/* Google font追加 */
STORE

【 毛髪診断士監修 】妊娠中は、フケが出やすくなるものなの?

掲載日:2020.02.19 更新日:2022.08.25

この記事の監修
日本毛髪科学協会 毛髪診断士

日本毛髪科学協会 毛髪診断士

北浦 優平 (きたうら ゆうへい)

2018年にアンファー株式会社商品開発課に中途社員として入社。
これまでの経歴としては美容師/美容商品の営業などを経験。
そんな経験を活かし入社後担当したブランドは
男性商品となる「スカルプDブランド」や新規ブランド「DISM」の立ち上げ、
また「スカルプD オーガニックブランド」を担当。
現在は女性商品となる「スカルプDボーテブランド」の商品開発を担当。

妊娠中は、フケが出やすいって本当?

これまでフケに悩んだことがないという女性でも、妊娠を機にフケに悩まされるケースがあります。

妊娠すると、体質や肌質などが変化する場合があり、これと同様に、頭皮環境も変化してしまうことがあるからです。

というのも、妊娠中は、女性ホルモンであるプロゲステロンの分泌が活発になります。

すると、妊娠前に比べて、皮脂分泌が活発になりやすいため、頭皮の水分量と皮脂量のバランスが崩れ、頭皮トラブルを引き起こしてしまうのです。

妊娠生活の中に潜むフケの原因

妊娠中のフケの原因は、ホルモンバランスの変化だけではありません。
その他にも、つわりによる食生活の乱れ、入浴がままならないことが挙げられます。
これによって、ヘアケアを十分に行うことが難しく、頭皮環境が悪化しやすいのです。

頭皮が清潔に保てないと、頭皮にもともと存在しているマラセチア菌が増殖します。
すると、それが刺激になり、ターンオーバーが乱れて、フケを発生させてしまうのです。

また、お腹が大きくなっていくとともに、浅い睡眠ばかりで睡眠不足気味になってしまったりすることも、フケの原因になりうるでしょう。

もちろん、妊娠したからといって、必ずフケが増加するわけではありません。
しかし、これまでフケの悩みとは無縁だった女性であっても、妊娠とともにフケに悩む可能性があるということを知っておきましょう。

かゆみを伴うフケには注意が必要

妊娠中は、フケだけではなく、かゆみが出たり、頭皮が赤くなったりすることがあります。
かゆみや頭皮の色が変化しているのは炎症が起きている可能性があるため、早めに対策をする必要があります。

なぜなら、脂漏性皮膚炎を発症しているかもしれないからです。

脂漏性皮膚炎とは、頭皮に常在しているマラセチア菌が原因で起きる皮膚炎だといわれています。
脂漏性皮膚炎になると、湿疹、かゆみ、皮膚がはがれるといった症状が起こります。
脂漏性皮膚炎は自然治癒は難しく、適切な治療が必要です。
放っておくと、脂漏性皮膚炎を何度も繰り返したり、抜け毛の増加を引き起こしたりすることもあるので注意しなければなりません。

もし、フケだけでなく、かゆみを伴っていたり、頭皮が赤くなってしまったりしているのであれば、セルフケアだけでは治らない可能性があるので、速やかに皮膚科を受診するようにしましょう

頭皮環境を改善するには適切なケアが重要

フケが妊娠中に増えてしまうのは、ある意味仕方がないのかもしれません。
しかし、そのままにしておくと、髪の毛の成長を阻害することもあるので、できるだけ早めに対策をとりたいものです。

とはいえ、はじめから特別なヘアケアを取り入れる必要はありません。
まずは、シャンプーで丁寧に優しく洗う、ドライヤーでしっかり乾かすといった、ヘアケアの基本をおさえるようにしましょう

フケが気になるからといって、ゴシゴシ強い力で洗っていませんか?
頭皮は非常にデリケートなので、強くこすったりすると乾燥するなど、頭皮を傷つけかねません。
強い力で洗うことよりも、しっかり泡立てたシャンプーで、頭皮を揉むように洗うことが大切です

また、シャンプー後のドライヤーを怠っていませんか?
髪や頭皮が濡れた状態では、頭皮の菌が増殖してしまい、ターンオーバーが乱れやすくなるので、しっかり乾かすようにしましょう
このような基本のヘアケアを行えば、フケを減らせる可能性があります。
早速今晩から実践してみてください。

このケアを行っていてもなかなか改善しない場合は、生活習慣の見直しが必要な場合もあります。
とはいえ、妊娠期はつわりなどもあり入浴や生活習慣の見直しが難しいことも。頭皮のケアも生活習慣の見直しもできる範囲で行ってください。体に負担のかかる場合は無理をする必要はありません。入浴が難しい場合はドライシャンプーを使って頭皮を清潔に保つ方法もあります。

また、皮膚炎などの病気になっている可能性もありますので、なかなか改善しない場合は、皮膚科、もしくは産婦人科で一度相談してみるようにしましょう。

妊娠中のフケ対策には頭皮ケアが大切

妊娠すると、フケが発生しやすくなることがあります

妊娠中は、これまでの体質や肌質が変化してしまうことがあります。
これは、頭皮にも起こることがあり、フケを発生させる可能性があるのです。
妊娠中のフケの原因として考えられるのが、女性ホルモンであるプロゲステロンの増加です。
これによって、頭皮の皮脂分泌量が増え、フケを引き起こす場合があります。

妊娠生活の中に、フケの原因が潜んでいます

妊娠は、ホルモンバランスが乱れるだけでなく、生活にも変化を与えます。
つわりは、食生活の乱れや不十分なヘアケアにつながり、頭皮を不健康な状態にする可能性があります。

また、お腹が大きくなると、体への負担が大きく、不十分なヘアケアや睡眠不足を起こすことも、フケの一因になるでしょう。

かゆみを伴うフケには注意が必要です

フケだけでなく、頭皮がかゆくなったり、赤くなったりしている場合は、脂漏性皮膚炎を発症している可能性があります。
脂漏性皮膚炎は、自然治癒することは難しく、放置していると育毛を阻害する恐れもあるので注意しましょう。

かゆみがある場合や頭皮が赤くなっている場合は、速やかに皮膚科を受診しましょう。

適切なケアで、頭皮環境を改善しましょう

妊娠中のフケは、基本のヘアケアを見直せば、改善する可能性があります。
しっかり泡立てたシャンプーで、頭皮をマッサージするように優しく洗いましょう。

そして、入浴後は、必ずドライヤーで頭皮と髪を乾かすことが大切です。

それでも改善しない場合は、皮膚科、もしくは産婦人科の医師に相談しましょう。

この記事の監修
日本毛髪科学協会 毛髪診断士

日本毛髪科学協会 毛髪診断士

北浦 優平 (きたうら ゆうへい)

2018年にアンファー株式会社商品開発課に中途社員として入社。
これまでの経歴としては美容師/美容商品の営業などを経験。
そんな経験を活かし入社後担当したブランドは
男性商品となる「スカルプDブランド」や新規ブランド「DISM」の立ち上げ、
また「スカルプD オーガニックブランド」を担当。
現在は女性商品となる「スカルプDボーテブランド」の商品開発を担当。

注目キーワード |
#頭皮 かゆみ でこぼこ #前髪 フケ #頭皮 カビ #ブリーチ フケ #妊娠 フケ

よくある質問

A.

薄毛のひとの頭皮の特徴として、皮脂腺が大きくなっていることが挙げられます。皮脂腺から分泌される皮脂が過剰に分泌されると毛孔に角栓を形成し、それが原因で毛根周囲に炎症が起こりやすくなります。したがって、頭皮の皮脂が多いことは抜け毛が増える原因のひとつと考えられます。

A.

紫外線は波長によって、UVA・UVB・UVCの3つに分類されます。このうち頭皮・肌に悪影響を与えるのは UVA・UVBの2種類です。紫外線は頭皮・肌に対して、シミ・シワや炎症を起こす原因と言われ、皮膚の乾燥や老化を促進させます。紫外線量が多い日は、通気性の良い帽子をかぶり紫外線から頭皮を守りましょう。

A.

フケは頭皮の角質細胞が剥がれ落ちたものです。ここに皮脂や汗などの分泌物が混じって、悪玉の細菌が繁殖しやすい環境をつくってしまいます。フケがたまるとカユミがでるのはそのためで、頭皮に炎症や腫れを引き起こす場合もあります。また、カユミから引っかいたりすると頭皮が傷つき、毛根部分の血行障害が起こりやすくなります。いずれにしても、フケがたまると頭皮が発毛しにくい環境になってしまいます。

A.

頭皮の血行を良くするには、マッサージが効果的です。血行が良くなれば、毛乳頭・毛母細胞への栄養補給がスムーズに行われます。マッサージをする場合、爪を立てずに指の腹で揉み込むように行います。頭全体を包み込むように押さえ、適度に力を入れたり抜いたりしながら約5分間ゆっくりとマッサージすると良いでしょう。

A.

主に表皮・真皮・皮下組織の3つに分かれています。毛髪とその3つの皮膚が接している部分を毛包といいます。その毛包の一番下に毛乳頭があり、その周りにある毛母細胞が細胞分裂をして毛髪がつくれられます。毛母細胞はケラチンという皮膚に存在するたんぱく質成分を取り込み毛幹をつくるので、皮膚の一部ともいえます。

よくある質問をもっと見る

RANKINGランキング

最終更新日:

NEW新着

CATEGORYカテゴリ