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髪を太くしたい!髪の太さと女性ホルモンに関係があるって本当?

掲載日:2020.02.18 更新日:2023.01.23

この記事の監修
日本毛髪科学協会 毛髪診断士

日本毛髪科学協会 毛髪診断士

吉田 愛(よしだ あい)

2015年アンファー株式会社入社。スカルプDのマーケティング、経営企画を経験。
2019年から商品開発に従事し、スカルプD ボーテブランドの商品開発責任者を担当。

髪の毛の太さは、女性ホルモンの分泌量に影響を受けます

健康な髪の毛は「成長期・退行期・休止期」のヘアサイクルの中で生まれ変わります。

1本の髪の毛が成長しはじめて抜け落ちるまでにかかる期間は、一般的には男性が3~5年女性が4~6年といわれています。

ヘアサイクルの成長期に女性ホルモンが不足していると、成長期が短くなってしまったり、髪の毛がちゃんと育たずに途中で抜け落ちてしまったりといったトラブルがおきてしまうのです。

また、エストロゲンは、髪の毛を作り出す際に必要なコラーゲンを作り出すので、新しく生えてくる髪の毛にも大きな影響を与えます。
そのため、女性ホルモンと髪の毛の太さには、密接な関係があるといえるでしょう。

髪の毛が細くなってしまう大きな原因は、ホルモンバランスの乱れ

髪の毛の健康な成長には、女性ホルモン「エストロゲン」の分泌量が十分足りていることが大切だといわれています。
なぜならエストロゲンは、髪の毛を作り出す時や、髪の毛の成長期に大きく関わっているからです。
しかし、女性は年齢を重ねていくと卵巣の機能が衰えて、エストロゲンの分泌量が減ってしまう傾向にあります。

エストロゲンの分泌量が減少すると、自律神経ホルモンのバランスが乱れてイライラやストレスが増えたり、不安が高まったりすることもあるようです。
その結果、それらマイナスの感情が更に女性ホルモンの分泌を阻害して、負の連鎖になってしまう可能性があります。

髪の毛は60代から急激に細くなっていく傾向があり、20代の髪の毛の太さと比べると30%ほど細くなるといわれています。
加齢とともに毛が細くなるのは老化現象なので仕方がないという考え方もありますが、できれば、少しでも維持していきたいですよね。

薄毛の原因は、ホルモンバランスの乱れだけではありません

食事が不規則、栄養バランスが悪いなどの場合、きちんと食べているようでも栄養不足になってしまうことがあります。
食事から得られる栄養は、まず生命維持に寄与する重要な器官へと送られます。
そのため、必要な栄養が不足していると、頭皮まで行き届かなくなり髪の毛が育ちにくくなってしまうこともあります。

なお、髪の毛の主成分であるケラチンは、タンパク質でできています。
このケラチンを作る上で重要な役割を果たしているのが亜鉛です。

また、亜鉛がケラチン合成する際にサポートをしてくれるのがビタミンです。
これら3つの栄養素は、髪の毛を作り出す上でどれも欠かせず大切なのですが、特に不足しがちだといわれているのが亜鉛です。
紅茶やコーヒーに含まれるタンニンやカフェインと結びつくと、亜鉛は、体外へ排出されやすくなってしまいます。

薄毛が気になる方は、紅茶やコーヒーの飲み過ぎに注意したほうがよいかもしれませんね。
良質なタンパク質とバランスのとれた食事が、健康な髪の毛を作り出す上で大切です。

細くなった髪の毛を戻すには、長期的なケアが大切です

一度細くなってしまった髪の毛は、ケアをしても急に太くなることはありません
時間をかけてしっかりと毛を育てる環境を整えることが、毛を太くするために重要なことです。
そのためには、必要な栄養素を積極的に取り入れたり、サプリメントや育毛剤などで女性ホルモン様作用のあるイソフラボンなどを取り入れたりをおすすめします

また、血流が悪いと栄養が毛を作る毛母細胞まで行き届かなくなるので、頭皮マッサージなどを行って血行をよくしてあげることも重要です。
育毛剤や、スカルプケアに特化したシャンプーなどを使うことで、頭皮のダメージケアをしていくこともお薦めです。

髪の毛の太さや健康状態は、日々変化します。
毎日鏡を見てチェックしていても、徐々に毛が細くなってきていることには気がつきにくいのは事実です。
気がついた時には、すっかり細くなって地肌が見えるようになっていたり、ボリュームが減ってスタイリングが決まらなくなっていたりということも考えられます。
大切な髪の毛を守るために、普段から意識してケアをしていくのがよさそうですね。

(まとめ)髪の毛を太くしたい!太さと女性ホルモンに関係があるって本当?

髪の毛の太さは、女性ホルモンの分泌量に影響を受けます

髪の毛が育つ成長期に女性ホルモンが不足していると、ヘアサイクルが乱れて成長期が短くなってしまいます。
その結果、しっかり太い髪の毛に育たないこともあります。
エストロゲンは髪の毛の成長に重要な役割を果たしています。

髪の毛が細くなってしまう大きな原因は、ホルモンバランスの乱れ

女性が加齢とともに髪のボリュームがなくなってしまうのは、卵巣機能低下によりホルモンバランスが変化したことが原因です。

更に、加齢によりエストロゲンの分泌量が減少すると、自律神経ホルモンのバランスが乱れてストレスが増え、その結果、更に女性ホルモンが減少して、負の連鎖になるのです。

薄毛の原因は、ホルモンバランスの乱れだけではありません

髪の毛が細くなるのはホルモンだけが原因ではありません。
食事が不規則だったり、栄養バランスが悪かったりすると、体に必要な物質、例えば亜鉛が不足して、髪の毛を作り出す毛母細胞まで栄養が行き届かなくなってしまいます。

細くなった髪の毛を戻すには、長期的なケアが大切です

時間をかけて、健康的な髪の毛が育つために頭皮ケアをしていくことが大切です。
そのためには、必要な栄養を積極的に摂取したり、血行をよくしたり、普段から意識してケアしましょう。

この記事の監修
日本毛髪科学協会 毛髪診断士

日本毛髪科学協会 毛髪診断士

吉田 愛(よしだ あい)

2015年アンファー株式会社入社。スカルプDのマーケティング、経営企画を経験。
2019年から商品開発に従事し、スカルプD ボーテブランドの商品開発責任者を担当。

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FAQ記事

よくある質問

A.

女性の薄毛の原因はさまざまですが、主に加齢・女性ホルモンの減少・ストレス・副腎皮質ホルモンの減少などが挙げられます。いくつかの原因が重なって薄毛の症状が見られる場合もあります。女性の薄毛の場合は、ホルモンバランスの変化による脱毛も多いです。まず、病院で原因を詳しく調べてもらう事が、薄毛の原因を知るためには大切です。

A.

髪の毛はもともとケラチンとたんぱく質から成ります。過度のダイエットにより、毛や爪など皮膚の最外層を形成している角層の合成に不可欠な微量金属の、腸からの吸収ができなくなります。そうすると、毛は伸びない、爪も伸びず、薄くやわらかくなります。皮膚もカサカサになって、輝きがなくなります。上記のように、過度のダイエットで体内だけでなく髪にも栄養が行き渡らなくなり、その結果として抜け毛がおこり、髪が細くなる(薄毛になる)といった症状が現れる場合があります。

A.

妊娠中は出産準備のために分泌される女性ホルモンの影響で、成長期が終わるはずの髪の毛の寿命が長くなり、抜け毛が少なくなります。しかし、出産後はホルモンのバランスが急激に通常の状態に戻ります。そのため、寿命が延長されていた毛髪が突然休止期に入ることにより、一時的に抜け毛が多くなります。これは出産後約6ヶ月を過ぎると、徐々に回復していくようになります。

A.

遺伝的要素は誰にでもあります。実際に「薄毛」が遺伝するのではなく、「薄毛」になりやすい体質が遺伝し、その家系の生活習慣などが遺伝的要素として影響する(薄毛になる)と言われています。

A.

現在のところ円形脱毛症の原因ははっきりとしていません。原因としては、「自己免疫疾患」、「精神的ストレス」、「内分泌異常」、「遺伝的素因」等が考えられます。「自己免疫疾患」という説が有力ですが、精神的ストレスがきっかけの誘因になるのかもしれません。自己免疫は、外部からの侵入物を攻撃することにより、私達の身体を守っています。自己免疫疾患では、この免疫機能に何らかの異常が生じ、自己反応性の細胞や抗体が出現してきます。円形脱毛症においては、Tリンパ球が毛根を外敵と間違えて誤った攻撃命令を出すことによって起きるとされています。「T リンパ球」とは、体の中に侵入してきた有害な細菌やウィルスといった外敵を身体の細胞と区別して命令を出す細胞です。一度攻撃が始まってしまうと、多くの Tリンパ球が毛根に集まり激しい攻撃を繰り広げます。そのため毛根が破壊され、正常で元気な女性の髪の毛でさえ、突然抜け落ちてしまいます。

A.

育毛剤の使用や、パーマでボリュームを出したり、カラーリングなどで目立たなくする事は可能です。薄毛の場合は原因にもよりますが、加齢によるものや、ホルモンバランスの変化などは、円形脱毛症とは違いますから自然と治る事はまず無いと考えて、専門医師の受診をお勧めします。

A.

筋肉が凝って硬くなると、周辺の血液の流れが悪くなり髪に必要な栄養分がきちんと行き渡らなくなります。その結果、血行不良を起こし、薄毛や抜け毛をまねきますので軽い運動やストレッチで血行を良くするように心がけましょう。

A.

まずは加齢現象の一つと思ってください。髪の毛は毛球のなかにある毛乳頭細胞でつくられています。そのなかには髪の毛の色を決める色素細胞が含まれています。この色素細胞でつくられたメラニン色素が、毛の中に送り込まれ髪の毛に色がつきます。ところが、色素細胞の加齢現象により機能が低下し時には消失してしまいます。そうすると色素を持たない髪の毛が白髪になると言われています。

A.

パーマ、カラーリングともに、いくら技術が進歩したとはいえ髪にダメージを与えます。そして抜け毛の原因となるのが、パーマ液や毛染め剤が頭皮にもたらす影響です。髪の傷み自体は抜け毛の直接の原因にはなりませんが、痛んだ頭皮が髪に悪影響を与え、抜け毛の原因につながることがあります。

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