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女性の髪の毛が細い原因とは?改善策やおすすめの髪型も解説

掲載日:2020.05.01 更新日:2020.05.01

この記事の監修
日本毛髪科学協会 毛髪診断士

日本毛髪科学協会 毛髪診断士

吉田 愛(よしだ あい)

2015年アンファー株式会社入社。スカルプDのマーケティング、経営企画を経験。
2019年から商品開発に従事し、スカルプD ボーテブランドの商品開発責任者を担当。

髪の毛が細いと、髪型も決まりにくく、将来薄毛になるのでは?と心配ですよね。髪の毛が細いと悩んでいる女性も、原因を知ることで改善できるかもしれません。そこで今回は、太い髪にする方法をご紹介します。また、髪が細い人でも決まるヘアスタイルやセット方法をご紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね。

本当に髪の毛は細い?薄毛との関係性も解説

平均的な髪の太さ

日本人の平均的な髪の太さは0.08mmで、ほとんどの場合、0.05mm~0.15mm程度の太さといわれています。欧米人は日本人より細いことが多く、平均は0.05mmです。

日本人で、一般的に髪が細いとされるのは0.06mm以下とされています。

髪が細い・柔らかいと薄毛になる?

髪が細く柔らかいことで、将来薄毛になりやすいのでは?と不安に感じている人もいるでしょう。髪が細いと必ず薄毛になる、という直接的な関係はないので安心してください。

ただし、細い毛であればあるほど髪の毛が絡まりやすく、それが原因で抜けることも多くなります。細い目のクシなどを用いると髪がすぐ絡まってしまい、ほぐすのに時間がかかるといった経験はありませんか。絡まった髪は、引っ張り合うことで毛根に負担をかけることもありますし、ほぐす時の外的刺激で抜けることもあります。細い髪の毛であれば、なるべく絡まないよう気を付けるとよいでしょう。

また、生活習慣などが原因で髪が細くなっている場合、悪化すると薄毛に繋がる可能性も考えられます。次項で確認していきましょう。

女性の髪が細くなる原因

女性の髪が細くなる原因として、一般的に以下のようなものがあります。

  • 遺伝
  • ホルモンバランス
  • ストレス
  • 食生活や生活習慣の乱れ
  • 加齢
  • など

遺伝

生まれつきの体質として、髪の毛が細いことがあります。父親や母親、家族全員髪の毛が細いなどの場合は、遺伝的に細くなると考えることもできるでしょう。

ホルモンバランス

女性ホルモンのひとつであるエストロゲンの分泌量は、髪の毛を生やし伸ばす髪の成長期に大きな関わりがあります。加齢やダイエット、妊娠、出産などでホルモンバランスが乱れると、エストロゲンの分泌量が減り、髪が細くなってしまうことがあります。

ストレス

強いストレスを受けたり、継続的にストレスを感じたりすることで自律神経のバランスが崩れヘアサイクルに乱れが生じ、成長期に健康的な髪を育てられなくなる恐れがあります。また血流も悪化してしまうことから、髪に必要な栄養が行き届かず髪が細くなってしまうことも考えられます。

食生活や生活習慣の乱れ

日々摂取した栄養から髪は作られています。栄養不足となれば、髪は健康的な太さで育たず、細くなってしまうことも考えられます。またアルコールは摂取しすぎると、分解するためにビタミンB1を大量に消費してしまうため、髪にその分の栄養が行き渡りません。ビタミンB1が不足すると、代謝低下を引き起こす可能性もあり、髪はもちろん体全体にも良くないでしょう。

睡眠は、体を修復する作用のある成長ホルモンが分泌される大切な時間です。睡眠不足や、寝ていても質が悪いと成長ホルモンの分泌が減り、健康で太い髪を成長させにくくなってしまうことがあります。

加齢

加齢により、髪の毛が細くなるのは老化現象のひとつです。女性の場合は、加齢による女性ホルモンのエストロゲンの分泌量の減少も大きく関係しています。

髪を太くする方法

髪を太くするにはさまざまな方法がありますが、以下をおすすめの方法としてご紹介します。

  • シャンプーの仕方や選び方を見直す
  • 髪に良い食べ物や栄養を摂取する
  • 頭皮マッサージなどで血行促進
  • 生活習慣を整える
  • 育毛剤を使う
  • など

シャンプーの仕方や選び方を見直す

細い髪の人は、ハリとコシを与えてくれるシャンプーやトリートメントを選ぶことで絡まりにくくなり、毛根に負担をかけることが少なくなるでしょう。洗髪前に、あらかじめ毛先からブラッシングをして、髪の絡みを取っておくことも大切です。

髪に良い食べ物や栄養を摂取する

髪が細いということは、髪が必要としている栄養素が不足している可能性があります。太く健康的な髪を生やし育てるために、髪に良い食べ物を食べ、栄養をしっかり頭皮に届けましょう。

髪の成長に必要な栄養素としては、亜鉛やビタミン類があります。亜鉛はうなぎや牡蠣、牛乳や大豆などに含まれます。牛乳や大豆であれば、毎日の食卓に組み込みやすいでしょう。ただし体内への吸収率が高くないことから、サプリで補助的に摂ることも検討してみてください。

また、ビタミン類の中でも、特にビタミンB2、B6、Eを意識的に摂ることがおすすめです。ビタミンB2はレバーや大豆製品、乳製品を始め、明太子やいくら、たらこなど魚介の卵に多く含まれています。ビタミンB6はカツオ、マグロなどの魚や肉に含まれています。バナナも比較的多く含まれているため、朝食や間食に食べるのもよいでしょう。

ビタミンEはアーモンドなどのナッツ類に含まれていますから、おやつにナッツ類を取り入れてみるものよいですね。

頭皮マッサージなどで血行促進

頭皮を直接マッサージすることで、血行を促進させ髪に栄養を届けることが期待できます。可能であれば、朝の洗顔後とシャンプーをしている時、そして就寝時と1日3回行うとよいでしょう。

自分でできる、頭皮マッサージの仕方をご紹介します。

まず耳の真上に人差し指と中指、薬指の腹を当て頭皮を動かすように上下に動かします。 少しずつ上にずらしながら頭頂部に進みましょう。次に額の生え際の中心部から外側へと、指をずらしながらこめかみまでマッサージします。最後に両手の手のひらで頭皮を包み、まんべんなく全体的に動かすようにします。

1回あたり3分程度でできますので、習慣にするとよいでしょう

生活習慣を整える

睡眠や運動不足、ストレスなど生活習慣が良くないことで、髪にも悪影響を与えることがあります。睡眠中は、体を成長させ修復する成長ホルモンが分泌されます。充分な睡眠時間の確保はもちろん、質を向上させるよう心がけましょう。

また、運動不足は血行を悪くさせ、栄養が頭皮まで行き届かなくなることにつながる可能性もあります。毎日、ウォーキングやジョギングなどが出来ればよいですが、忙しく時間が取れないという場合には、なるべく歩くようにする、階段を使うなど出来ることから生活に取り入れるようにしましょう。

女性の髪は、ホルモンバランスとも大きな関わりがあります。髪を健康的に成長させるには女性ホルモンであるエストロゲンが充分に分泌されるとよいのですが、加齢やストレス、自律神経の乱れなどで、エストロゲンの分泌が減少してしまうことがあります。ストレスや自律神経の乱れは、リラックスする時間を取ることや、運動などで改善するとよいでしょう。

育毛剤を使う

太く抜けにくい髪を育てたいと思うのであれば、育毛剤を使うのも有効でしょう。育毛剤の有効成分として認められている「エチニルエストラジオール」は、女性ホルモン成分です。育毛剤は男性向けのイメージが強いかもしれませんが、このような成分を含む女性向けにつくられた商品もあります。また、豆乳発酵液などのうるおい成分が配合された育毛剤は、乾燥しがちな頭皮の環境を整え、健康な髪を育むことが期待できます。

細い髪の毛をカバーする髪型やセット・ブローのポイント

細い髪の毛でも、セットの仕方やヘアスタイルでふんわりとした髪型にすることができます。ボリュームアップのポイントをみていきましょう。

髪が細い女性におすすめの髪型

髪が細い女性はボリュームが出しにくいため、ショートヘアにするのがおすすめです。髪が短いと、重力によって引っ張られることも減り、ふわっとした女性らしいボリュームを出すことができますよ。

セットやブロー時のポイント

ドライヤーを使って髪を持ちあげるように乾かすと、ふんわりとボリュームを出すことができます。髪の上からただドライヤーの風を当ててしまうと、ボリュームのないペタンとした仕上がりになってしまいますから、注意しましょう

髪の毛が細くなる原因を知り、改善しましょう

髪の毛が細いと悩んでいる人に、原因と改善方法を解説しました。ご自分の原因がどれにあたるのか、食事や睡眠、運動など思い当たることはないか確認してみてください。生活習慣の改善や、育毛剤の使用など出来ることから行動を起こしてみてはいかがでしょうか。

また細い髪で、ヘアスタイルにボリュームがないという方は、ショートヘアにしてドライヤーでボリュームが出やすいようセットすることをおすすめします。

この記事の監修
日本毛髪科学協会 毛髪診断士

日本毛髪科学協会 毛髪診断士

吉田 愛(よしだ あい)

2015年アンファー株式会社入社。スカルプDのマーケティング、経営企画を経験。
2019年から商品開発に従事し、スカルプD ボーテブランドの商品開発責任者を担当。

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FAQ記事

よくある質問

A.

女性の薄毛の原因はさまざまですが、主に加齢・女性ホルモンの減少・ストレス・副腎皮質ホルモンの減少などが挙げられます。いくつかの原因が重なって薄毛の症状が見られる場合もあります。女性の薄毛の場合は、ホルモンバランスの変化による脱毛も多いです。まず、病院で原因を詳しく調べてもらう事が、薄毛の原因を知るためには大切です。

A.

髪の毛はもともとケラチンとたんぱく質から成ります。過度のダイエットにより、毛や爪など皮膚の最外層を形成している角層の合成に不可欠な微量金属の、腸からの吸収ができなくなります。そうすると、毛は伸びない、爪も伸びず、薄くやわらかくなります。皮膚もカサカサになって、輝きがなくなります。上記のように、過度のダイエットで体内だけでなく髪にも栄養が行き渡らなくなり、その結果として抜け毛がおこり、髪が細くなる(薄毛になる)といった症状が現れる場合があります。

A.

妊娠中は出産準備のために分泌される女性ホルモンの影響で、成長期が終わるはずの髪の毛の寿命が長くなり、抜け毛が少なくなります。しかし、出産後はホルモンのバランスが急激に通常の状態に戻ります。そのため、寿命が延長されていた毛髪が突然休止期に入ることにより、一時的に抜け毛が多くなります。これは出産後約6ヶ月を過ぎると、徐々に回復していくようになります。

A.

遺伝的要素は誰にでもあります。実際に「薄毛」が遺伝するのではなく、「薄毛」になりやすい体質が遺伝し、その家系の生活習慣などが遺伝的要素として影響する(薄毛になる)と言われています。

A.

現在のところ円形脱毛症の原因ははっきりとしていません。原因としては、「自己免疫疾患」、「精神的ストレス」、「内分泌異常」、「遺伝的素因」等が考えられます。「自己免疫疾患」という説が有力ですが、精神的ストレスがきっかけの誘因になるのかもしれません。自己免疫は、外部からの侵入物を攻撃することにより、私達の身体を守っています。自己免疫疾患では、この免疫機能に何らかの異常が生じ、自己反応性の細胞や抗体が出現してきます。円形脱毛症においては、Tリンパ球が毛根を外敵と間違えて誤った攻撃命令を出すことによって起きるとされています。「T リンパ球」とは、体の中に侵入してきた有害な細菌やウィルスといった外敵を身体の細胞と区別して命令を出す細胞です。一度攻撃が始まってしまうと、多くの Tリンパ球が毛根に集まり激しい攻撃を繰り広げます。そのため毛根が破壊され、正常で元気な女性の髪の毛でさえ、突然抜け落ちてしまいます。

A.

育毛剤の使用や、パーマでボリュームを出したり、カラーリングなどで目立たなくする事は可能です。薄毛の場合は原因にもよりますが、加齢によるものや、ホルモンバランスの変化などは、円形脱毛症とは違いますから自然と治る事はまず無いと考えて、専門医師の受診をお勧めします。

A.

筋肉が凝って硬くなると、周辺の血液の流れが悪くなり髪に必要な栄養分がきちんと行き渡らなくなります。その結果、血行不良を起こし、薄毛や抜け毛をまねきますので軽い運動やストレッチで血行を良くするように心がけましょう。

A.

まずは加齢現象の一つと思ってください。髪の毛は毛球のなかにある毛乳頭細胞でつくられています。そのなかには髪の毛の色を決める色素細胞が含まれています。この色素細胞でつくられたメラニン色素が、毛の中に送り込まれ髪の毛に色がつきます。ところが、色素細胞の加齢現象により機能が低下し時には消失してしまいます。そうすると色素を持たない髪の毛が白髪になると言われています。

A.

パーマ、カラーリングともに、いくら技術が進歩したとはいえ髪にダメージを与えます。そして抜け毛の原因となるのが、パーマ液や毛染め剤が頭皮にもたらす影響です。髪の傷み自体は抜け毛の直接の原因にはなりませんが、痛んだ頭皮が髪に悪影響を与え、抜け毛の原因につながることがあります。

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