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【医師解説】女性の白髪対策を専門医が解説!原因を知りシャンプーや食事を見直そう

この記事の監修者

浜中聡子先生

クレアージュ東京 エイジングケアクリニック(旧Dクリニック東京 ウィメンズ) 院長。北里大学医学部卒業。医学博士。
女性ホルモンに着目した丁寧な診察とライフスタイルを含めたアドバイスで、悩める女性たちから高い信頼を得ています。

最近、生え際や分け目に白髪を発見してしまう。このまま白髪が増えてしまったらどうしよう?そんなお悩みをお持ちの30代、40代女性は多いのではないでしょうか。ここでは白髪が生えるメカニズムから白髪が気になり始めた方への対策方法まで、専門医がお答えします!日常生活で気をつけられるポイントをご紹介するのでぜひ参考にしてみてくださいね。

【インタビュアー】

Oさん

年齢:30代(女性)
肌質:乾燥肌
悩み:白髪が目立つようになった。
最近、白髪が増えたような気がして悩んでいるアラサー女子。一度気に入ったヘアスタイルは、なかなか変えないことが多い。2ヶ月に一度ほどのペースでヘアカラーをしている。

白髪ができるメカニズム

髪の毛はメラノサイトという色素細胞の働きによって黒い色がついており、このメラノサイトが何かしらの原因で減少すると、色がつくことなく髪が伸びてしまいます。これが白髪です。つまり「白髪の発生・増加」は「メラノサイトの減少」と言い換えることができます。
例外として、貧血の人、生理の出血量が多い人は鉄分不足により白髪が増える場合もあります。

白髪はなぜ増える?まずは原因を知ろう!

白髪の対策をするためにまず白髪の原因について知っておきましょう!女性の白髪にはさまざまな原因があります。

  • 加齢
  • 食生活の乱れ
  • 飲酒・喫煙
  • 紫外線
  • ストレス
  • 遺伝
  • 妊娠・出産によるホルモンバランスの乱れ
  • 貧血・甲状腺機能低下症などの病気
  • など

原因としてもっとも一般的なのは加齢です。女性特有の原因としては妊娠・出産によるホルモンバランスの乱れが考えられるでしょう。育児による睡眠不足やストレスによって白髪が生えることも。白髪の量は遺伝的要素にも影響されます。
食生活の乱れや過度な飲酒、喫煙による栄養不足、紫外線によるダメージでもメラニン色素の生成は滞り、白髪を引き起こすので日ごろから注意しましょう。

若白髪の原因

年齢が比較的若いのに白髪が増えてきた場合は、遺伝的な要因が強いでしょう。ただし、病気やストレスの影響も考えられます。貧血・甲状腺機能低下症などの病気が原因で白髪が発生している可能性があるので、思い当たること人は、早めに医師の診察を受けましょう。

やはり一番多い原因は加齢ですか…。
できてしまった白髪を黒髪に戻すことはできないのでしょうか…?

白髪を黒髪に戻すことはできる?

現代の医学において、治療によって白髪を黒髪に戻すことはできません
1度生えてしまった白髪の改善は難しいといえるでしょう。
白髪の原因が加齢や遺伝であった場合、その原因そのものを取り除くこともなかなか難しいはずです。白髪に悩まず過ごせるよう、日常生活で工夫したり生活習慣を変えたりすることで対策していきましょう。

生活の質をあげるために前向きに考えていくことが大切です。

白髪を隠す方法3選

まずはすでに生えてしまった白髪への対処方法をご紹介します。白髪は黒く戻ることはないので、上手に隠すことが大切です。白髪の量や生えている場所に応じて自分に合った方法を取り入れましょう。

白髪染めで染める

白髪の量が多く、頭髪全体に白髪が目立つ人におすすめです。
最近はセルフカラー用の薬剤も多数の種類が発売されており、カラーリングと同じように気軽に行えます。セルフで行う場合は薬剤を塗布したあとの放置時間に注意しましょう。
長すぎると髪や頭皮が傷んでしまいます。髪の傷みも同時にケアしたい場合はサロンでの白髪染めがおすすめ。染めるのと同時にトリートメントも可能です。

白髪を切る

白髪の本数が少ない人や髪の内側の目立たない部分に生えてくる人は、白髪を短く切ってしまいましょう。
白髪を指でつまんで、眉カット用等の小さいハサミで根元からカットします。大きいハサミしかない場合は、白髪ではない部分まで切らないよう注意が必要です。また、隠せない部分の白髪を切ってしまうと、新しく生えてきたときに逆に目立つおそれがあるので避けましょう。

分け目を変える

分け目周辺に白髪が目立つ人は分け目を変えることで隠せます。白髪を自然に隠すだけでなく、頭皮の同じ箇所に負担がかかり続けるのを防ぐ効果もあるので、根本的な白髪対策にもつながるでしょう。ヘアスタイルによっては、前髪を下ろしてふわりと立ち上げ、分け目を目立たない形にすることも可能です。ヘアサロンで相談してみましょう。

癖で分かれてしまうので分け目をずっと変えていませんでした。
さっそくサロンに相談してみます!

白髪の対策方法【頭皮ケア編】

白髪は原因によっては髪や頭皮が弱っているサインです。正しいケアを積み重ね、髪や頭皮の健康を守っていきましょう。まずは日頃の頭皮ケアが正しいかチェックしましょう!

シャンプー選びを見直す

シャンプーは汚れを落としながら皮脂を守ってくれるものを選ぶのがよいのですが、髪質や皮脂量は年齢によって変化します。「今の自分」の頭皮に合ったシャンプー選びを心掛けましょう。

洗髪方法を見直す

【正しいシャンプーの方法】

  • ブラッシングで髪や頭皮の汚れをとっておく
  • 予洗いをしっかりと行う
  • シャンプーは手のひらで泡立ててからつける
  • すすぎはシャンプーの倍の時間をかけて行う
  • ドライヤーで頭皮から乾かす

毎日行うシャンプーによる洗髪は髪や頭皮の状態を大きく左右します。方法が間違っていると、頭皮の血行不良や環境悪化を招き、白髪が生えやすい状態になってしまうことも。
シャンプー方法を見直して、頭皮の皮脂汚れをしっかり落としましょう。

頭皮マッサージを行う

【効果的な頭皮マッサージの方法】

  • 頭皮全体を指の腹で軽くほぐす
  • 側頭部から頭頂部を親指以外の4本の指で押す
  • 同様に後頭部から頭頂部を押す
  • 耳の上の付け根から耳たぶ下まで親指で優しくなぞる

頭皮マッサージには血行を促進する効果があります。
頭皮の血行が良くなると髪に必要な栄養が血流に乗って行き届きやすくなるため、メラノサイトの活動が活発に。頭皮は知らず知らずのうちに凝り固まってしまうことが多いので、洗髪時など習慣化しやすいタイミングを決めて、定期的に頭皮マッサージを行いましょう
強く押しすぎたり、爪を立ててマッサージしては逆効果なので、適度な強さで優しく行うことが大切です。

頭皮への負担を減らす

メラノサイトの活動を妨げないためにも、日常的に頭皮へかかる負担を見直し、減らす努力をしましょう。特に紫外線は頭皮の老化を促します。帽子や日傘、UVカットスプレーなどを活用し、紫外線から頭皮を守ってください。
また、髪を束ねる際にきつく縛りすぎるのも頭皮の負担になります。引っ張りすぎないよう注意する、休みの日は縛らないなどの工夫をしましょう。

白髪の対策方法【食事編】

「これを食べれば髪が黒くなる!」という食材はありません。しかし、食事は髪や頭皮の健康をつくる大きな要素です。髪や頭皮に良い栄養素を知って食事を見直してみましょう。

栄養バランスの良い食事を摂る

栄養素 働き
ヨード(ヨウ素) ・甲状腺ホルモンの主原料で、新陳代謝を促す
【食材例】
海藻類(昆布、ワカメ、ひじきなど)、魚介類(イワシ、サバ、カツオなど)
チロシン ・甲状腺ホルモンの主原料で、新陳代謝を促す
・メラニンを合成する
【食材例】
牛乳、チーズ、たらこ、大豆、落花生、アーモンド など
フェニルアラニン ・チロシンの原料となる
【食材例】
大豆製品、小麦粉、卵、チーズ、アーモンド など
パントテン酸 ・皮膚や粘膜の健康維持を助ける
【食材例】
鮭、イワシ、卵、納豆、アボカド など
鉄分 ・全身に酸素を運ぶ赤血球の材料となる
※タンパク質・ビタミンB12・葉酸と摂取することで効果を発揮
【食材例】
カツオ、あさり水煮、牡蠣、納豆、小松菜、ほうれん草、プルーン など
ビタミンB12 ・全身に酸素を運ぶ赤血球の材料となる
※鉄分・葉酸と摂取することで効果を発揮
【食材例】
卵、シジミ、牡蠣、あさり など

髪はタンパク質でできているので、良質なタンパク質をベースに、上記のような栄養素を取ると良いでしょう。一つの食材をだけをたくさん食べるといった偏った食生活は避け、バランスのよい食生活を心がけてください。

サプリメントで必要な栄養を補う

髪によい栄養素のなかには、欠乏しがちなものとそうでないものがあります。例えばヨード(ヨウ素)は海藻類や魚介類から摂取できるため、日本人で不足する人はあまりいません。また、月経がある女性は男性に比べ、鉄分が不足しがちです。どのような栄養素が自分に足りていないかを考え、不足分はサプリメントで補いましょう。ただし、基本は食事から取り入れることが第一です。

鉄分はサプリで補っていましたが、ビタミンB1を含む食材はあまり摂れていないように思います。
これからはバランスよく食べられるよう食生活を見直します!

白髪の対策方法【生活習慣編】

生活習慣の乱れは頭皮の血行不良と栄養不足を招きます。メラノサイトが正常に働く健康的な頭皮をつくるためにも、日ごろの生活習慣を見直していきましょう。

質の良い睡眠をとる

睡眠の質が悪いと自律神経が乱れ、血行不良が引き起こされます。時間の不足はもちろんよくありませんが、睡眠の質も上げることが大切です。
テレビやスマートフォンの画面から発する光は脳を覚醒させるので、寝る前の使用は避けましょう。また、食事は寝る3時間前までにすることで、就寝中に胃腸を休ませることができ、睡眠の質を上げることができます。

適度な運動をする

運動は体内の血行を良くし、ストレス解消にもつながります。頭皮の血行も促進されるので、食事やサプリでとった栄養を髪に届けやすくなるでしょう。負荷が強い運動をたまにやるよりも、毎日軽い運動を行うのが効果的です。

タバコやお酒を控える

タバコに含まれるニコチンには体内の血管を収縮させる作用があるため、喫煙すると血行が悪くなります。また、体内に取り入れたタバコの成分を分解するために髪に必要な栄養素が多く消費されます。飲酒も同様に、アルコールを分解するために髪に必要な栄養素を奪ってしまいます。白髪が気になり始めたらタバコやお酒はしばらく控えましょう

白髪に関する気になる噂Q&A

白髪にまつわる噂について、先生が正しくお答えします!思い込んでいた噂について事実を確認しておきましょう。

Q.20代で白髪は早い…?

A.白髪の主な原因が加齢である以上、確かに20代での白髪は早いですね。ただ、珍しくはありません。若い方の白髪は遺伝のほか、強いストレス、遺伝貧血・甲状腺機能低下症などの原因が考えられます。白髪とともに急激な体調不良を感じる場合はすぐ内科を受診しましょう。

Q.白髪は抜いても良い?

A.これはおすすめしません。白髪に限らず、髪の毛を抜くと毛穴を傷めてしまうおそれがあります。そこから頭皮トラブルにつながったり、健やかな発毛が妨げられてしまうことも考えられるので避けましょう。

Q.白髪染めを使うと白髪は増える?

A.白髪染めを使うと白髪が増えるという事実はありません。ただし、染める回数が過剰に多かったり、規定以上の放置時間をとっている場合、髪が傷むことは避けられません。頭皮にもよい影響はないでしょう。結果的に頭皮や髪の健康が損なわれて白髪が増える可能性があります。
白髪染めは使用方法を正しく守って使用しましょう。

白髪の原因を知り、できる対策から始めよう!

白髪が生えるメカニズム、白髪の原因と対策について浜中先生より解説いただきました。原因の多くは加齢にありますが、間違った頭皮ケア、生活習慣や栄養不足、ストレスや疲労などがダメージとして蓄積されると白髪の原因になる可能性があります。髪と頭皮の健康を守るためにも、正しい頭皮ケアを行い、栄養バランスの取れた食事と正しい生活習慣を心がけましょう。

白髪を黒髪には戻せませんが、工夫しだいで白髪を気にせず生活の質を上げることはできます。また、食事や生活習慣を改めることで白髪だけでなく髪と頭皮全体の健康を守ることができるので日々の対策を積み重ねていきましょう。

白髪が増えて悩んでいましたが、できることからやっていこうと前向きになれました!浜中先生、詳しい解説をありがとうございました!

浜中先生からの
ワンポイントアドバイス

  • 白髪と上手く付き合う方法を自分なりに見つけることが大切!
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