/* Google font追加 */
STORE

育毛剤の正しい使い方とは?女性に伝えたい3つのコツや注意点も!

掲載日:2019.12.26 更新日:2023.6.30

育毛剤の正しい使い方をご存知ですか?育毛剤は正しく使用しないと、せっかく使ったのに効果が出ないこともあります。正しい使い方で育毛効果を発揮させましょう。今回は育毛剤の正しい使用方法や注意点、コツをご紹介します。

この記事の監修
日本毛髪科学協会 毛髪診断士

日本毛髪科学協会 毛髪診断士

吉田 愛(よしだ あい)

2015年アンファー株式会社入社。スカルプDのマーケティング、経営企画を経験。
2019年から商品開発に従事し、スカルプD ボーテブランドの商品開発責任者を担当。

育毛剤の正しい使い方

育毛剤は正しく使用しないと、効果が十分に得られない可能性があります。
育毛剤の容器は、主にスプレータイプノズルタイプの2種類があり、 ここでは、それぞれの正しい使用方法を解説します。

スプレータイプ

スプレータイプはプッシュするとミスト状の液体が噴き出てくる容器です。
育毛剤を付けたい箇所の周辺にまとめて噴射できるため、使い勝手が良いのがポイント。
広範囲に育毛剤を付けたい方にはスプレータイプをおすすめします。

スプレータイプの育毛剤は、下記の手順で使用しましょう。

Step.1 頭皮から5~10cm離して構える 振る・振らない、倒立使用の可否などは製品によって異なるため、使用前に確認してください
Step.2 部位ごとにスプレーしていく 頭頂部、側頭部、後頭部といったエリアでわけ、数回噴射していきましょう
Step.3 スプレーした箇所を揉み込む 噴射ポイントを片方の手ですぐに揉み込みましょう
Step.4 全体になじませる スプレーしたあとに両手で頭皮全体をもみこみます

ノズルタイプ

ノズルタイプは、頭皮にノズルを押し当てて育毛剤を付けるタイプの容器です。
スプレータイプと違い、育毛剤を付けたい箇所にピンポイントで塗布できます。生え際や分け目など、部分的に育毛剤を付けたい方におすすめです。

ノズルタイプの育毛剤は下記の手順で使用しましょう。

Step.1 キャップを空ける 液だれに注意し、容器を縦にしてキャップを外します
Step.2 逆さにし、頭皮に塗布する 垂直にしっかり押し当てトントンします
1、2cm間隔で気になる部分へ塗布してください
Step.3 キャップをしっかり閉める 液だれしないよう注意しながらキャップをしっかりと閉めます

育毛剤を効果的に使うためのコツ

育毛剤を使用するコツを3つご紹介します。

  • 朝晩1日2回使用する
  • 分け目に塗る
  • 頭皮マッサージを合わせて行う

朝晩1日2回使用する

製品にもよりますが、多くの育毛剤は朝晩1日2回の使用を推奨しています。

育毛剤を塗るタイミングは、朝は髪の毛をセットする前、夜は洗髪後がおすすめです。
シャンプー後は、育毛剤の浸透を妨げる汚れや余分な皮脂が取り除かれ、清潔な状態です。朝も髪を洗った後ほどではありませんが、日中よりはきれいな状態になっています。
髪を生やし、育てるためには土台となる頭皮を整えることが大切。
頭皮環境を整えるために頭皮に育毛剤を塗るのですが、シャンプーで汚れや余分な皮脂を落としてから塗ることで、しっかりと成分が浸透してくれますよ。

さらに、頭皮を乾かしすぎると乾燥の原因にもなりますので注意が必要です。

少しだけ頭皮が濡れている状態で育毛剤を塗ると、水溶性の有効成分が浸透しやすくなり、効果的に塗布できます。

分け目に塗る

育毛剤は分け目を作ってから塗るのがコツです。

育毛剤の成分をしっかりと浸透させるためには、気になる部分に直接塗るのが効果的。
特に抜け毛や薄毛が気になる箇所があれば、分け目を作るのがおすすめです。

一部分だけ気になるというのでしたら、そこを境目にして分け目を作ればよいのですが、何ヶ所か薄毛が気になる人は、今後の予防も考え、頭皮全体に塗るのもよいでしょう。

全体に塗りたいときは、5ヶ所から10ヶ所程度の分け目を作ってみましょう。
クシなどを使って、細かくブロックする必要はありません。 手で髪の毛を分けるように、大雑把に分けてみてください。
おすすめの分け方は、頭頂部、前頭部、左右側頭部、そして後頭部の4つのブロックです

ざっくりと分け目を作って塗っていきましょう。
塗っていく順番に決まりはありませんので、自分の塗りやすい順番で塗ってくださいね。

頭皮マッサージを合わせて行う

育毛剤を塗る時に、頭皮マッサージを一緒に行うのもおすすめです。
育毛剤の成分に血行促進の効果が含まれていることが多いですが、頭皮マッサージで頭皮を直接刺激と、血行を促進でき、よりよい効果が期待できるでしょう。

頭皮は血流が滞りやすい場所です。
心当たりのある方は、特に頭皮マッサージをおすすめします。
忙しい時は無理でも、時間が少しでもあるのなら、頭皮マッサージを行い、血行を良くしましょう。

ちょっとした頭皮マッサージのやり方を下記に紹介しますので、試してみてくださいね。

  • 1.頭皮を全体的に揉みほぐす
  • 2.部位ごとに指圧する
  • 3.首から鎖骨にかけて老廃物を流す

育毛剤を使用する時の注意点

育毛剤を使用する際は、下記の点に注意しましょう。

  • 使用回数・容量を確認する
  • 6カ月以上継続して行う
  • ドライヤーで7割ほど乾いてから使用する
  • 使用後に髪のもつれを優しくほぐす
  • 頭皮トラブルが起きたら医師に相談する

ここでは、育毛剤を安全かつ効果的に使用するための注意点を詳しく解説します。

使用回数・容量を確認する

育毛剤の適切な使用回数・容量は製品によって異なります
もし使用量を守らなかった場合、頭皮に刺激を与えすぎて炎症など副作用を起こす可能性もあります。
育毛剤はたくさん使えば良いというものではありませんので、必ず推奨する回数・容量を確認してから使用しましょう。

6カ月以上継続して行う

育毛剤の効果は、すぐに現れるものではありません。
最も強い効果が期待できる1%ミノキシジル配合の発毛剤(医薬品)ですら、効果発揮まで2~3ヶ月はかかります。
効果が出ないからと、1ヶ月や2ヶ月で諦めて使用をストップしないようにしましょう。

育毛剤の使用を習慣化して、継続的に使用することで効果を実感できるでしょう。

ドライヤーで7割ほど乾いてから使用する

シャンプー後に育毛剤を塗るときは、事前にドライヤーで7割程度乾かしてください。自然乾燥させると、雑菌が繁殖するなど頭皮環境が悪化する恐れがあります。

使用後に髪のもつれを優しくほぐす

育毛剤によっては、塗った後に髪の根元がカピカピになることがあります。
そうした場合は、優しく髪のもつれをほぐすようにするとよいでしょう。

頭皮トラブルが起きたら医師に相談する

育毛剤が体に合わないと、下記の頭皮トラブルが起こる可能性があります。

  • 赤み
  • 湿疹
  • かゆみ

頭皮トラブルは頭皮環境の悪化にもつながり、髪の成長にもよくありません。
こういったトラブルが起きたときにはすぐに育毛剤の使用を中止し、医師に相談しましょう。

育毛剤と並行して見直したい生活習慣

育毛剤を使用すれば必ず頭皮環境が整うわけではありません。
育毛剤の使用と並行し、下記の生活習慣も見直しましょう。

  • 運動
  • 食生活
  • 睡眠時間

ここでは、育毛のために見直したい生活習慣を紹介します。

運動

運動すると血流が改善し、髪の毛の成長に必要な栄養が頭皮に運ばれやすくなります。
日々の習慣に下記のような運動を取り入れましょう。

  • ストレッチ
  • ウォーキング
  • サイクリング

アスリートのような激しい運動は必要ありません。軽いストレッチ、ウォーキングなど簡単な運動を継続して取り入れることが大切です。

食生活

髪の毛は日々の食事で摂取した栄養から作られます
栄養が足りていないと、たとえ運動して血流を改善してもあまり育毛効果は見込めません。
下記の栄養を含む食材をバランスよく食事に取り入れましょう。

育毛におすすめの栄養素 栄養素を多く含む食材
タンパク質 ・肉類
・魚類
・大豆製品
亜鉛 ・牡蠣
・ウナギ
・マサバ
鉄分 ・納豆
・レバー
・赤身肉
ビタミン群 ・ナッツ類
・緑黄色野菜
大豆イソフラボン ・大豆製品

睡眠時間

育毛には成長ホルモンの分泌が大切です。
成長ホルモンとはその名の通り、肌や髪の毛などの成長に関わるホルモンで、寝ている間に分泌されます。ダメージを受けた頭皮の修復にも関係しており、成長ホルモンが分泌されないと頭皮環境の悪化につながるのです。

そのため、育毛のためには睡眠時間の確保も大切です。毎日5~6時間の睡眠時間を確保できるよう心がけましょう。

育毛剤に関するよくある質問

ここでは、育毛剤に関するよくある質問に対して回答していきます。

発毛剤とは違うの?

育毛剤と発毛剤は使用の目的や成分が異なります。
育毛剤は今ある髪の毛を健康に育てるための製品なのに対し、発毛剤は新たに髪の毛を生やすための医薬品です。発毛剤には発毛の効果が認められている「ミノキシジル」や「フィナステリド」などの成分が含まれているのも特徴です。

もし薄毛が気になっており、髪の毛を増やしたいと考えているのであれば発毛剤を使用してくださいね。

女性の育毛剤の選び方は?

育毛剤の選び方に迷ったら、使用されている成分を確認し自分に合っているか確かめてみましょう。

たとえば「髪を太く健康的に保ちたい」のであれば、頭皮の血行を改善する効果が期待できるショウブ根エキスやイチョウ葉エキスが含まれている育毛剤がおすすめです。
「かゆみが気になる」のであれば、炎症を抑えるアラントインやヒノキチオールが含まれているものを選びましょう。

育毛剤の効果がでないときは?

育毛剤を使用しても効果がでないときは、もしかすると自分に合っていないのかもしれません。薬剤師や医師に相談し、より適した育毛剤を使用してみましょう。

また、育毛剤はすぐには効果が出ません。もしまだ1ヶ月程度しか使用していないのであれば、半年は使用を続けてみてくださいね

育毛剤を正しく使用!最大限に効果を引き出しましょう

今回は、育毛剤のタイプごとに使い方の手順をご紹介しました。
育毛剤を使う際には注意点やコツがあります。
すぐに効果が出るものではないということを理解して、最短でも6ヶ月はかかるものだと考え使い始めましょう。

1ヶ月程度使って、効果がないからと使用を止めてしまっては、いつまでたっても効果は感じられません。
気長に、育毛剤を使用するのは毎日シャンプーをするのと同じ、という感覚で習慣づけるとよいでしょう。

今回の記事を参考に、育毛剤の効果を最大限引き出しましょう!

この記事の監修
日本毛髪科学協会 毛髪診断士

日本毛髪科学協会 毛髪診断士

吉田 愛(よしだ あい)

2015年アンファー株式会社入社。スカルプDのマーケティング、経営企画を経験。
2019年から商品開発に従事し、スカルプD ボーテブランドの商品開発責任者を担当。

注目キーワード |
#抜け毛原因 #手ぐし 抜け毛 #びまん性脱毛症 女性 #薄毛 食べ物 #円形脱毛症 前髪

薄毛・抜け毛・切れ毛の
FAQ記事

よくある質問

A.

女性の薄毛の原因はさまざまですが、主に加齢・女性ホルモンの減少・ストレス・副腎皮質ホルモンの減少などが挙げられます。いくつかの原因が重なって薄毛の症状が見られる場合もあります。女性の薄毛の場合は、ホルモンバランスの変化による脱毛も多いです。まず、病院で原因を詳しく調べてもらう事が、薄毛の原因を知るためには大切です。

A.

髪の毛はもともとケラチンとたんぱく質から成ります。過度のダイエットにより、毛や爪など皮膚の最外層を形成している角層の合成に不可欠な微量金属の、腸からの吸収ができなくなります。そうすると、毛は伸びない、爪も伸びず、薄くやわらかくなります。皮膚もカサカサになって、輝きがなくなります。上記のように、過度のダイエットで体内だけでなく髪にも栄養が行き渡らなくなり、その結果として抜け毛がおこり、髪が細くなる(薄毛になる)といった症状が現れる場合があります。

A.

妊娠中は出産準備のために分泌される女性ホルモンの影響で、成長期が終わるはずの髪の毛の寿命が長くなり、抜け毛が少なくなります。しかし、出産後はホルモンのバランスが急激に通常の状態に戻ります。そのため、寿命が延長されていた毛髪が突然休止期に入ることにより、一時的に抜け毛が多くなります。これは出産後約6ヶ月を過ぎると、徐々に回復していくようになります。

A.

遺伝的要素は誰にでもあります。実際に「薄毛」が遺伝するのではなく、「薄毛」になりやすい体質が遺伝し、その家系の生活習慣などが遺伝的要素として影響する(薄毛になる)と言われています。

A.

現在のところ円形脱毛症の原因ははっきりとしていません。原因としては、「自己免疫疾患」、「精神的ストレス」、「内分泌異常」、「遺伝的素因」等が考えられます。「自己免疫疾患」という説が有力ですが、精神的ストレスがきっかけの誘因になるのかもしれません。自己免疫は、外部からの侵入物を攻撃することにより、私達の身体を守っています。自己免疫疾患では、この免疫機能に何らかの異常が生じ、自己反応性の細胞や抗体が出現してきます。円形脱毛症においては、Tリンパ球が毛根を外敵と間違えて誤った攻撃命令を出すことによって起きるとされています。「T リンパ球」とは、体の中に侵入してきた有害な細菌やウィルスといった外敵を身体の細胞と区別して命令を出す細胞です。一度攻撃が始まってしまうと、多くの Tリンパ球が毛根に集まり激しい攻撃を繰り広げます。そのため毛根が破壊され、正常で元気な女性の髪の毛でさえ、突然抜け落ちてしまいます。

A.

育毛剤の使用や、パーマでボリュームを出したり、カラーリングなどで目立たなくする事は可能です。薄毛の場合は原因にもよりますが、加齢によるものや、ホルモンバランスの変化などは、円形脱毛症とは違いますから自然と治る事はまず無いと考えて、専門医師の受診をお勧めします。

A.

筋肉が凝って硬くなると、周辺の血液の流れが悪くなり髪に必要な栄養分がきちんと行き渡らなくなります。その結果、血行不良を起こし、薄毛や抜け毛をまねきますので軽い運動やストレッチで血行を良くするように心がけましょう。

A.

まずは加齢現象の一つと思ってください。髪の毛は毛球のなかにある毛乳頭細胞でつくられています。そのなかには髪の毛の色を決める色素細胞が含まれています。この色素細胞でつくられたメラニン色素が、毛の中に送り込まれ髪の毛に色がつきます。ところが、色素細胞の加齢現象により機能が低下し時には消失してしまいます。そうすると色素を持たない髪の毛が白髪になると言われています。

A.

パーマ、カラーリングともに、いくら技術が進歩したとはいえ髪にダメージを与えます。そして抜け毛の原因となるのが、パーマ液や毛染め剤が頭皮にもたらす影響です。髪の傷み自体は抜け毛の直接の原因にはなりませんが、痛んだ頭皮が髪に悪影響を与え、抜け毛の原因につながることがあります。

よくある質問をもっと見る

RANKINGランキング

最終更新日:

NEW新着

CATEGORYカテゴリ