根元からの切れ毛の原因って何ですか?
掲載日:2020.02.19 更新日:2022.08.29
- この記事の監修
日本毛髪科学協会 毛髪診断士
吉田 愛(よしだ あい)
2015年アンファー株式会社入社。スカルプDのマーケティング、経営企画を経験。
2019年から商品開発に従事し、スカルプD ボーテブランドの商品開発責任者を担当。
根元からの切れ毛は、強いダメージが原因かもしれません
毛先は、髪のダメージが蓄積されるので、切れ毛になりやすい部分だといわれています。
反対に、髪の根元は傷みが少なく、切れ毛になりにくい部分です。
しかし、パーマやカラーなどの強い薬剤による刺激で、根元部分にダメージを受けると、根元でも切れ毛が起こる可能性があります。
また、頭皮環境が悪くなっていると、髪が弱ってしまうため、根元であっても簡単に切れてしまう可能性があるので注意が必要です。
パーマやヘアカラーをすると、髪や頭皮に負担がかかります
パーマやヘアカラーは、おしゃれの一環として取り入れている方も多いのではないでしょうか。しかし、パーマやヘアカラーに使われる薬剤は、頭皮や髪に相当な負担をかけているのです。というのも、パーマやヘアカラーに使われる薬剤は、キューティクルを開かせて、髪の内部に浸透させることで効果を発揮します。
しかし、キューティクルを開かせると、髪の内部のタンパク質や水分が流れ出て、髪の内部がスカスカな状態になってしまうのです。髪の中に空洞ができると、髪が非常にもろくなってしまいます。
また、頭皮に薬剤が付着すると、かぶれや炎症が生じることもあります。
さらに、身体に合わない薬剤を使用すると、アレルギー症状を引き起こす危険性もあるのです。
このように、パーマやヘアカラーは、髪と頭皮に負担をかけているということを忘れてはなりません。
もちろん、薬剤の種類によって、肌への刺激の強い弱いがあるので、すべてが危険であるわけではありませんが、自分の髪や頭皮の状態に応じて、パーマやヘアカラーなどのおしゃれを楽しむ必要があるでしょう。
パーマやヘアカラーをした後は、しっかりケアしましょう
先ほども説明したように、パーマやヘアカラーをすると、髪と頭皮は大きなダメージを受けます。ダメージを受けた髪の毛は、とてもデリケートな状態なので、アフターケアが重要です。
アフターケアとして一般的なのが、トリートメントです。トリートメントには、髪のダメージを補修する役割があります。毎日のトリートメントは、シャンプー後に行う洗い流すタイプのトリートメントと、入浴後、髪を乾かす前に行うアウトバストリートメントを行いましょう。トリートメントをしっかり行っていれば、パーマやヘアカラーのもちが良くなる効果も期待できます。
そして、普段のケアでは、とにかく髪を優しく扱うことが大切です。
ブラッシングの時は、毛先から徐々にとかしていくようにしましょう。
また、ヘアアレンジする際も、逆毛を立てるのは避けた方が無難です。
ほんの少し手間をかけてあげれば、髪のダメージは減らせます。
はじめは面倒かもしれませんが、ケアを怠らないことが美しい髪を守るためには重要です。
根元からの切れ毛は、髪が弱っているサインです
ヘアカラーやパーマといった、特別なことをしていないのに、根元付近で切れ毛が起こっている場合、髪の成長が阻害され、髪が弱っている可能性があります。
髪が弱っていると、本来あまりダメージを受けていないはずの根元であっても、ちょっとしたことで切れてしまうことがあるのです。
しかし、適切なケアを行えば、頭皮や髪を健康に保ち、切れ毛を予防できますので、安心してください。
ホルモンバランスを整える
ホルモンバランスが乱れると、健康な髪が育ちにくくなります。
これを防ぐためには、規則正しい生活を心がけるようにしましょう。
良質な睡眠をとる
睡眠中は、新陳代謝を活性化する成長ホルモンが活発に分泌されます。
成長ホルモンは、髪の成長にも関与しているため、分泌を妨げないためには、質の良い睡眠をとるようにしましょう。
栄養バランスの良い食事を心がける
髪が成長するためには、髪の原料となるタンパク質が必要不可欠です。
また、髪の成長を助けるミネラルや新陳代謝を高めるビタミンなど、たくさんの栄養が必要です。栄養バランスのとれた食事をとって、髪の成長を阻害しないようにしましょう。
(まとめ)根元からの切れ毛の原因って何ですか?
根元からの切れ毛は、強いダメージが原因かもしれません
一般的に切れ毛が起こりやすいのは、毛先部分で、根元部分は傷みが少ないため、切れ毛が起こりにくいとされています。
しかし、パーマ剤やヘアカラー剤などの強い刺激を受けると、根元からの切れ毛が起こる可能性があります。
パーマやヘアカラーをすると、髪や頭皮に負担がかかります
パーマやヘアカラーは、キューティクルを開かせて内部にヘアカラー剤を浸透させているため、髪に大きな負担がかかります。
また、パーマ剤やヘアカラー剤が頭皮に付着すると、かぶれや炎症、アレルギー症状などが起こる可能性もあります。
パーマやヘアカラーをした後は、しっかりケアしましょう
パーマやヘアカラーをすると、キューティクルが開いてしまうので、非常に敏感な状態です。
そのため、アフターケアで髪を保護してあげる必要があります。
また、日頃のヘアケアも、いつもより丁寧に優しく行わなければなりません。
根元からの切れ毛は、髪が弱っているサインです
特別髪へのダメージがないにも関わらず、根元から髪が切れてしまう場合は、髪の成長が阻害されている可能性があります。
健康で丈夫な髪を育てるためには、ホルモンバランスを整えたり、食生活を見なおしたりして、育毛に適した頭皮環境を整えるようにしましょう。
- この記事の監修
日本毛髪科学協会 毛髪診断士
吉田 愛(よしだ あい)
2015年アンファー株式会社入社。スカルプDのマーケティング、経営企画を経験。
2019年から商品開発に従事し、スカルプD ボーテブランドの商品開発責任者を担当。
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よくある質問
女性の薄毛の原因はさまざまですが、主に加齢・女性ホルモンの減少・ストレス・副腎皮質ホルモンの減少などが挙げられます。いくつかの原因が重なって薄毛の症状が見られる場合もあります。女性の薄毛の場合は、ホルモンバランスの変化による脱毛も多いです。まず、病院で原因を詳しく調べてもらう事が、薄毛の原因を知るためには大切です。
髪の毛はもともとケラチンとたんぱく質から成ります。過度のダイエットにより、毛や爪など皮膚の最外層を形成している角層の合成に不可欠な微量金属の、腸からの吸収ができなくなります。そうすると、毛は伸びない、爪も伸びず、薄くやわらかくなります。皮膚もカサカサになって、輝きがなくなります。上記のように、過度のダイエットで体内だけでなく髪にも栄養が行き渡らなくなり、その結果として抜け毛がおこり、髪が細くなる(薄毛になる)といった症状が現れる場合があります。
妊娠中は出産準備のために分泌される女性ホルモンの影響で、成長期が終わるはずの髪の毛の寿命が長くなり、抜け毛が少なくなります。しかし、出産後はホルモンのバランスが急激に通常の状態に戻ります。そのため、寿命が延長されていた毛髪が突然休止期に入ることにより、一時的に抜け毛が多くなります。これは出産後約6ヶ月を過ぎると、徐々に回復していくようになります。
遺伝的要素は誰にでもあります。実際に「薄毛」が遺伝するのではなく、「薄毛」になりやすい体質が遺伝し、その家系の生活習慣などが遺伝的要素として影響する(薄毛になる)と言われています。
現在のところ円形脱毛症の原因ははっきりとしていません。原因としては、「自己免疫疾患」、「精神的ストレス」、「内分泌異常」、「遺伝的素因」等が考えられます。「自己免疫疾患」という説が有力ですが、精神的ストレスがきっかけの誘因になるのかもしれません。自己免疫は、外部からの侵入物を攻撃することにより、私達の身体を守っています。自己免疫疾患では、この免疫機能に何らかの異常が生じ、自己反応性の細胞や抗体が出現してきます。円形脱毛症においては、Tリンパ球が毛根を外敵と間違えて誤った攻撃命令を出すことによって起きるとされています。「T リンパ球」とは、体の中に侵入してきた有害な細菌やウィルスといった外敵を身体の細胞と区別して命令を出す細胞です。一度攻撃が始まってしまうと、多くの Tリンパ球が毛根に集まり激しい攻撃を繰り広げます。そのため毛根が破壊され、正常で元気な女性の髪の毛でさえ、突然抜け落ちてしまいます。
育毛剤の使用や、パーマでボリュームを出したり、カラーリングなどで目立たなくする事は可能です。薄毛の場合は原因にもよりますが、加齢によるものや、ホルモンバランスの変化などは、円形脱毛症とは違いますから自然と治る事はまず無いと考えて、専門医師の受診をお勧めします。
筋肉が凝って硬くなると、周辺の血液の流れが悪くなり髪に必要な栄養分がきちんと行き渡らなくなります。その結果、血行不良を起こし、薄毛や抜け毛をまねきますので軽い運動やストレッチで血行を良くするように心がけましょう。
まずは加齢現象の一つと思ってください。髪の毛は毛球のなかにある毛乳頭細胞でつくられています。そのなかには髪の毛の色を決める色素細胞が含まれています。この色素細胞でつくられたメラニン色素が、毛の中に送り込まれ髪の毛に色がつきます。ところが、色素細胞の加齢現象により機能が低下し時には消失してしまいます。そうすると色素を持たない髪の毛が白髪になると言われています。
パーマ、カラーリングともに、いくら技術が進歩したとはいえ髪にダメージを与えます。そして抜け毛の原因となるのが、パーマ液や毛染め剤が頭皮にもたらす影響です。髪の傷み自体は抜け毛の直接の原因にはなりませんが、痛んだ頭皮が髪に悪影響を与え、抜け毛の原因につながることがあります。
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