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【医師解説】美髪を育てるホームケアを専門医が解説!パサパサ髪に必要なケアとは?

この記事の監修者

浜中聡子先生

クレアージュ東京 エイジングケアクリニック(旧Dクリニック東京 ウィメンズ) 院長。北里大学医学部卒業。医学博士。
女性ホルモンに着目した丁寧な診察とライフスタイルを含めたアドバイスで、悩める女性たちから高い信頼を得ています。

最近忙しくてサロンでケアする回数が減ってきた…。カラーを繰り返しているけど大丈夫かな…。髪のお手入れについてお悩みの方は多いのではないでしょうか。お手入れしたいけどホームケアで美髪を保つことってできるの?どんな方法が効果的?今回はそんな疑問に専門医がお答えします!ぜひホームケアの参考にご覧ください。

【インタビュアー】

Oさん

年齢:30代(女性)
肌質:乾燥肌
悩み:髪のツヤがなくなり、以前よりパサつきを感じる。
最近、髪のパサつきが気になるアラサー女子。美髪に憧れてトリートメントを行っているが、他に対策方法がないか探し中。

あなたの髪の状態は?美髪チェックリスト

  • つやがある
  • コシがある
  • まとまりやすい
  • 手触りがなめらか
  • うねりがない
  • 絡まっていない

見た目の美しさが美髪の特徴だと思っていましたが、手触りなども美髪の条件なんですね!
髪の内部の健康が美髪につながっているということなんでしょうか?

そのとおりです。健康な髪はキューティクルが整っていて、適度な太さと硬さがある状態です。
この状態の髪は上記のチェックリストに当てはまり、見た目も美しく見えます。

美髪のためのホームケア【ブラッシング】

  • 毛先を中心に丁寧にブラッシングする
  • 根元から頭のカーブに合わせてブラシを通す

ブラッシングをすると、髪の絡まりがなくなりつややかな見た目になるだけでなく、頭皮の血行もよくなります。血流に乗って頭皮に栄養が行き渡ることで、内側から健康的な髪を育てることにつながるでしょう。頭皮や髪を傷つけないように優しく丁寧に行うことが大切です。

◎ブラッシングのポイント
からまった髪は無理やりほぐそうとせず、毛先から丁寧にブラシを入れていきましょう
濡れた状態でのブラッシングはキューティクルがはがれやすいので避けます。逆に乾燥による静電気も髪の毛を傷める原因に。塩化ビニール素材のブラシを避ける、ブラシを軽く濡らして使用するなどして対応しましょう。

美髪のためのホームケア【シャンプー】

清潔な髪を保つために欠かせない毎日のシャンプー。正しい方法できていますか?美髪を保つために効果的なシャンプーの使い方をおさらいしておきましょう。さらにここではシャンプーと一緒に行いたいヘッドマッサージの方法もご紹介します。

シャンプーの効果的な使い方

  • ぬるま湯でしっかり予洗いする
  • 手でよく泡立てたシャンプーで洗髪する
  • 毛の流れに逆らうようにすすぐ

毎日行うシャンプーは美髪を育てる大切なホームケアの1つです。
よいシャンプーを使用していてもシャンプー方法が間違っていると髪や頭皮に悪影響が出てしまいます。正しい方法で清潔な頭皮と髪を保つことが大切です。最後のすすぎまでしっかり丁寧に行ってくださいね。

◎シャンプー時のポイント
爪をたててガリガリ洗うのは厳禁!頭皮を傷付けてしまいます。
シャンプーの原液を泡立てずに直接、頭皮につけるのも刺激や摩擦が発生するので避けましょう。
また、高温すぎるお湯は頭皮や髪の乾燥の原因です。
人肌ほどの35~38℃程度を使用するとよいですね。

ヘッドマッサージの効果的なやり方

① 指の腹で頭皮全体を軽くほぐす

② 後頭部から頭頂部へ頭皮を持ち上げるように指圧する

③ 側頭部から頭頂部へ頭皮を持ち上げるように指圧する

④ こめかみ、生え際から頭頂部へ頭皮を持ち上げるように指圧する

⑤ 頭頂部をやさしく指圧する

⑥ 両方のてのひらを使い側頭部、生え際、頭頂部をハンドプレスする

ヘッドマッサージによって頭皮の血行をよくすると、髪全体へ栄養が行き渡りやすくなります。爪は立てずに指の腹やてのひらを使って行いましょう。マッサージの際は摩擦を避けるためにヘアクリームを使うのもおすすめです。

◎ヘッドマッサージのポイント 一ヵ所につき指圧は3秒ほどでOKです。硬くなりやすい頭頂部は特に念入りに行いましょう強さは心地よいと感じる程度に。強くやりすぎないでくださいね。血流やリンパの流れに沿って行い、血行を促進しましょう。

【タイプ別】おすすめシャンプー剤

頭皮のタイプ おすすめシャンプー剤 使用感
頭皮がパサつく 保湿成分が多く含まれているもの しっとり
頭皮がべたつく 洗浄力のあるもの さっぱり
敏感肌 成分が少なくシンプルなもの しっとり

シャンプーは自分の頭皮のタイプにあったものを選ぶことが大切です。頭皮が健やかに保たれることで美しく健康な髪を育てられます。
頭皮のタイプは基本的に肌タイプと同じなので、自分の肌や頭皮の状態をよく観察して見極めましょう。また、皮脂は加齢により減少するので、状態に合わせて使用するシャンプーは変えていきましょう

美髪のためのホームケア【トリートメント】

髪のホームケアというと真っ先にトリートメントが思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。シャンプーと同様、トリートメントも正しい方法で使用することが大切です。

洗い流すトリートメントの正しい使い方

  • シャンプー後、手で髪をはさむようにして水切りする
  • 傷みやすい毛先を中心に、髪の半分ほどの長さまでつける
  • 手ぐしですくようにして髪の上半分に塗り広げる
  • 温かいお湯で絞ったタオルで髪全体を巻く
  • 少しの時間放置する
  • 髪に柔らかさが残る程度にすすぐ

トリートメントは髪のホームケアとしてポピュラーですが、正しく使わないとかえって頭皮の健康を損ねるおそれがあります。正しい使用方法を守りましょう。

◎洗い流すトリートメント時のポイント
トリートメントはたっぷり使えば使うほどよいというものではありません。自分の髪の量にあった容量を塗りましょう。
放置時間にも気をつけてください。長く置きすぎると頭皮が詰まり、トラブルにつながるおそれがあります。

早く美髪に近づきたくて、使用方法に書いてある頻度以上に使用してしまっていました…。今日から気を付けます!

洗い流さないトリートメントの正しい使い方

  • しっかりタオルドライする
  • 使用法に書かれた適量を手に取る
  • てのひらに広げ、体温で温める
  • 毛先・中間・頭頂部の順に塗り広げる
  • ドライヤーで乾かす

タオルドライはタオルで髪をはさみ水分をとります。水が滴ってはいないけれど髪は濡れた状態を目安に行いましょう。洗い流さないトリートメントには、ドライヤーで乾かす前に使用する商品、ドライヤー後に使用する商品があります。必ず事前に確認しましょう。

◎洗い流さないトリートメント時のポイント
洗い流さないトリートメントも使用量に注意が必要です。つけすぎないように注意しましょう。
また、使用方法に従って、タオルドライ、トリートメント、ドライヤーを正しい順番で行いましょう。

【タイプ別】おすすめトリートメント剤

髪のタイプ おすすめトリートメント剤 使用感
とてもまとまりにくい オイルタイプ しっとり
まとまりにくい 乳液・クリームタイプ しっとり・なめらか
ボリュームがない ミストタイプ さらさら

トリートメントは髪のタイプや使用感で選びましょう。
ただし頭皮に合うかどうかが何より大切です。頭皮がチクチクする、かゆみがあるといった違和感を感じたらすぐに使用を中止してください

美髪のためのホームケア【ヘアドライ】

① しっかりタオルドライする

② 頭皮を乾かすように髪の根元からドライヤーの温風を当てる

③ 9割ほど乾いたら最後は冷風をあて完全に乾かす

ドライヤーの高熱は頭皮や髪にとってよいものではありません。しかし、自然乾燥や生乾きも雑菌繁殖のもとです。できるだけ負担の少ない方法でドライヤーを使用し、手早く乾かしましょう

◎ヘアドライのポイント
同じ場所に2秒以上ドライヤーを当てないようにしましょう。ドライヤーを近づけすぎないことも大切です。
髪の根元から乾かすことを意識して下さい。仕上げを冷風にすると、髪を労わりながら艶出しすることができますよ。

美髪のためのホームケア【紫外線(UV)カット】

紫外線は髪と頭皮の両方に負担をかけます。頭皮を固くし血行不良を引き起こすだけでなく、枝毛、切れ毛、パサつきの直接的な原因になり、美髪が遠のいてしまいます。
直接、髪に紫外線を当てないよう意識しましょう。外出する際は帽子・日傘を使い、髪と頭皮を保護します。髪用のUVスプレーで紫外線をガードするのもおすすめです。
日々の積み重ねでダメージは蓄積していくので、紫外線(UV)対策を習慣化しましょう

◎紫外線(UV)カットのポイント 実は紫外線量は夏だけでなく春先や秋口にも多くなります。真夏でないからといって油断しないこと。特にアウトドアのレジャーなど長時間外にいるときは必ず対策してくださいね。

肌のUV対策と同様に大切ということですね!

美髪のためのホームケア【食生活】

髪によい食べ物があるという話はよく聞くのですが、実際はどうなんでしょうか?食生活で美髪をサポートできることはあるのですか?

これさえ食べておけばOKという万能な食材はありませんが、髪の健康に大切な栄養素はあります。 ご紹介していきますね。

美髪に効果的な栄養素 食材
タンパク質(アミノ酸) 鶏ササミ、豚ロース、豚ヒレ、豚モモ、鶏ムネ、牛モモ、鰹節、しらす干し、かつお、まぐろ、たらこ、卵、牛乳、チーズ、大豆加工品、落花生、アーモンド
亜鉛 牡蠣、カタクチイワシ、しらす干し、かつお節、ウナギ、マサバ、マアジ
ビオチン 乾しいたけ、きくらげ、まいたけ、ひらたけ、えのきだけ、マッシュルーム、ぶなしめじ
ヨード 昆布、ワカメ、ひじき、イワシ、サバ、カツオ
パントテン酸 納豆、サケ、イワシ、卵、アボカド
鉄分 あさり水煮、牡蠣、カツオ、納豆、小松菜、ほうれん草、プルーン
ビタミンB12 シジミ、牡蠣、あさり、卵

髪の主成分はタンパク質(ケラチン)です。健康な髪を育てるに、まず肉、魚、大豆などのタンパク質をしっかり摂りましょう。その上でビタミンやミネラルといった栄養素を摂ると、栄養素の相互作用でそれぞれが体内でしっかり働いてくれます

◎食生活のポイント
大切なことは「バランスのよい食事」を心がけることです。
また、せっかく体内に入った栄養が髪に届く前に失われないよう、タバコやアルコールは控えましょう。タバコやアルコールを摂取すると、せっかく摂った栄養がそれらの分解に消費されてしまいます。

美髪のホームケアは積み重ねが大切!毎日正しい方法で髪を労わろう

美髪のためのホームケアは基本を正しく行うことが大切です。ブラッシング、シャンプー、トリートメント、ヘアドライの方法を今一度見直し、髪やその土台となる頭皮に悪影響なことを行っていないか確認してみてくださいね。
髪は体の健康を表すバロメーターでもあります。健康的な美髪を育てるために、毎日の食生活にも気を使って、健康的な体を目指しましょう。

まず健康的な髪であることが大切です。見た目だけの美しさにとらわれず、できることをコツコツとやっていきましょう。

美しさは健康からやってくるのですね!
浜中先生、ありがとうございました!

浜中先生からの
ワンポイントアドバイス

  • シャンプーケアやドライヤーを正しく使うなど、日々できることの見直しが大切!
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