毛」になりやすい体質が遺伝し、その家系の生活習慣などが遺伝的要素として影響する(薄毛になる)と言われています。

A.

現在のところ円形脱毛症の原因ははっきりとしていません。原因としては、「自己免疫疾患」、「精神的ストレス」、「内分泌異常」、「遺伝的素因」等が考えられます。「自己免疫疾患」という説が有力ですが、精神的ストレスがきっかけの誘因になるのかもしれません。自己免疫は、外部からの侵入物を攻撃することにより、私達の身体を守っています。自己免疫疾患では、この免疫機能に何らかの異常が生じ、自己反応性の細胞や抗体が出現してきます。円形脱毛症においては、Tリンパ球が毛根を外敵と間違えて誤った攻撃命令を出すことによって起きるとされています。「T リンパ球」とは、体の中に侵入してきた有害な細菌やウィルスといった外敵を身体の細胞と区別して命令を出す細胞です。一度攻撃が始まってしまうと、多くの Tリンパ球が毛根に集まり激しい攻撃を繰り広げます。そのため毛根が破壊され、正常で元気な女性の髪の毛でさえ、突然抜け落ちてしまいます。

A.

育毛剤の使用や、パーマでボリュームを出したり、カラーリングなどで目立たなくする事は可能です。薄毛の場合は原因にもよりますが、加齢によるものや、ホルモンバランスの変化などは、円形脱毛症とは違いますから自然と治る事はまず無いと考えて、専門医師の受診をお勧めします。

A.

筋肉が凝って硬くなると、周辺の血液の流れが悪くなり髪に必要な栄養分がきちんと行き渡らなくなります。その結果、血行不良を起こし、薄毛や抜け毛をまねきますので軽い運動やストレッチで血行を良くするように心がけましょう。

A.

まずは加齢現象の一つと思ってください。髪の毛は毛球のなかにある毛乳頭細胞でつくられています。そのなかには髪の毛の色を決める色素細胞が含まれています。この色素細胞でつくられたメラニン色素が、毛の中に送り込まれ髪の毛に色がつきます。ところが、色素細胞の加齢現象により機能が低下し時には消失してしまいます。そうすると色素を持たない髪の毛が白髪になると言われています。

A.

パーマ、カラーリングともに、いくら技術が進歩したとはいえ髪にダメージを与えます。そして抜け毛の原因となるのが、パーマ液や毛染め剤が頭皮にもたらす影響です。髪の傷み自体は抜け毛の直接の原因にはなりませんが、痛んだ頭皮が髪に悪影響を与え、抜け毛の原因につながることがあります。

よくある質問をもっと見る

RANKINGランキング

最終更新日:

NEW新着

CATEGORYカテゴリ