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薄毛の女性はパーマをかけていい?メリット・デメリット、かけるときの注意点

掲載日:2023.10.2 更新日:2023.10.03

薄毛は男性だけでなく女性にとってもデリケートな悩みの1つです。髪の毛のボリュームが減ってきた女性のなかには、パーマをかけていいのか不安な方もいらっしゃるのではないでしょうか。この記事では、薄毛の女性がパーマをかけるメリットとデメリット、およびダメージの少ないパーマなどについて解説します。

この記事の監修
日本毛髪科学協会 毛髪診断士

日本毛髪科学協会 毛髪診断士

吉田 愛(よしだ あい)

2015年アンファー株式会社入社。スカルプDのマーケティング、経営企画を経験。
2019年から商品開発に従事し、スカルプD ボーテブランドの商品開発責任者を担当。

薄毛でパーマをかけるメリット

薄毛でパーマをかけるメリット

薄毛の女性がパーマをかけると、髪の毛や頭皮に良くないのではと不安に思われるかもしれません。しかし、上手にパーマをかけると以下のメリットが得られます。

  • 自然に薄毛をカバーできる
  • スタイリングが簡単になる
  • おしゃれな髪型を楽しめる
など

ここでは薄毛でパーマをかけるメリットについて解説します。

自然に薄毛をカバーできる

女性も薄毛になる可能性はあるのですが、男性のように頭頂部や前頭部が局所的に薄くなるケースは多くありません。
女性の薄毛では髪の毛が細くなり全体のボリュームが減少する傾向にあります。パーマを上手にかけ疑似的なカールをつけると、髪の毛が立ち上がりボリュームがアップ。薄毛が気になる部分を自然にカバーできます。

例えばボブ~ロングスタイルの女性がいわゆる「ゆるふわパーマ」をかけると、トップはナチュラルなボリュームに、中間部分から毛先にかけてしっかりとパーマがかかり髪の毛全体のボリュームアップが可能です。

薄毛部分を上手に隠すだけでなく、パーマでおしゃれな印象になれば、おしゃれなファッションも積極的に楽しめます。

スタイリングが簡単になる

髪の毛の量が少なくなってくると、毎日のスタイリングにとても気を遣うようになります。スタイリングに時間を取られると、ストレスに感じる方もいるでしょう。

パーマをかけると髪の毛に自然な流れができるため、ワックスやムースを使って簡単にスタイリングできます。スタイリングに時間がかからないのは、朝が忙しい女性にとってもメリットと言えるでしょう。

おしゃれな髪形を楽しめる

パーマをかけると髪の毛全体のボリュームアップにより薄毛の箇所を隠せるのはもちろん、自然でおしゃれな印象を周囲に与えられます。
その日の気分によってゆるく結んでみたり分け目を変えてみたりと、おしゃれな髪形を楽しめるのは嬉しいものです。薄毛を気にせずおしゃれを楽しみたい方はパーマを検討してみるといいかもしれません。

薄毛でパーマをかけるデメリット

女性がパーマを上手にかけると、薄毛の箇所を目立たなくできます。しかし、パーマをかけると髪の毛や頭皮に負担がかかるのも事実です。

パーマには1剤と2剤の2種類の薬剤を使用しますが、いずれも髪の毛を作る元となるケラチンを変化させる働きがあります。ケラチンを変化させて髪の毛の連続性を切断し、再結合させるのがパーマの仕組みですが、その過程で1本1本の髪の毛が弱くなってしまうのです。
髪の毛が弱くなると少しの衝撃で切れ毛や抜け毛を引き起こしやすくなるため、かえって薄毛が目立つ恐れがあります。

また、パーマ剤が頭皮に付着すると炎症を起こすなどして頭皮環境を悪化させる可能性があります。頭皮環境が悪化すると髪の毛の成長に悪影響をおよぼし、抜け毛や薄毛のリスクを高める恐れがあります。

パーマにはこのようにメリットとデメリットがあるため、両者を比較考量したうえでかかりつけの美容師にも相談し、パーマをかけるか決めるとよいでしょう。

ダメージの少ないパーマはある?

メリット・デメリットを踏まえパーマをかけると決めたなら、できるだけ髪の毛や頭皮にかかるダメージを抑えたいものです。そんなときは以下のパーマを検討してみましょう。

  • 水パーマ
  • コスメパーマ
  • クリープパーマ

ここでは髪の毛や頭皮へのダメージが少ないパーマについて解説します。

水パーマ

水パーマは髪の毛にスチームを当てるパーマの方法の1つです。一般的なパーマは薬剤を使用してキューティクルを開くのですが、水パーマはスチームでキューティクルを開くため、髪の毛にかかる負担が少ないというメリットがあります。

髪の毛が濡れた状態だとしっかりとウェーブが出て、乾くと緩やかなウェーブに変化するのが特徴です。髪の毛が柔らかい方だとパーマがかかりやすい傾向にあります。

コスメパーマ

コスメパーマは化粧品として販売されている薬剤を使用して行うパーマです。
美容院で一般的に用いられる薬剤よりもマイルドなため、髪の毛や頭皮にかかる負担が少ないとされています。ふんわりとした空気間のあるパーマをかけたい方にはおすすめです。

クリープパーマ

クリープパーマは一般的なパーマのように薬剤だけの力に頼るのではなく、途中で一定時間低温で蒸すような状態に置くことで、パーマを長持ちかつダメージを減らす方法です。ウェーブを保持するのが難しい軟毛の方や、髪のハリ・コシが低下した方でもパーマがかかりやすいといわれています。

薄毛でパーマをかけるときの注意点

薄毛でパーマをかけるメリット

パーマには薄毛を隠したりおしゃれを楽しんだりできるメリットがありますが、多かれ少なかれ髪の毛や頭皮にダメージを与える結果は避けられません。そのため、以下2点に注意してパーマを楽しむとよいでしょう。

  • 数ヶ月に1度にする
  • 頭皮トラブルがあるときは控える

ここではパーマをかけるときの注意点について解説します。

数ヶ月に1度にする

水パーマやコスメパーマ、クリープパーマなど、通常のパーマに比べればダメージが少ないやり方であっても、パーマが髪の毛や頭皮に負担をかけるのは間違いありません。

薄毛をカバーするためにパーマをかけているのに、かえって薄毛が進行したら本末転倒と言えるでしょう。
髪の毛や頭皮への過度な負担を避けるためにも、パーマは多くても2ヶ月に1回のペースに留めましょう。

頭皮トラブルがあるときは控える

下記のような頭皮トラブルがある際には、パーマをかけるのをやめておきましょう

  • 炎症
  • フケ
  • かゆみ
  • 多量の抜け毛

頭皮の炎症やかゆみがあるときにパーマをかけると、薬剤の刺激によって症状をさらに悪化させる可能性があります。まずは頭皮環境を整えてからパーマをかけるようにしましょう。

また、フケや多量の抜け毛が見られる女性は、何らかの脱毛症を発症している可能性も疑われるため、まずは薄毛専門のクリニックを受診し、診察や検査を受けるのがおすすめです。

パーマの後はヘアケアが大切

パーマをかけるとどうしても髪の毛や頭皮にダメージが加わるため、施術後にしっかりとケアを行う必要があります。
パーマによって与えられたダメージを回復させるために、頭皮に優しいシャンプーを使用したり、育毛剤で頭皮環境を整えたりしてみてはいかがでしょう。

シャンプーのなかには髪の毛や頭皮にとって好ましくない成分が含まれているものもあるため、パーマの後はアミノ酸系の薬用シャンプーや育毛用シャンプーを利用するのがおすすめです。
また、ダメージを受けた頭皮環境を改善するには、ジフェンヒドラミン、ヒノキチオールなど、毛包の活性化が期待できる成分を配合した育毛剤を利用するとよいでしょう。

薄毛でパーマをかけるときは美容師に相談しましょう

薄毛の女性が上手にパーマを利用すると、薄毛部分を目立たなくさせられるだけでなく、オシャレを楽しめるといったメリットもあります。

一般的なパーマに用いられる薬剤は髪の毛や頭皮にダメージを与えるため、少しでもダメージを減らしたい方は水パーマやコスメパーマ、クリープパーマの実施を検討するとよいでしょう。

しかし、どのようなパーマの方法であっても、多かれ少なかれ髪の毛や頭皮にダメージが加わる結果は避けられません。そのため、施術頻度は多くても2ヶ月に1回に留め、施術後はしっかりと髪の毛や頭皮のケアに取り組むのが大切です。

自分の髪質や髪の毛の量でパーマをかけていいか分からない際には、髪の毛の専門家である美容師や薄毛クリニックに相談するとよいでしょう。

この記事の監修
日本毛髪科学協会 毛髪診断士

日本毛髪科学協会 毛髪診断士

吉田 愛(よしだ あい)

2015年アンファー株式会社入社。スカルプDのマーケティング、経営企画を経験。
2019年から商品開発に従事し、スカルプD ボーテブランドの商品開発責任者を担当。

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FAQ記事

よくある質問

A.

女性の薄毛の原因はさまざまですが、主に加齢・女性ホルモンの減少・ストレス・副腎皮質ホルモンの減少などが挙げられます。いくつかの原因が重なって薄毛の症状が見られる場合もあります。女性の薄毛の場合は、ホルモンバランスの変化による脱毛も多いです。まず、病院で原因を詳しく調べてもらう事が、薄毛の原因を知るためには大切です。

A.

髪の毛はもともとケラチンとたんぱく質から成ります。過度のダイエットにより、毛や爪など皮膚の最外層を形成している角層の合成に不可欠な微量金属の、腸からの吸収ができなくなります。そうすると、毛は伸びない、爪も伸びず、薄くやわらかくなります。皮膚もカサカサになって、輝きがなくなります。上記のように、過度のダイエットで体内だけでなく髪にも栄養が行き渡らなくなり、その結果として抜け毛がおこり、髪が細くなる(薄毛になる)といった症状が現れる場合があります。

A.

妊娠中は出産準備のために分泌される女性ホルモンの影響で、成長期が終わるはずの髪の毛の寿命が長くなり、抜け毛が少なくなります。しかし、出産後はホルモンのバランスが急激に通常の状態に戻ります。そのため、寿命が延長されていた毛髪が突然休止期に入ることにより、一時的に抜け毛が多くなります。これは出産後約6ヶ月を過ぎると、徐々に回復していくようになります。

A.

遺伝的要素は誰にでもあります。実際に「薄毛」が遺伝するのではなく、「薄毛」になりやすい体質が遺伝し、その家系の生活習慣などが遺伝的要素として影響する(薄毛になる)と言われています。

A.

現在のところ円形脱毛症の原因ははっきりとしていません。原因としては、「自己免疫疾患」、「精神的ストレス」、「内分泌異常」、「遺伝的素因」等が考えられます。「自己免疫疾患」という説が有力ですが、精神的ストレスがきっかけの誘因になるのかもしれません。自己免疫は、外部からの侵入物を攻撃することにより、私達の身体を守っています。自己免疫疾患では、この免疫機能に何らかの異常が生じ、自己反応性の細胞や抗体が出現してきます。円形脱毛症においては、Tリンパ球が毛根を外敵と間違えて誤った攻撃命令を出すことによって起きるとされています。「T リンパ球」とは、体の中に侵入してきた有害な細菌やウィルスといった外敵を身体の細胞と区別して命令を出す細胞です。一度攻撃が始まってしまうと、多くの Tリンパ球が毛根に集まり激しい攻撃を繰り広げます。そのため毛根が破壊され、正常で元気な女性の髪の毛でさえ、突然抜け落ちてしまいます。

A.

育毛剤の使用や、パーマでボリュームを出したり、カラーリングなどで目立たなくする事は可能です。薄毛の場合は原因にもよりますが、加齢によるものや、ホルモンバランスの変化などは、円形脱毛症とは違いますから自然と治る事はまず無いと考えて、専門医師の受診をお勧めします。

A.

筋肉が凝って硬くなると、周辺の血液の流れが悪くなり髪に必要な栄養分がきちんと行き渡らなくなります。その結果、血行不良を起こし、薄毛や抜け毛をまねきますので軽い運動やストレッチで血行を良くするように心がけましょう。

A.

まずは加齢現象の一つと思ってください。髪の毛は毛球のなかにある毛乳頭細胞でつくられています。そのなかには髪の毛の色を決める色素細胞が含まれています。この色素細胞でつくられたメラニン色素が、毛の中に送り込まれ髪の毛に色がつきます。ところが、色素細胞の加齢現象により機能が低下し時には消失してしまいます。そうすると色素を持たない髪の毛が白髪になると言われています。

A.

パーマ、カラーリングともに、いくら技術が進歩したとはいえ髪にダメージを与えます。そして抜け毛の原因となるのが、パーマ液や毛染め剤が頭皮にもたらす影響です。髪の傷み自体は抜け毛の直接の原因にはなりませんが、痛んだ頭皮が髪に悪影響を与え、抜け毛の原因につながることがあります。

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