【60代女性】薄毛が目立たないヘアスタイルはコレ!髪型以外のカバー方法も
掲載日:2023.10.02 更新日:2023.10.03
60代のヘアスタイルは薄毛を目立たせないようにすると、若々しくみえます。一方で、年齢に合っていないヘアスタイルだと薄毛が目立ち、より老けて見えることも。この記事では、薄毛を目立たせないポイントや60代女性に合ったヘアスタイルなどについて解説します。
- この記事の監修
日本毛髪科学協会 毛髪診断士
吉田 愛(よしだ あい)
2015年アンファー株式会社入社。スカルプDのマーケティング、経営企画を経験。
2019年から商品開発に従事し、スカルプD ボーテブランドの商品開発責任者を担当。
60代になると薄毛が目立つ理由
40〜50代になると徐々に髪が薄くなっていき、60代から本格的に薄毛が目立ってきます。60代になると薄毛が目立つ理由としては下記が挙げられます。
- 髪が細くなる
- 髪の本数が減る
- 髪のハリコシがなくなる
髪が細くなる
髪が細くなると毛量が減って見え、薄毛が目立つ原因になります。
髪は頭皮の毛細血管を通じて栄養が送られることで成長します。そのため、加齢で毛細血管が老化したり、十分な栄養が摂取できていなかったりすると髪が栄養不足に陥り細くなってしまうのです。
また、喫煙や脂質の取り過ぎなど生活習慣の乱れも髪が細くなる原因のひとつ。頭皮の血行が悪くなり、栄養が毛細血管に届きにくくなります。
髪の本数が減る
加齢により頭皮の細胞の働きが低下するとヘアサイクルが乱れ、髪の本数が減ります。
ヘアサイクルとは、髪の生え初めから抜け落ちるまでの期間のことで、成長期、退行期、休止期の3段階に分かれています。成長期が長いほど髪は太く長く成長し、その後、退行期や休止期を経て抜け落ちていきます。
ところが加齢によって頭皮の細胞が老化したり、生活習慣の乱れによって血行が悪くなったりするとヘアサイクルに乱れが発生。休止期が長くなり、髪が抜ける期間が長くなる恐れがあるのです。
髪が抜ける期間が長くなったことで髪の本数がだんだんと減っていき、薄毛が目立つようになってきます。
髪のハリコシがなくなる
髪のハリコシにはエストロゲンと呼ばれるホルモンが影響しています。
エストロゲンは女性ホルモンの一種で、抜け毛を防いだりケラチンの生成を促したりなど、髪にハリコシを与える働きがあります。
ホルモンバランスは40代半ばごろから大きく変動しながら、エストロゲンの量が減少していきます。次第にハリコシがなくなりボリュームが減って、薄毛が目立つようになるのです。
60代女性がヘアスタイルを選ぶときのポイント
ボリュームがなかったり、地肌が見えたりするヘアスタイルは、より薄毛が目立って老けた印象を与えてしまいます。
60代女性は下記のポイントを意識してヘアスタイルを選んでみてください。
- ロングスタイルは避ける
- 年相応のヘアスタイルを選ぶ
- ヘアカラーは明るめがおすすめ
ロングスタイルは避ける
60代女性の場合、ロングスタイルはできるだけ避けた方が良いでしょう。
なぜなら60代は髪のハリコシが減少してきており、髪がぺちゃんこになりやすいからです。ロングヘアにすると重さによって頭頂部の髪が潰れ、ボリュームが減少。なおさら老けた印象になってしまいます。
年相応のヘアスタイルを選ぶ
若々しさを求めシースルー前髪や重めの巻き髪にするのはおすすめできません。
若い人のヘアスタイルは、目元のシワや顎下のたるみなどをカバーしてくれないため、かえって老けた印象になってしまうからです。
年代によって似合う髪型は変わります。無理に若い人に合わせるより、60代の大人の雰囲気を生かした方が素敵に仕上がります。
ヘアカラーは明るめがおすすめ
歳を取るとつい暗めでおとなしい黒髪のヘアスタイルを選びがちですよね。しかし、黒髪はかえって白髪や地肌が目立ち老けこんで見える可能性があります。
黒髪より明るいブラウン系のカラーのほうが白髪を自然にカバーできるためおすすめです。
薄毛が目立ちにくいヘアスタイル
薄毛が目立ちにくいヘアスタイルとしては下記が挙げられます。
- ショートヘア
- ボブヘア
- ミディアムヘア
自分に合ったヘアスタイルにするだけで、薄毛を目立たせなくさせるだけでなく、若々しく見せることもできますよ。
ショートヘア
ショートヘアとは、耳後ろや耳上の髪がもみあげより少し短い長さのヘアスタイルのことです。髪を早く乾かせる、頭皮のケアがしやすい、髪へのダメージが少ないというメリットがあります。
なかでも頭頂部を短くカットしたショートがおすすめです。頭頂部の髪を短くすると、根元を立ち上げやすくなります。根元からボリュームを出せるため、薄毛をカバーしやすくなりますよ。
ボブヘア
ボブヘアとは、口元から肩ぐらいまでの長さのヘアスタイルです。髪がまとまりやすく、スタイリングがしやすい点がメリットです。ロングヘアのような重さがないため、髪が潰れることもないでしょう。
短めのボブは、顔まわりのたるみをカバーしてくれるため、若見えや小顔効果が期待できます。
ミディアムヘア
ミディアムヘアとは、肩から鎖骨あたりの長さのヘアスタイルです。
根元を立ち上げボリュームを出し、毛先にワックスをつけるスタイリングもおすすめです。頭頂部にカーラーをつけると、髪が立ち上がりやすくなりますよ。
ヘアスタイル以外で手軽に薄毛をカバーする方法
薄毛だとボリュームが足りず、希望のヘアスタイルにできなかったり、ヘアセットが面倒だったり、中々うまくいきませんよね。そういったときは、気軽に薄毛をカバーできるアイテムを使うのがおすすめです。
ぜひ以下の方法を試してみてください。
- 帽子
- ウィッグ
- 増毛パウダー
帽子やウィッグは、つけるだけで薄毛をカバーできます。また、さまざまな帽子やウィッグを持っておくと、その日の気分に合わせたアレンジが楽しめますよ。
ウィッグは自分の髪質や髪色にあったものを選びましょう。髪の太さや色が地毛と合っていないと、浮いて見えてしまいます。
帽子もウィッグも長時間の使用はできるだけ避けてください。一日中つけっぱなしだと、蒸れて頭皮環境が悪化してしまう恐れがあります。
増毛パウダーとは、髪を太く、地肌を目立たせなくする効果があるパウダーです。頭に振りかけると、静電気によって髪に密着します。
帽子やウィッグのようにずれる心配がなく、薄毛と同時に白髪も隠せるのがメリットです。一方で、パウダーは汗や雨など水分で崩れる恐れがあります。いつの間にか取れてしまっていたり、周囲を汚してしまったりする可能性もあるため、長時間外出するときには気を遣う必要があります。
ちょっとした散歩には増毛パウダー を、買い物やおでかけでは帽子やウィッグを使用するなど使い分けるといいでしょう。
薄毛をカバーできるヘアスタイルで毎日を楽しく
60代になると徐々に髪が細くハリコシがなくなり、本数も減っていくため薄毛が目立つようになります。ただ、ヘアスタイルを変えることでカバーできる可能性もありますので、試してみてください。
ヘアスタイルを選ぶときは、ロングスタイルや若すぎる髪型、暗いカラーはできるだけ避けてください。かえって老けて見られる恐れがあります。年相応のヘアスタイル、明るいカラーを心がけましょう。
薄毛が目立ちにくいヘアスタイルとしては、ショートヘア、ボブヘア、ミディアムヘアが挙げられます。根元を立ち上げるなどボリュームを意識してスタイリングしましょう。
ヘアスタイル以外にも、帽子やウィッグ、増毛パウダーを使うことでも手軽に薄毛をカバーできます。
薄毛をカバーし、人目を気にせずおでかけを楽しみましょう。
- この記事の監修
日本毛髪科学協会 毛髪診断士
吉田 愛(よしだ あい)
2015年アンファー株式会社入社。スカルプDのマーケティング、経営企画を経験。
2019年から商品開発に従事し、スカルプD ボーテブランドの商品開発責任者を担当。
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よくある質問
女性の薄毛の原因はさまざまですが、主に加齢・女性ホルモンの減少・ストレス・副腎皮質ホルモンの減少などが挙げられます。いくつかの原因が重なって薄毛の症状が見られる場合もあります。女性の薄毛の場合は、ホルモンバランスの変化による脱毛も多いです。まず、病院で原因を詳しく調べてもらう事が、薄毛の原因を知るためには大切です。
髪の毛はもともとケラチンとたんぱく質から成ります。過度のダイエットにより、毛や爪など皮膚の最外層を形成している角層の合成に不可欠な微量金属の、腸からの吸収ができなくなります。そうすると、毛は伸びない、爪も伸びず、薄くやわらかくなります。皮膚もカサカサになって、輝きがなくなります。上記のように、過度のダイエットで体内だけでなく髪にも栄養が行き渡らなくなり、その結果として抜け毛がおこり、髪が細くなる(薄毛になる)といった症状が現れる場合があります。
妊娠中は出産準備のために分泌される女性ホルモンの影響で、成長期が終わるはずの髪の毛の寿命が長くなり、抜け毛が少なくなります。しかし、出産後はホルモンのバランスが急激に通常の状態に戻ります。そのため、寿命が延長されていた毛髪が突然休止期に入ることにより、一時的に抜け毛が多くなります。これは出産後約6ヶ月を過ぎると、徐々に回復していくようになります。
遺伝的要素は誰にでもあります。実際に「薄毛」が遺伝するのではなく、「薄毛」になりやすい体質が遺伝し、その家系の生活習慣などが遺伝的要素として影響する(薄毛になる)と言われています。
現在のところ円形脱毛症の原因ははっきりとしていません。原因としては、「自己免疫疾患」、「精神的ストレス」、「内分泌異常」、「遺伝的素因」等が考えられます。「自己免疫疾患」という説が有力ですが、精神的ストレスがきっかけの誘因になるのかもしれません。自己免疫は、外部からの侵入物を攻撃することにより、私達の身体を守っています。自己免疫疾患では、この免疫機能に何らかの異常が生じ、自己反応性の細胞や抗体が出現してきます。円形脱毛症においては、Tリンパ球が毛根を外敵と間違えて誤った攻撃命令を出すことによって起きるとされています。「T リンパ球」とは、体の中に侵入してきた有害な細菌やウィルスといった外敵を身体の細胞と区別して命令を出す細胞です。一度攻撃が始まってしまうと、多くの Tリンパ球が毛根に集まり激しい攻撃を繰り広げます。そのため毛根が破壊され、正常で元気な女性の髪の毛でさえ、突然抜け落ちてしまいます。
育毛剤の使用や、パーマでボリュームを出したり、カラーリングなどで目立たなくする事は可能です。薄毛の場合は原因にもよりますが、加齢によるものや、ホルモンバランスの変化などは、円形脱毛症とは違いますから自然と治る事はまず無いと考えて、専門医師の受診をお勧めします。
筋肉が凝って硬くなると、周辺の血液の流れが悪くなり髪に必要な栄養分がきちんと行き渡らなくなります。その結果、血行不良を起こし、薄毛や抜け毛をまねきますので軽い運動やストレッチで血行を良くするように心がけましょう。
まずは加齢現象の一つと思ってください。髪の毛は毛球のなかにある毛乳頭細胞でつくられています。そのなかには髪の毛の色を決める色素細胞が含まれています。この色素細胞でつくられたメラニン色素が、毛の中に送り込まれ髪の毛に色がつきます。ところが、色素細胞の加齢現象により機能が低下し時には消失してしまいます。そうすると色素を持たない髪の毛が白髪になると言われています。
パーマ、カラーリングともに、いくら技術が進歩したとはいえ髪にダメージを与えます。そして抜け毛の原因となるのが、パーマ液や毛染め剤が頭皮にもたらす影響です。髪の傷み自体は抜け毛の直接の原因にはなりませんが、痛んだ頭皮が髪に悪影響を与え、抜け毛の原因につながることがあります。
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