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【 毛髪診断士監修 】 気にしすぎが原因で薄毛に!?気にしすぎで禿げる理由と薄毛チェック方法

掲載日:2024.01.10 更新日:2024.01.10

歳をとるにつれ薄毛が気になってくるものですが、気にしすぎると薄毛が進行する恐れもあります。この記事では、気にしすぎると薄毛が進行する理由について解説します。記事の後半では薄毛が気になる際の対処法も紹介しているので、抜け毛が気になる女性は参考にしてください。

この記事の監修
日本毛髪科学協会 毛髪診断士

日本毛髪科学協会 毛髪診断士

吉田 愛(よしだ あい)

2015年アンファー株式会社入社。スカルプDのマーケティング、経営企画を経験。
2019年から商品開発に従事し、スカルプD ボーテブランドの商品開発責任者を担当。

薄毛の原因は気にしすぎ?

歳を重ねるにつれ薄毛が気になってくる人は多いですが、実は気にしすぎるとますます薄毛が進行してしまう恐れがあります。

「以前のようにヘアセットがうまく決まらない」「きちんと洗っているのに毎日抜け毛が増えていく気がする」などの薄毛の悩みがストレスになることもあるでしょう。
こういった気にしすぎによるストレスが、薄毛の原因になっているかもしれません。

気にしすぎると薄毛が進行する理由

気にしすぎによるストレスが蓄積すると、以下の理由から薄毛が進行するのではないかと考えられます。

  • 血行不良
  • 睡眠不足
  • ホルモンバランスの乱れ

ここでは、気にしすぎると薄毛が進行する理由について解説します。

血行不良

気にしすぎによりストレスが溜まると、血行不良になる可能性があります。

人間の内臓の働きや代謝、体温などは、交感神経と副交感神経から成る自律神経の働きによってコントロールされています。車で例えると交感神経はアクセルのように働き、副交感神経はブレーキのように働く点が大きな特徴です。
日中は交感神経が優位に傾いて脳や身体を活発に動かし、夜になると副交感神経が優位に傾いて、身体をお休みモードに切り替える訳です。

ところがストレスが蓄積すると交感神経優位の状態が続き、血管が収縮して血液の循環を悪くさせます。血液の循環が悪くなると、頭皮の毛細血管に送り届けられる血液の量が減少
髪の毛が成長するための栄養が不足し、結果として薄毛のリスクを増加させるのです。

睡眠不足

薄毛の気にしすぎは睡眠不足を招く恐れもあります。

ストレスが蓄積すると、本来は身体がお休みモードに切り替わる夜間に入っても、交感神経優位の状態が続きます。交感神経が優位だと体が興奮状態のままのため、眠りが浅くなり睡眠不足状態に。

髪の毛の成長に必要な成長ホルモンは寝ている間に分泌されるため、睡眠の質が低下すると、結果として薄毛のリスクを増加させるのです。

ホルモンバランスの乱れ

ストレスによるホルモンバランスの乱れも、女性の薄毛のリスクを増加させる原因の1つです。

女性ホルモンの一種であるエストロゲンには、髪の毛のハリやツヤを保つ働きが、プロゲステロンにはヘアサイクルの成長期を維持する働きがあります。妊娠中に髪の毛の量が増える方が多いのも、妊娠状態を維持したり、出産に備えたりするため、女性ホルモンの分泌量が増大するためです。

女性ホルモンは卵巣から分泌されますが、ストレスの蓄積により脳からのホルモン指令が乱れると女性ホルモンの分泌量が減少髪の毛が成長する期間が短縮し、抜け毛のリスクが増加します。

気にしすぎ?薄毛?セルフチェック方法

気にしすぎると薄毛のリスクが増加しますが、本当に薄毛が進行していた場合は気にしないわけにはいきません。
気にしすぎなのか薄毛なのか、以下の5点で確認してみましょう。

  • 太さ
  • 密度
  • 毛根
  • 生え際
  • 抜け毛

ここでは、薄毛のセルフチェック方法について解説します。

太さ

薄毛が進行しているかどうかを判断する基準の1つが、髪の毛が細くなっているかどうかです。
髪の毛の太さに極端なばらつきがあったり、毛先が筆のように細くなっていたりする場合、薄毛が進行している恐れがあります。

密度

髪の毛が生えている密度も、薄毛が進行しているかどうかを判断する基準の1つです。

健康な髪の毛は1㎠あたり200本以上生えるといわれていますが、薄毛が進行すると密度が減ってきます。
以前に比べて髪の毛全体のボリュームが減少していないか、セットが決まりにくくなっていないかなどをチェックしましょう。

毛根

薄毛チェックのために、抜け落ちた髪の毛の毛根も確認してみてください。

ヘアサイクルを正常に終えて抜け落ちた髪の毛の毛根には、毛根鞘(もうこんしょう)と呼ばれる半透明のゼリー状の物質が付着しています。
毛根鞘には毛根と頭皮とを結び付ける働きがあるのですが、ヘアサイクルを終えると毛穴から自然に離れるため、毛根鞘も一緒に抜け落ちるのです。

抜け毛に毛根鞘が認められない方や毛根が黒い方は、ヘアサイクルの途中で抜け毛を起こしている可能性があるため注意が必要です。

生え際

薄毛が気になる方は生え際の状態もチェックしてみましょう。

女性の方が男性のように局所がはげ上がる例は少ないのですが、薄毛が進行していると額の両サイドから後退し始める可能性があります。
額の生え際に細くて弱々しい髪の毛が目立つような方も、薄毛が進行しているかもしれません。

抜け毛

薄毛が気になる女性は、1日の抜け毛の量にも着目してみましょう。

健康な人でも1日に約50本から100本、季節によっては200本程度の抜け毛が見られる時期もあります。

1年を通して1日に100本を優に超える抜け毛がある方は、薄毛が進行している可能性もあります。

抜け毛の本数を1本1本数えるのは大変なので、排水溝につまる抜け毛の量が増えていないか、ドライヤーの後に床に散らばっている抜け毛が増えていないかなどをチェックするとよいでしょう。

薄毛が気になるときは早めに対策!

薄毛はある日突然起こるものではなく、気が付いたら進行しているケースがほとんどです。そのため、薄毛が気になり始めたらなるべく早く次のような対策を行いましょう。

  • 育毛剤を使う
  • 食生活を見直す
  • 睡眠時間を確保する
  • 頭皮マッサージする

ここでは、薄毛が気になるときの対策方法について解説します。

育毛剤を使う

育毛剤は髪の毛の成長をサポートするヘアケアアイテムです。髪の毛を太く・強く育て、髪の毛のボリュームをアップさせる効果が期待できます。

女性の薄毛はホルモンバランスの乱れによって起こるケースがあるため、女性ホルモンに似た働きがあるイソフラボンを配合した育毛剤がおすすめです。

食生活を見直す

薄毛が気になり始めたら食生活も見直してみましょう。
髪の毛はタンパク質の一種であるケラチンから作られるため、日々の食事に良質のタンパク質を取り入れるのがおすすめです。

また、皮脂の分泌量をコントロールしたり、良好な頭皮環境を維持したりするために、ビタミンやミネラルも積極的に取り入れましょう。

睡眠時間を確保する

先述したように、髪の毛の成長に必要な成長ホルモンは寝ている間に分泌されます。そのため、薄毛を改善・予防するためには適切な睡眠時間を確保するのが重要なポイントです。

適切な睡眠時間に関しては、睡眠に関する研究者の間でも意見が分かれていますが、一般的には7時間から8時間の睡眠が推奨されています。

頭皮マッサージする

日常的に頭皮マッサージを行うと、毛細血管へと血液を送り届け、髪の毛の成長をサポートする効果が期待できます。頭皮マッサージは以下の手順で行うのがおすすめです。

  • 1.頭頂部を指圧
  • 2.頭頂部の周りを指圧
  • 3.生え際を指圧
  • 4.頭皮全体をマッサージ
  • 5.側頭部・頭頂部を手のひらで圧迫

薄毛を気にしすぎないために、早めに対策しましょう

女性の薄毛はさまざまな原因によって引き起こされますが、気にしすぎると自律神経やホルモンのバランスが乱れ、かえって抜け毛の量を増加させる可能性があるため注意が必要です。

髪の毛は1日あたり50本から100本は抜け落ちるのが当たり前で、季節によってはそれ以上に抜け毛が見られるケースもあります。
そのため、抜け毛の量で一喜一憂するのではなく、髪の毛全体のボリュームや抜け毛の毛根などに着目し、薄毛の可能性が疑われるなら早めに対策しましょう。

この記事の監修
日本毛髪科学協会 毛髪診断士

日本毛髪科学協会 毛髪診断士

吉田 愛(よしだ あい)

2015年アンファー株式会社入社。スカルプDのマーケティング、経営企画を経験。
2019年から商品開発に従事し、スカルプD ボーテブランドの商品開発責任者を担当。

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よくある質問

A.

女性の薄毛の原因はさまざまですが、主に加齢・女性ホルモンの減少・ストレス・副腎皮質ホルモンの減少などが挙げられます。いくつかの原因が重なって薄毛の症状が見られる場合もあります。女性の薄毛の場合は、ホルモンバランスの変化による脱毛も多いです。まず、病院で原因を詳しく調べてもらう事が、薄毛の原因を知るためには大切です。

A.

髪の毛はもともとケラチンとたんぱく質から成ります。過度のダイエットにより、毛や爪など皮膚の最外層を形成している角層の合成に不可欠な微量金属の、腸からの吸収ができなくなります。そうすると、毛は伸びない、爪も伸びず、薄くやわらかくなります。皮膚もカサカサになって、輝きがなくなります。上記のように、過度のダイエットで体内だけでなく髪にも栄養が行き渡らなくなり、その結果として抜け毛がおこり、髪が細くなる(薄毛になる)といった症状が現れる場合があります。

A.

妊娠中は出産準備のために分泌される女性ホルモンの影響で、成長期が終わるはずの髪の毛の寿命が長くなり、抜け毛が少なくなります。しかし、出産後はホルモンのバランスが急激に通常の状態に戻ります。そのため、寿命が延長されていた毛髪が突然休止期に入ることにより、一時的に抜け毛が多くなります。これは出産後約6ヶ月を過ぎると、徐々に回復していくようになります。

A.

遺伝的要素は誰にでもあります。実際に「薄毛」が遺伝するのではなく、「薄毛」になりやすい体質が遺伝し、その家系の生活習慣などが遺伝的要素として影響する(薄毛になる)と言われています。

A.

現在のところ円形脱毛症の原因ははっきりとしていません。原因としては、「自己免疫疾患」、「精神的ストレス」、「内分泌異常」、「遺伝的素因」等が考えられます。「自己免疫疾患」という説が有力ですが、精神的ストレスがきっかけの誘因になるのかもしれません。自己免疫は、外部からの侵入物を攻撃することにより、私達の身体を守っています。自己免疫疾患では、この免疫機能に何らかの異常が生じ、自己反応性の細胞や抗体が出現してきます。円形脱毛症においては、Tリンパ球が毛根を外敵と間違えて誤った攻撃命令を出すことによって起きるとされています。「T リンパ球」とは、体の中に侵入してきた有害な細菌やウィルスといった外敵を身体の細胞と区別して命令を出す細胞です。一度攻撃が始まってしまうと、多くの Tリンパ球が毛根に集まり激しい攻撃を繰り広げます。そのため毛根が破壊され、正常で元気な女性の髪の毛でさえ、突然抜け落ちてしまいます。

A.

育毛剤の使用や、パーマでボリュームを出したり、カラーリングなどで目立たなくする事は可能です。薄毛の場合は原因にもよりますが、加齢によるものや、ホルモンバランスの変化などは、円形脱毛症とは違いますから自然と治る事はまず無いと考えて、専門医師の受診をお勧めします。

A.

筋肉が凝って硬くなると、周辺の血液の流れが悪くなり髪に必要な栄養分がきちんと行き渡らなくなります。その結果、血行不良を起こし、薄毛や抜け毛をまねきますので軽い運動やストレッチで血行を良くするように心がけましょう。

A.

まずは加齢現象の一つと思ってください。髪の毛は毛球のなかにある毛乳頭細胞でつくられています。そのなかには髪の毛の色を決める色素細胞が含まれています。この色素細胞でつくられたメラニン色素が、毛の中に送り込まれ髪の毛に色がつきます。ところが、色素細胞の加齢現象により機能が低下し時には消失してしまいます。そうすると色素を持たない髪の毛が白髪になると言われています。

A.

パーマ、カラーリングともに、いくら技術が進歩したとはいえ髪にダメージを与えます。そして抜け毛の原因となるのが、パーマ液や毛染め剤が頭皮にもたらす影響です。髪の傷み自体は抜け毛の直接の原因にはなりませんが、痛んだ頭皮が髪に悪影響を与え、抜け毛の原因につながることがあります。

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