毛髪を構成する間充物質ってどんなもの?

間充物質は、毛髪内部のコルテックス(皮質)に存在する物質です


間充物質は、毛髪内部にある組織で髪の9割を占めるコルテックス(皮質)内に存在する物質です。

コルティックス細胞内のマクロフィブリル間を埋めているのが間充物質で、髪の弾力やツヤなどを与えています。

化学反応を受けやすく、パーマなどの薬剤に作用しやすい性質があります。

間充物質には2種類あって、それぞれ性質が異なります

そもそも毛髪は髪の中心を通るメデュラ(髄質)、周りを取り囲むコルティックス(皮質)、髪の表面を覆うキューティクル(毛小皮)の3層構造になっています。

そのうちの、コルティックス内には、コルティックス細胞で構成されています。

1つのコルティックス細胞内には、髪の色を決定するメラニンと硬い繊維状のケラチンというたんぱく質が多数集まった髪を形作る物質、マクロフィブリルが存在します。

このマクロフィブリル同士をつなぎ、隙間を埋めているのが間充物質であり、1つのコルティックス細胞内で約6割を占めています。

間充物質は、2種類あって1つは1つのマクロフィブリル内で、フィブリル同士をつなぐ作用もあるマトリックスタンパクと呼ばれる物質です。

もう一つは、先述したマクロフィブリル間の隙間を埋めるもので、非ケラチンタンパクと呼ばれる物質で、その名の通りケラチンを含有せず水になじみやすい性質があります。

間充物質は、硬い繊維状のケラチンであるフィブリルよりも軟らかくて滑らかな性質があります。

また薬剤の影響を受けやすい特徴があるため、毛髪の中でもパーマやカラーリングなどの薬液に反応しやすい部位だと言えます。

間充物質が減ると、毛髪のしなやかさが失われます


毛髪のコルテックスに含まれる間充物質には、毛髪を潤して水分を閉じ込め毛髪に弾力やしなやかさ、ハリなどを与える作用があります。

そのため、間充物質は軟らかくて結晶化していないので流失しやすい性質があります。

間充物質が減ると髪は潤いやハリ、弾力を失い、パサついたりごわごわしてまとまりにくくなります。

また、髪が摩擦などでからまりやすくなり、ブラシや指通りも悪くなり髪をとかすと抜け毛が増える恐れがあります。

更に、間充物質は化学反応に敏感であり、パーマ液の薬剤の作用をダイレクトに受けて移動することでパーマがかかります。

また、カラーリング剤を取り込んで染料を内部に閉じ込める作用があるため、髪を染まりやすくする性質もあります。

しかし、間充物質が減るとパーマがかかりにくくなったり、カラーリングしても思うように髪が染まらない、染まっても色が落ちやすいといったトラブルが起こるリスクが高まります。

間充物質は乾燥や紫外線、間違ったヘアケアなどが原因で流出します

毛髪の表面を覆うキューティクルは5、6枚が毛根から上に向かてタケノコの皮にように重なった状態になって髪の保護しています。

このキューティクルは、内部のコルティックスを外の衝撃や刺激から守る役割を担っています。

キューティクルでしっかり髪の表面が覆われているうちは、内部の物質が流出することはありません。

しかしキューティクルが剥がれ落ちると、中の間充物質が流出してどんどん減ってしまいます。

キューティクルはパーマ液やカラー剤などの薬剤の影響で剥がれたり、紫外線をたっぷり浴びることで、キューティクルが破壊されて間充物質が流れ出る原因となります。

更に、アイロンの熱風を髪に当て続けたり、ヘアアイロンを頻繁に使用することで熱により髪のケラチンが変性し、間充物質が固まってしまい、髪の潤いやハリが失われる原因となります。

他にも髪の絡まりをほどかないで強引にブラッシングしたり、頻繁にブラッシングをすると、髪に負担がかかりキューティクルを破損させることにもつながります。

また、髪をカットするとコルテックスやメデュラまでむき出しになるので、間充物質に流出を招きます。

(まとめ)毛髪を構成する間充物質ってどんなもの?

1.間充物質は、毛髪内部のコルテックス(皮質)に存在します

間充物質は、毛髪内部のコルテックス内で、マクロフィブリル同士を接着させる役割を担っています。

軟らかくて水になじみやすい性質の間充物質は、保水力があって髪に潤いや、しなやかさをもたらします。

2.間充物質には2種類あって、それぞれ性質が異なります

間充物質は、2種類あって性質などが異なります。

一つはコルテックス細胞内でマクロフィブリル間をつなぐ、ケラチンを含有しない親水性の非ケラチンタンパクです。

もう一つは、マクロフィブリル内でフィブリル同士をつなぐマトリックスタンパクです。

3.間充物質が減ると、毛髪のしなやかさが失われます

間充物質は軟らかくて、結晶化してないので流出しやすいとされています。

間充物質が減ると、髪の潤いやしなやかさ、ハリなどが失われてぱさつきなどが気になり始め、少しの摩擦でも髪が抜けたり、途中で切れるなどの髪が傷むリスクが高まります。

4.間充物質は乾燥や紫外線、間違ったヘアケアなどが原因で流出します

間充物質は、髪の表面を覆うキューティクルによって流出しないように保護されています。

しかし、パーマやカラー薬剤、紫外線などでキューティクルが剥がれたり、ドライヤーやヘアアイロンの熱でキューティクルが破壊されると流出する原因となります。

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