/* Google font追加 */
STORE

女性のための発毛方法とは?発毛を助ける生活習慣やヘアケアも紹介

掲載日:2020.05.01 更新日:2020.05.01

女性のための発毛方法にはどのようなものがあるか、気になりますよね。発毛を助ける生活習慣やヘアケアについて知っていれば、気になる薄毛や抜け毛を改善できるかもしれません。そこで今回は、生活習慣の改善方法や正しいヘアケアについて、また、発毛剤の効果や病院や専門クリニックの薄毛治療についても紹介します。

この記事の監修
日本毛髪科学協会 毛髪診断士

日本毛髪科学協会 毛髪診断士

吉田 愛(よしだ あい)

2015年アンファー株式会社入社。スカルプDのマーケティング、経営企画を経験。
2019年から商品開発に従事し、スカルプD ボーテブランドの商品開発責任者を担当。

女性の発毛方法とは?

「発毛」と「育毛」は、同じように捉えてしまう人もいますが、実は違います。発毛は「新しく髪を生やすこと」で、育毛は「生えている髪の成長を促すこと」を言います。 女性の「発毛」の方法としては以下のようなものがあります。

  • 発毛剤を使用する
  • 病院や薄毛治療専門クリニックで発毛治療を受ける
  • など

発毛剤を使用する

薄毛が気になりだしたら、ミノキシジルが配合された発毛剤の使用を検討するとよいでしょう。発毛剤は、頭皮環境を整えることが目的の育毛剤とは違い、「新しく髪を生やすこと」を目的として作られています。

上図のように、ミノキシジルは毛母細胞に直接働きかけることで、髪が抜けてしまい生えなくなってしまった毛穴から再び髪を生やす効果や、成長期を長くして太く長い髪の毛を育てることが期待できます。これらの働きにより、乱れたヘアサイクルを正常に戻してくれるでしょう。さらに血管拡張作用で、血流を改善し頭皮に栄養や酸素を届け、頭皮環境を整えることも期待できます。

病院や薄毛治療専門クリニックで発毛治療を受ける

病院や薄毛治療をしている専門クリニックに行き、診察を受けるのも1つの方法です。薄毛の進行が速い、ひどいと感じる時や自分に合った治療をしたい場合はこちらがおすすめ。

医師に頭皮や髪の状態をチェックしてもらい、投薬治療はもちろん、生活習慣などの改善や、今すぐ治療が必要かどうか判断してもらうことができます。血液検査などを行い、薬を投与することで体に与える影響がないか、他の病気が隠れていないかなども調べてもらえるため、安心して治療を受けることができるでしょう。

女性の薄毛治療の場合は、服用することで薄毛進行を遅らせる効果のある医薬品がありません。そのため、体内のホルモンなどに作用する薬剤を処方することや、外用薬を塗布することで発毛を促します。

また、自分の血液から取り出した血漿を血液から摂り出し、高濃度の血小板を含む血漿を作成して頭皮に注入するPRP治療を実施しているクリニックもあります。PRPは自己修復機能に作用するため、頭皮の毛母細胞の生成・成長を活発にして発毛を促す可能性があります。

女性の発毛を助ける方法①生活習慣の改善

直接的に発毛に働きかける方法を紹介してきましたが、女性の髪の発毛を助けるための方法も紹介していきます。まず、発毛を助ける方法として、生活習慣の改善が挙げられます。

  • バランスの良い食生活やサプリで髪に必要な栄養を摂取
  • 良質な睡眠
  • 適度な運動
  • たばこ・酒の量の改善
  • ストレスを溜めない

バランスの良い食生活やサプリで髪に必要な栄養を摂取

髪のためには、タンパク質やビタミン、ミネラルなどを積極的に摂り、バランスの良い食生活を心掛けるが大切です。 タンパク質は肉や魚、納豆、牛乳、卵などに含まれています。その中でも、鶏ムネ肉は脂質が少ないため、ヘルシーなのでカロリーを気にする女性でも食べやすい食材です。さらに鶏肉の皮や骨にはコラーゲンがたっぷり含まれていますから、髪にハリツヤを与えてくれるでしょう。

ビタミンは頭皮環境を整える作用が期待できます。ビタミンEは頭皮の血行を良くすることで、栄養を行き渡らせてくれますし、ビタミンB6は新陳代謝を良くしてくれます。ビタミンEは、アーモンドやモロヘイヤなどに、ビタミンB6はカツオやマグロといった赤身の魚や豚ヒレ、鶏ささみに多く含まれています。

また、ミネラルの中でも亜鉛はタンパク質から髪を作るときに必要な栄養素。牡蠣や豚レバー、牛肉、鶏肉、卵、ごまなどに含まれていますが、食品からの吸収率は30%程度とされています。これらの食材を食べる機会があまりないという場合には、サプリメントを活用するのもよいでしょう。

良質な睡眠

睡眠時間が短いのも体や髪に良くありませんが、睡眠をとっていても質が悪いと髪に良い効果が得られません。睡眠中は、髪を育て、細胞を再生させてくれる成長ホルモンが分泌されます。特に夜10時から夜中2時にかけて活発に分泌されるといわれているので、この時間帯にぐっすりと眠れるように、早目に夕食や入浴を済ませる、夜更かしをしないなど時間調整をするとよいでしょう。

適度な運動

体を動かすと、全身の血行を促進できます。頭皮環境を整え、健やかな髪を育てるためには、頭皮の血行を良くする必要があります。 有酸素運動は、体中に血管を拡張して血流を良くする効果があるので、頭皮にも必要な栄養がきちんと届けられます。ウォーキングやジョギング、サイクリングなど続けられるような運動を選ぶとよいですね。

たばこ・酒の量の改善

たばこやお酒がストレス解消になっている、という方もいると思いますが、発毛を助けるためには、量を減らすよう心がけましょう。

たばこに含まれるニコチンは、血管が収縮し血行不良の原因となります。また、ニコチンは活性酸素を発生させるため、体内のビタミンを使ってしまいます。本来、体や髪のために使われるはずのビタミンが、たばこを吸うことで消費されてしまうため、悪影響だと言えます。

また、お酒は、睡眠の質を低下させる作用があり、成長ホルモンの分泌をさえぎってしまうことがあります。アルコールを分解する時に使うシスチンは髪を作るタンパク質の成分で、丈夫でコシのある髪を作るのに欠かせない栄養です。 ぜひ頭皮に届けたい栄養素ですね。

さらにアルコールは体内に入ると、有害な物質、アセトアルデヒドに変化します。これを分解するためビタミンB1を消費し、疲労を促進し交感神経が優位となり血行不良を引き起こします。血行不良は、頭皮に栄養を届けにくくし、薄毛や抜け毛に繋がる恐れがあります。

ストレスを溜めない

ストレスを感じると、体が緊張状態になり血行が滞るため、せっかく摂取した栄養が頭皮まで行き届かなくなる可能性があります。 また、強いストレスはアドレナリンを分泌させ、活性酸素が増加し、頭皮の皮脂を過酸化脂質に変化させることもあります。この過酸化脂質は、頭皮には刺激となる物質で炎症を起こす他、ヘアサイクルの期間を短くし、抜け毛を促進する作用があると言われています。

ストレスを溜めないよう、運動や趣味、リラックスした時間を作るように心掛けましょう。

女性の発毛を助ける方法②正しいヘアケア

女性の発毛を助ける方法として、下記のように正しいヘアケアを行うのもおすすめです。

  • 自分に合ったシャンプー選び
  • 頭皮マッサージ
  • 正しい方法で洗髪する

自分に合ったシャンプー選び

ヘアケアの基本はシャンプーです。毎日の生活の中で受けるホコリや汚れ、皮脂などをきちんと洗い流いましょう。毎日使うものだからこそ、自分に合ったシャンプーを選ぶことが大切。例えばアミノ酸系シャンプーはマイルドな洗浄力で、うるおいを守りながら不要な皮脂を取り除き頭皮を良い状態に導いてくれるでしょう。また、頭皮の状態はいつも同じではなく、季節によって乾燥することもあります。今の状態をしっかり把握して、自分の頭皮に合うシャンプーを選ぶことが大切です。

自分に合ったシャンプー選び

頭皮マッサージをすることで頭皮の血行を良くし、髪を育てるのに必要な栄養を頭皮に行き渡らせる効果が期待できます。

マッサージをする時には、頭皮を傷つけないよう、指の腹を使うようにします。まず、前髪の生え際に沿って、優しく圧をかけるように頭皮を引き上げます。次に側頭部から頭頂部に向かって、頭皮を引き上げましょう。両手の指先で、頭皮を軽くポンポンと叩きます。

毎日の習慣にすることで、良い状態を保つことができるでしょう。

正しい方法で洗髪する

頭皮に合うシャンプーを使っていても、洗髪の仕方が間違っていては、発毛への良い影響は期待できません。正しい洗髪方法をご紹介します。

まずはお湯で予洗いをします。温度はぬるめの38度程度が良いでしょう。ここで7割から8割程度の汚れが落ちると言われていますから、丁寧に行いましょう。

シャンプーは直接、髪につけるのではなく、まずは手で泡立てます。頭皮をマッサージするように、指の腹を使い、シャンプーの泡で洗いましょう。シャンプー成分は頭皮に残ったままだと、刺激になることもあるので注意が必要です。特に生え際や耳の後ろなどは、流し忘れが多い場所です。すすぎは念入りに行いましょう。

女性の発毛方法を知り、生活習慣やヘアケアを改善しましょう

女性の発毛方法についてご紹介しました。薄毛が気になりだしたら、発毛剤の使用や、病院、薄毛治療専門クリニックなどを検討しましょう。

また、同時に発毛を助ける方法についても実践することをおすすめします。たとえ発毛剤を使っても、頭皮の状態を悪くするような生活習慣や、頭皮に合わないシャンプーなどを使い続けていては、改善は見込めないでしょう。

バランスの良い食生活や、睡眠、運動などできることからすぐに実践してください。たばこやお酒は止められない、という女性も、少しずつ量を減らすように心がけるとよいですね。ストレスも、小まめに発散して溜めこまないようにすることが大切です。

また、ヘアケアを適切に行い、髪を生やす土台作りをしましょう。自分に合うシャンプー選びや、正しい方法で洗髪することはもちろん、頭皮マッサージを習慣づけるのも効果的です。できることから実践してみてください。

この記事の監修
日本毛髪科学協会 毛髪診断士

日本毛髪科学協会 毛髪診断士

吉田 愛(よしだ あい)

2015年アンファー株式会社入社。スカルプDのマーケティング、経営企画を経験。
2019年から商品開発に従事し、スカルプD ボーテブランドの商品開発責任者を担当。

注目キーワード |
#抜け毛原因 #手ぐし 抜け毛 #びまん性脱毛症 女性 #薄毛 食べ物 #円形脱毛症 前髪

薄毛・抜け毛・切れ毛の
FAQ記事

よくある質問

A.

女性の薄毛の原因はさまざまですが、主に加齢・女性ホルモンの減少・ストレス・副腎皮質ホルモンの減少などが挙げられます。いくつかの原因が重なって薄毛の症状が見られる場合もあります。女性の薄毛の場合は、ホルモンバランスの変化による脱毛も多いです。まず、病院で原因を詳しく調べてもらう事が、薄毛の原因を知るためには大切です。

A.

髪の毛はもともとケラチンとたんぱく質から成ります。過度のダイエットにより、毛や爪など皮膚の最外層を形成している角層の合成に不可欠な微量金属の、腸からの吸収ができなくなります。そうすると、毛は伸びない、爪も伸びず、薄くやわらかくなります。皮膚もカサカサになって、輝きがなくなります。上記のように、過度のダイエットで体内だけでなく髪にも栄養が行き渡らなくなり、その結果として抜け毛がおこり、髪が細くなる(薄毛になる)といった症状が現れる場合があります。

A.

妊娠中は出産準備のために分泌される女性ホルモンの影響で、成長期が終わるはずの髪の毛の寿命が長くなり、抜け毛が少なくなります。しかし、出産後はホルモンのバランスが急激に通常の状態に戻ります。そのため、寿命が延長されていた毛髪が突然休止期に入ることにより、一時的に抜け毛が多くなります。これは出産後約6ヶ月を過ぎると、徐々に回復していくようになります。

A.

遺伝的要素は誰にでもあります。実際に「薄毛」が遺伝するのではなく、「薄毛」になりやすい体質が遺伝し、その家系の生活習慣などが遺伝的要素として影響する(薄毛になる)と言われています。

A.

現在のところ円形脱毛症の原因ははっきりとしていません。原因としては、「自己免疫疾患」、「精神的ストレス」、「内分泌異常」、「遺伝的素因」等が考えられます。「自己免疫疾患」という説が有力ですが、精神的ストレスがきっかけの誘因になるのかもしれません。自己免疫は、外部からの侵入物を攻撃することにより、私達の身体を守っています。自己免疫疾患では、この免疫機能に何らかの異常が生じ、自己反応性の細胞や抗体が出現してきます。円形脱毛症においては、Tリンパ球が毛根を外敵と間違えて誤った攻撃命令を出すことによって起きるとされています。「T リンパ球」とは、体の中に侵入してきた有害な細菌やウィルスといった外敵を身体の細胞と区別して命令を出す細胞です。一度攻撃が始まってしまうと、多くの Tリンパ球が毛根に集まり激しい攻撃を繰り広げます。そのため毛根が破壊され、正常で元気な女性の髪の毛でさえ、突然抜け落ちてしまいます。

A.

育毛剤の使用や、パーマでボリュームを出したり、カラーリングなどで目立たなくする事は可能です。薄毛の場合は原因にもよりますが、加齢によるものや、ホルモンバランスの変化などは、円形脱毛症とは違いますから自然と治る事はまず無いと考えて、専門医師の受診をお勧めします。

A.

筋肉が凝って硬くなると、周辺の血液の流れが悪くなり髪に必要な栄養分がきちんと行き渡らなくなります。その結果、血行不良を起こし、薄毛や抜け毛をまねきますので軽い運動やストレッチで血行を良くするように心がけましょう。

A.

まずは加齢現象の一つと思ってください。髪の毛は毛球のなかにある毛乳頭細胞でつくられています。そのなかには髪の毛の色を決める色素細胞が含まれています。この色素細胞でつくられたメラニン色素が、毛の中に送り込まれ髪の毛に色がつきます。ところが、色素細胞の加齢現象により機能が低下し時には消失してしまいます。そうすると色素を持たない髪の毛が白髪になると言われています。

A.

パーマ、カラーリングともに、いくら技術が進歩したとはいえ髪にダメージを与えます。そして抜け毛の原因となるのが、パーマ液や毛染め剤が頭皮にもたらす影響です。髪の傷み自体は抜け毛の直接の原因にはなりませんが、痛んだ頭皮が髪に悪影響を与え、抜け毛の原因につながることがあります。

よくある質問をもっと見る

RANKINGランキング

最終更新日:

NEW新着

CATEGORYカテゴリ