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抜け毛は何科で相談?コロナ・更年期・産後など原因別におすすめの病院

掲載日:2024.11.01 更新日:2024.11.01

抜け毛が気になる時、何科で相談したらいいのか迷うものです。この記事では、原因別に抜け毛に関する相談ができる診療科を紹介します。薄毛治療専門クリニックのメリットについても解説しているので、抜け毛が気になる女性の方は参考にしてください。

この記事の監修
日本毛髪科学協会 毛髪診断士

日本毛髪科学協会 毛髪診断士

吉田 愛(よしだ あい)

2015年アンファー株式会社入社。スカルプDのマーケティング、経営企画を経験。
2019年から商品開発に従事し、スカルプD ボーテブランドの商品開発責任者を担当。

病院での抜け毛相談は皮膚科・内科へ

病院での抜け毛相談は皮膚科・内科へ

抜け毛について病院で相談をしたいのであれば、まずは皮膚科や内科を検討するのが基本です。はじめに、皮膚科および内科でできることについて解説します。

皮膚科でできること

頭皮は肌の一部であるため、抜け毛とともにかゆみや炎症など肌トラブルをともなうようであれば、皮膚科を受診しましょう。

皮膚科では問診や視診などを通して肌に見られる症状の原因を突き止め、一人ひとりにあった適切な治療を行います。
治療方法は外用薬や内服薬などの投薬治療が一般的で、かゆみや炎症を抑える薬を処方したり、細菌から頭皮を守るシャンプー剤を処方したりするケースが多いです。

内科でできること

肌のかゆみや赤みなどの頭皮トラブルがないにもかかわらず抜け毛が増えている方は、何らかの内科系疾患を発症している可能性も疑われます。
抜け毛に限った話ではありませんが、どの診療科を受診していいか分からない方は、まず内科を受診するのが基本です。

内科では問診や視診などを通して症状の原因を探り、適切な治療を手配してくれます。
なお、抜け毛を引き起こす代表的な内科系疾患としては、甲状腺機能低下症や膠原病、鉄欠乏性貧血、梅毒などが挙げられます。

【原因別】抜け毛相談ができる診療科

抜け毛の原因によっては、適切な診療科が異なります。原因別の抜け毛相談ができる主な診療科は以下の通りです。

  • 頭皮トラブル:皮膚科
  • コロナ:皮膚科
  • 更年期:産婦人科
  • 産後:産婦人科
  • ストレス:心療内科

女性の抜け毛にはさまざまな原因が関わっているため、まずは医師の診察を受けて原因を突き止めるのが重要なポイントです。

頭皮トラブル:皮膚科

頭皮に以下のようなトラブルが見られる方は、皮膚科を受診するのがおすすめです。

  • 赤み
  • かゆみ
  • ブツブツしたできもの
  • 滲出液
  • 皮脂の過剰な分泌
  • 大量のフケなど

まずは皮膚科で症状について相談し、原因を追究しましょう。原因にあった内服薬や外用薬で治療すると、抜け毛の改善・予防効果が期待できます。

コロナ:皮膚科

2020年に世界中で流行した新型コロナウイルスにともなう後遺症の1つが抜け毛です。
国内で行われた調査の中には、新型コロナウイルス感染の後遺症で24%の人に抜け毛が見られたとの報告例もあり、必ずしも珍しい症状ではありません。

コロナの後遺症による抜け毛にはストレスやヘアサイクルの乱れ、自己免疫疾患などさまざまな原因が関わっていると考えられています。
抜け毛にコロナが関わっていると自覚している場合は、皮膚科もしくは後述する薄毛治療専門クリニックで原因を突き止め、適切な治療を行う必要があります。

更年期:産婦人科

更年期とは閉経をはさんだ前後5年、およそ10年の期間を指し、一般的には45歳~55歳が更年期とされています。
更年期になると女性ホルモンの一種であるエストロゲンやプロゲステロンの分泌量が減少するため、抜け毛を引き起こしやすくなります。

更年期の抜け毛はさまざまな原因で起こりますが、抜け毛にともないホットフラッシュなど更年期特有の症状が見られる方は、産婦人科を受診するのがおすすめです。
産婦人科ではホルモン療法やサプリメントの処方、生活習慣に関するアドバイスを行い、更年期特有の症状の改善を図ります。

産後:産婦人科

産後に抜け毛が増える現象を分娩後脱毛症と呼んでおり、出産を経験した女性の多くが経験しています。
分娩後脱毛症も女性ホルモンのバランスの変化が原因のため、気になる方は産婦人科に相談するのがおすすめです。
分娩後脱毛症にともなう抜け毛は、産後およそ半年~1年で自然に落ち着くケースが多いです。しかし、人によっては1年以上抜け毛が続くケースも見られます。

ストレス:心療内科

ストレスが原因で抜け毛が増加する可能性もあります。
ストレスが蓄積すると自律神経のうち交感神経が優位に傾き、血行不良により髪の毛の成長を妨げるためです。
また、ストレス状態が続くと睡眠の質が低下し、夜間に分泌される成長ホルモンの分泌量が減少し、抜け毛リスクを増加させる可能性もあります。
抜け毛だけでなく過度なストレスの自覚がある方は、心療内科に相談をしましょう。

本格的な治療をするなら薄毛治療専門クリニック

本格的な治療をするなら薄毛治療専門クリニック

抜け毛の原因に心当たりがない方や、本格的に薄毛治療を受けたい方は、薄毛治療専門のクリニックに相談をするのがおすすめです。
ここでは、薄毛専門のクリニックで治療を受けるメリットや、自分に合ったクリニックの選び方について解説します。

薄毛治療専門クリニックのメリット

薄毛治療専門のクリニックを選ぶメリットの1つが、薄毛に特化した医師による診察および治療を受けられる点です。

たとえば薄毛の治療自体は皮膚科でも行っていますが主に投薬治療がメインであり、医師が脱毛症に精通しているとは限りません。 薄毛専門のクリニックを受診すれば、より的確に抜け毛の原因を突き止め、効果的に薄毛を改善するための治療が受けられます。

また、必要に応じて発毛の効果が認められているミノキシジルなどの内服薬・外用薬の処方も受けられます。

薄毛治療専門クリニックの選び方

近年では男性だけでなく、女性の薄毛治療に特化したクリニックが増加傾向にあります。
どこに通えばいいか迷ったときには、以下のポイントを意識してクリニックを選ぶのがおすすめです。

  • 実績や治療症例が多い
  • 治療方針について分かりやすく説明してくれる
  • 分からない点があれば納得できるまで相談に乗ってくれる
  • 女性特有の悩みを相談できる
  • 高額の治療を無理に勧められない
  • 立地や診療時間など通院しやすい条件がそろっている
  • 定期的に検査や発毛効果を教えてくれる

薄毛専門のクリニックを選ぶポイントの1つが、女性が安心して通えるかどうかです。
男性の医師には相談できない女性特有の悩みでも、女性の医師であれば相談しやすいでしょう。

治療実績が豊富なクリニックであれば、さまざまな症例があるため、自分がどのタイプの薄毛なのかを分かりやすく説明してくれます。
女性の薄毛の改善にはある程度の期間が必要なため、立地や診療時間など通院しやすい条件がそろっているかどうかも確認しておきましょう。

抜け毛が気になるときは原因にあった診療科を受診

抜け毛が気になった方は、まず皮膚科や内科を受診し、肌の病気や内臓病を発症していないか確認するのが基本です。
肌の病気や内臓病がないにもかかわらず抜け毛が増えている方は、原因に応じて産婦人科、心療内科などで相談すると良いでしょう。
特に思い当たる原因がないのに抜け毛が増えている方、もしくは本格的に薄毛治療を受けたい方は、薄毛専門のクリニックで相談するのがおすすめです。
薄毛専門のクリニックでは総合病院よりも的確な検査を行っているため、効率的に薄毛を改善する治療が受けられます。
抜け毛が気になるときは原因に合った診療科を受診し、なるべく早めに治療を始めましょう。

この記事の監修
日本毛髪科学協会 毛髪診断士

日本毛髪科学協会 毛髪診断士

吉田 愛(よしだ あい)

2015年アンファー株式会社入社。スカルプDのマーケティング、経営企画を経験。
2019年から商品開発に従事し、スカルプD ボーテブランドの商品開発責任者を担当。

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薄毛・抜け毛・切れ毛の
FAQ記事

よくある質問

A.

女性の薄毛の原因はさまざまですが、主に加齢・女性ホルモンの減少・ストレス・副腎皮質ホルモンの減少などが挙げられます。いくつかの原因が重なって薄毛の症状が見られる場合もあります。女性の薄毛の場合は、ホルモンバランスの変化による脱毛も多いです。まず、病院で原因を詳しく調べてもらう事が、薄毛の原因を知るためには大切です。

A.

髪の毛はもともとケラチンとたんぱく質から成ります。過度のダイエットにより、毛や爪など皮膚の最外層を形成している角層の合成に不可欠な微量金属の、腸からの吸収ができなくなります。そうすると、毛は伸びない、爪も伸びず、薄くやわらかくなります。皮膚もカサカサになって、輝きがなくなります。上記のように、過度のダイエットで体内だけでなく髪にも栄養が行き渡らなくなり、その結果として抜け毛がおこり、髪が細くなる(薄毛になる)といった症状が現れる場合があります。

A.

妊娠中は出産準備のために分泌される女性ホルモンの影響で、成長期が終わるはずの髪の毛の寿命が長くなり、抜け毛が少なくなります。しかし、出産後はホルモンのバランスが急激に通常の状態に戻ります。そのため、寿命が延長されていた毛髪が突然休止期に入ることにより、一時的に抜け毛が多くなります。これは出産後約6ヶ月を過ぎると、徐々に回復していくようになります。

A.

遺伝的要素は誰にでもあります。実際に「薄毛」が遺伝するのではなく、「薄毛」になりやすい体質が遺伝し、その家系の生活習慣などが遺伝的要素として影響する(薄毛になる)と言われています。

A.

現在のところ円形脱毛症の原因ははっきりとしていません。原因としては、「自己免疫疾患」、「精神的ストレス」、「内分泌異常」、「遺伝的素因」等が考えられます。「自己免疫疾患」という説が有力ですが、精神的ストレスがきっかけの誘因になるのかもしれません。自己免疫は、外部からの侵入物を攻撃することにより、私達の身体を守っています。自己免疫疾患では、この免疫機能に何らかの異常が生じ、自己反応性の細胞や抗体が出現してきます。円形脱毛症においては、Tリンパ球が毛根を外敵と間違えて誤った攻撃命令を出すことによって起きるとされています。「T リンパ球」とは、体の中に侵入してきた有害な細菌やウィルスといった外敵を身体の細胞と区別して命令を出す細胞です。一度攻撃が始まってしまうと、多くの Tリンパ球が毛根に集まり激しい攻撃を繰り広げます。そのため毛根が破壊され、正常で元気な女性の髪の毛でさえ、突然抜け落ちてしまいます。

A.

育毛剤の使用や、パーマでボリュームを出したり、カラーリングなどで目立たなくする事は可能です。薄毛の場合は原因にもよりますが、加齢によるものや、ホルモンバランスの変化などは、円形脱毛症とは違いますから自然と治る事はまず無いと考えて、専門医師の受診をお勧めします。

A.

筋肉が凝って硬くなると、周辺の血液の流れが悪くなり髪に必要な栄養分がきちんと行き渡らなくなります。その結果、血行不良を起こし、薄毛や抜け毛をまねきますので軽い運動やストレッチで血行を良くするように心がけましょう。

A.

まずは加齢現象の一つと思ってください。髪の毛は毛球のなかにある毛乳頭細胞でつくられています。そのなかには髪の毛の色を決める色素細胞が含まれています。この色素細胞でつくられたメラニン色素が、毛の中に送り込まれ髪の毛に色がつきます。ところが、色素細胞の加齢現象により機能が低下し時には消失してしまいます。そうすると色素を持たない髪の毛が白髪になると言われています。

A.

パーマ、カラーリングともに、いくら技術が進歩したとはいえ髪にダメージを与えます。そして抜け毛の原因となるのが、パーマ液や毛染め剤が頭皮にもたらす影響です。髪の傷み自体は抜け毛の直接の原因にはなりませんが、痛んだ頭皮が髪に悪影響を与え、抜け毛の原因につながることがあります。

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