シャンプーで頭皮湿疹を予防することができますか?

適切なシャンプー方法で頭皮をケアすれば、頭皮湿疹のリスクを減らすことができます


頭皮湿疹とは、頭皮にできた湿疹一般のことを言い、そこには原因により様々な疾患か含まれます。

症状としては、かゆみ、赤み、フケ、においがある場合が多いですが、症状がないということもあります。

主な原因として挙げられるのは、頭皮の皮脂分泌の過剰、乾燥、アレルギーなどです。

頭皮湿疹を予防するためには、頭皮を清潔にすることと、肌本来のバリア機能を正常にすることが必要、と言われています。

日頃からより良いシャンプー方法を実践し、頭皮を清潔で健康な状態に保ちましょう。

頭皮湿疹の原因として考えられる皮膚疾患は主に4つあります

頭皮湿疹ができる原因には、以下のようなものがあります。

  • 脂漏性皮膚炎

    皮脂分泌が多い頭部や顔に、赤くかさぶたのようなものができたり、フケのような付着物ができたりといった症状がある皮膚炎です。

    かゆみは、ひどい人も全くない人もいます。

    この症状は、細胞膜に存在するMincleというタンパク質が、皮膚常在菌のマラセチアだけを感知することで炎症が引き起こされるものです。

    生後1か月と思春期以後に起こりますが、高齢者はTゾーンに出現して冬にひどくなります。

    症状が進むと、胸、わきの下などに発症することもあり、治療を中断すると再発しやすい病気です。

  • 皮脂欠乏症(乾皮症)

    皮脂欠乏症は、皮脂の分泌が減少して乾燥、バリア機能が損なわれガサガサした状態を言い、頭皮以外にも体中どこでも、特に四肢の肘・膝など体の外側に、起こります。

    先天的なものもあれば、アトピー性皮膚炎に合併したもの、クリーム基材によるもの、老化によるもの、いろいろあります。

    似た名称で、皮脂欠乏性皮膚炎というと、こちらは辞書的には、別名:老人性乾皮症 で、高齢者にみられるものを言い、冬に主に四肢が乾燥して温まるとかゆくなり、掻きこぼして湿疹になる病気です。

  • アトピー性皮膚炎

    生後2~6か月頃から顔に湿潤性湿疹ができ、次第に体全体に広がるもので、かゆみがひどいことで知られます。

    家族歴・既往歴に、喘息やアレルギー鼻炎などのアトピー疾患があることが多く、症状は年齢とともに変化します。

    成人に移行したものは重症で、原因は様々に考えられています。

    肌のバリア機能が弱くなってしまうので、あらゆる刺激によって悪化することがあります。

  • 接触性皮膚炎

    外部からの接触源が作用した場所に限局して起こる皮膚炎で、皮膚の病気としては最も多く発生するものの一つです。

    一次刺激性とアレルギー性とに分けられます。

    強酸、強アルカリなど誰にでも皮膚炎を起こしうる物質によるものが「一次刺激性」で、特に、「刺激性皮膚炎」と呼びます。

    「アレルギー性」は、その物質に対して過敏になった個人にだけ起こるもので、「アレルギー性皮膚炎」の原因物質としては、金属、漆、皮革、医薬品、化粧品、白髪染め、防腐剤などが代表的なものとなります。

頭皮湿疹を防ぐためには、頭皮を清潔にし、バリア機能を正常化させることが大切です


頭皮湿疹予防のためには、2つのポイントを抑えましょう。

1つめは、頭皮を清潔に保つこと、2つめは、頭皮のバリア機能がきちんと働くようにすることです。

この2つを実現するためには、シャンプー選びと使い方が重要になります。

シャンプー選びのポイント

  • 洗浄力が強すぎないものを選ぶ
  • 保湿成分の入っているシャンプーを選ぶ

洗浄力が強すぎるシャンプーを使うと、頭皮の汚れはよく落ちますが、必要な皮脂や潤いまで奪い、肌のもつバリア機能が損なわれることもあります。

すると外部刺激により、湿疹ができやすい状態になってしまうので要注意です。

シャンプー自体に潤い成分が入っていると、頭皮の乾燥を軽減してくれる可能性があります。

シャンプーの使い方のポイント

  • シャンプーの頻度は1日1回
  • シャンプーはしっかり泡立てる
  • ゴシゴシと力を入れてこすらない
  • 時間をかけてしっかりとすすぐ

洗いすぎは頭皮の乾燥やバリア機能の低下を招くので、1日1回までにしましょう。

頭皮は泡で優しく包み込むように洗います。

すすぎはしっかりと行い、シャンプーの成分や汚れをしっかり流しましょう。

汚れやシャンプーの成分が残ってしまうと、湿疹を引き起こす可能性があるので注意しましょう。

頭皮湿疹ができてしまったら?

頭皮湿疹は、毎日のシャンプーで、ある程度、防ぐことができると言えますが、完璧に予防ができるわけではありません。

なぜなら、頭皮湿疹の原因は、アトピー性皮膚炎のような先天的であるものや、アレルギー性皮膚炎のような外部刺激によるものがあるため、シャンプーだけで予防・対策をしようとすることには無理があるのです。

そのため、頭皮湿疹ができてしまった場合は、セルフケアにこだわるのはやめて、速やかに皮膚科を受診するようにしましょう。

頭皮湿疹が軽いうちに適切な治療ができれば、早く治る可能性があります。

反対に、そのまま放置していると、症状は悪化し、強いかゆみやフケの増加、その上、育毛が阻害されて抜け毛の増加や薄毛になる可能性もあります。

繰り返しになりますが、頭皮湿疹ができてしまったら、必ず、医師に相談しましょう。

(まとめ)シャンプーで頭皮湿疹を予防することができますか?

1. 正しいシャンプー方法で頭皮をケアすれば、頭皮湿疹のリスクを減らすことができます

頭皮湿疹は、頭皮の皮脂分泌の過剰、乾燥、アレルギーなどによって起こることが多い湿疹一般のことを言います。

かゆみなどの症状がある場合が多いですが、症状がないということもあります。

予防するためには、頭皮を清潔に保ち、肌のバリア機能を正常化することが大切です。

2. 頭皮湿疹の原因として考えられる皮膚疾患は主に4つあります

頭皮湿疹ができる原因の主なものは、脂漏性皮膚炎、皮脂欠乏症(乾皮症)、アトピー性皮膚炎、接触性皮膚炎の4つです。

アトピー性皮膚炎は、家族歴・既往歴があることが多く、症状は年齢とともに変化します。

アレルギー性皮膚炎は、接触性皮膚炎の一つで、原因物質が作用した場所に起こります。

3. 頭皮湿疹を防ぐためには、頭皮を清潔にし、バリア機能を正常化させることが大切です

頭皮湿疹を予防するためには、頭皮を清潔に保つことと、肌のバリア機能を正常に働かせることが大切です。

洗浄力、外部刺激、潤い成分に気をつけてシャンプーを選び、包み込むように洗ってしっかりすすぐシャンプー法により、頭皮の健康を守りましょう。

4. 頭皮湿疹ができてしまったら?

頭皮湿疹は、様々な要因によって起こるため、シャンプーだけで予防・対策をしようとすることには無理があります。

そのため、頭皮湿疹ができてしまったなら、むやみにセルフケアを続けるのではなく、必ず、医師に相談し、適切な治療を受けましょう。

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